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20期が終了し、そして21期へ

約半年ぶりのnoteの更新です。4月7日の非常事態宣言以降、会社としても本当に大変な時期が続き(今も続いていますが)、決断決断の連続でした。当然全員にとって幸せな決断ではなく、痛みが伴う決断もありました。そうした中、全員でなんとか乗り切って9月末を持って20期が終了し、10月1日より21期がスタートしています。

20期は正直今までの経営者人生の中で最も多くの失敗を経験し、多くの反省をし、多くの方々に迷惑をかけた1年となりました。そして今までの20年間の中で最も悩み苦しんだ1年となりました。ただその結果として、自分の中で今まで意思決定ができていなかったモヤッとした経営のイシューに対しても決断することができ、21期を迎えることが出来たことは不幸中の幸いだと思います。こういった公衆の面前で書けることは少なく、読者の皆さんにはいまいち分かりづらい内容になっているかもしれません。時が過ぎ落ち着いたら本でも出そうかな(笑)と思うぐらい本当に濃い1年でした。

我々は2010年当時、社員100人程度で売上20億、拠点は東京だけでした。これが昨年2019年の決算では社員は3000人を超え、売上は500億を超え、拠点は100を超えました。1サービスが大きく当たったことによって業績が急激に伸びたわけではなく既存事業の底堅い成長と、複数の新規事業成長がこの成長を支えていきました。かつ旧来の人材ビジネスだけではなくHR techといわれる事業(Jinjerをはじめ複数のプロダクト)も育ってきました。

ただ伴って事業が急激に成長する中、バランスが取れず(どこの成長企業も通る道だと思いますが)、様々な問題が露見するという状況もありました。今年1月からCFOとして来ていただいている桑内を中心にあるべき状態に治して頂いているところですがこれも全てバランスを崩してしまっていた経営者である私の責任であり、私の能力不足だなと痛切に感じています。私自身の重要な役割としてこちらもあるべき姿を創り上げます。

21期を迎えるにあたって、事業執行を完全に外し、経営に集中する体制を取ります。改めてより俯瞰的に「気になること」「リスクと思われること」「早めに摘んでおいたほうが良い芽」といった経営者としての感度をより高め、安心して経営ができる体制を創り上げ、その上で業績向上に繋がる様々な打ち手をしていこうと決めています。幸い弊社には優秀な経営者、事業家、ビジネスパーソンが沢山います。20年間という歴史の中で培われた文化もあります。今期はこの文化を更に言語化する1年にしていきたいと思っていますし、そうすることでより一層の飛躍が遂げられるはずだと確信しています。

前期までは毎週社員向けにメッセージを送っていましたが、今期からは社員向けのメッセージは廃止とし、こちらのnoteとTwitter、たまにFacebookでの情報発信とすることに変えました。細々と毎週書いていきますので是非覗いてみて下さい。

本日、明日とお休みを頂いて、10年ぶりの一人旅。一度行ってみたいと思っていた場所に朝6時15分の新幹線に乗って到着は午後。21期のスタート。私のビジネスキャリア10年を一括とすると、3シーズン目に入ります。改めてこれからの10年間、社会に爪痕を残せるよう、社会課題を解決する会社へと成長できるよう、弊社を選んでいただいたお客様に喜んで頂けるようになるためには全社員がビジネスパーソンとしてより社会に価値発揮できる人材へと成長をし続けなければいけません。その代表的な一人が経営者である私です。久しぶりに自身と向き合い、整えてきます。


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