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京都の大学生の遊び方。京都の印象も含めて。

同志社大学に入学し、京都で下宿するようになって3年。京都への印象は良くも悪くも随分変わった。

下宿するまでの印象

下宿する以前は、京都=観光地だと思っていたから、行ったらとりあえずお寺や庭を拝観して、抹茶とおばんざい、カフェを巡らなきゃという謎の義務感があった。それが「京都の楽しみ方」だと思っていたから。

それと、京都駅のバスターミナルから普段は全然乗らないバス乗って、大勢の観光客に押しつぶされて揺られていた車内。へとへとになるまで人混みを歩いて1日かけて散策するのが京都だと思っていた。

さらに、東西南北に真っ直ぐ伸びた「通り」は、どこも似ているから今自分がどこにいるのかよく分からない。目的地への行き方(バス)しか気にしてないから、何回行っても覚えられなかった。

住んでから変わったこと

でも、京都市内が自分の生活圏内になって、京都で1番栄えている四条や河原町辺りが庭になったことで見えてくる風景が180度変わった。

まず、観光地に希少価値はなくなって、たまに行く遊び場になった。大抵の京都の大学生は嵐山に3回以上は行く(新歓やデートに最適。あと京都は遊ぶ所がないせい!)。お金のかかる寺にはほとんど行かない。行ってもライトアップの期間だ。特に秋の清水寺の夜間ライトアップの期間は、みんなこぞってInstagramのストーリーに投稿する。

私が京都の中心に住んでいることもあって、大抵の観光地はバス1本(230円) で行けちゃうし、なんなら自転車で行けるようになった。そうするとどうだろう、身近すぎて逆に行かないし、行ったとしても散歩みたいな気分になってしまうのだ。

じゃあ、どこへ遊びに行くのかって?ん〜四条か河原町かな。遊ぶというより、買い物や飲みのために行くことが多くて、大学生で溢れている。買い物と言っても、ファッションビルなんてほんとに限られてるから、ちゃんと買い物したかったら大阪に出るしかない。メンズのアパレルショップはほとんどない。

友達に聞くとみんな同じことを言う。観光で来るには十分だけど遊ぶところは少ないと。

次に、有名な鴨川について。同志社に近い鴨川は散歩コースになる。2回生の頃は友達とランニングしていた。鴨川デルタは、夏になるとみんな花火をするのにちょうど良い場所になるし、大文字焼きの時は観光客で芋洗い状態だ。

鴨川関連でに言うと、同志社生は鴨川の東に行くことが少ない。なぜなら、鴨川を挟んで西が同志社エリアで東は京大エリアだから。あと、は鴨川の東は空気感が違うんだよなあ。京大エリアはなんだか近づきがたい。

「鴨川に座ってるカップルは等間隔に並ぶ」っていうのは知ってるかな?あれは本当。大学生は鴨川で座って話すのを「かもチル」と呼ぶ。鴨川でチルするの略ね。

カップルが等間隔に並ぶのは四条の辺りの鴨川だけの話。案外恥ずかしいんだよね、あれ笑。

あと、なんかあるかな。あー地理感覚が身について、通りの名前がだいたい分かる(人による)し、碁盤の目の京都は逆に住むのには便利だと思うになった。大阪や東京は難しくて駅で迷子だけど。
大抵どこでもバスが通っているから交通の便には困らないね。

最後にご飯の話。いわゆる京都らしい抹茶やおばんざいは全然食べない。定食とかはあるけどさ。京都はカフェが多いから、カフェ開拓に勤しむ大学生が続出する。お金がいくらあっても足りないぐらいカフェが多い。

あと、スタバも死ぬほど多い。烏丸通りと四条通りが結構大きい通りなんだけど、近くに何件あるんだよってぐらいスタバだらけ。そして、友達にスタバ店員も多い笑。

こんな感じで、京都の印象は住んだことでガラッと変わった。もちろん、大学生のうちに住むのと、隠居して住むのとでは全く印象が違うだろうけど、郷に行ったことでここまで感覚が変わるとは思わなかった。

みんなも京都に住んで変化を感じてみない?

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