エルバート・ノワール(うちの子)


profile

固有能力:「奪取」
(指定したものを奪い取る。)

好きなもの:唐揚げ(鶏もも)・煙草・物の修繕
苦手なもの:カエル・スイーツ類・化粧の濃い人

盗めるものは非常に幅広く、
物質どころか能力や概念にまで手を出せる。

能力や概念は一時的に魔石化し、元に戻せば魔石化が解除される

チームIFの副リーダーである男性。
チーム「ブラックスター」だった時からいる古参。

ロボットではなく、機械仕掛けの人形の体に魂を宿して生きている。
半妖で、強大な魔物の血を引いている。

ノワール三兄弟の次男。
年齢は30代前期。一人称は「俺」
基本的になぜか常に苛立っており、口調は荒い。
でも面倒見が良く、真面目で仁義を重んじる任侠的な性格。

一応、創作ではトップクラスのハンサムで、口調は粗暴だが素行は案外紳士的な面がある。

割と肉好きである。
普段から自炊していて、外食は控えている。

酒は何を飲んでも全く酔わない体質で、いくらでも飲める。
でもガブ飲みより風味とかを楽しむタイプ。
異常に酔いやすいラルスの事を考えて、ノンアルコールカクテルの勉強中。

ある事からスイーツに対しては嫌悪感を抱いている。

エリアBの生まれで路地裏育ち。
3人が生まれてすぐに親を亡くし、兄弟共々ベルルに育てられた。

一時期エリアBの自警団に務めたことがあり、結構顔が広い。
ジェンナーとは大学時代の同級生で親友。
ライドとヒュージは同大学の後輩。

ルーベンとは大学が異なるが、10年くらいの付き合いがある。
ルーベンに関しては家庭の悲惨な事情もあってか、近所のお兄さんとしてよく面倒を見ていた。
その為、エル兄とよく呼ばれる。


基本的に機械の体を隠すためにジャケットやコートを羽織る。
基本的に服装はトレンチコート。
普段着は白シャツにネイビーブレザー、チノパンといった所謂アメトラ系を好む。

顔つきが兄のレイチェルとよく似ているので勘違いされやすいが、エルバートは三白眼が特徴で、髪の分け方が逆。

元々は義勇軍の技術チーム「フリント」の所属。
リアからスカウトはされたが、一通りの試験を済ませてから入隊した。


戦闘能力

相方を守りつつ、敵の弱点を看破して弱体化、相方の攻撃支援をするといった、サポートに徹したスタイルを貫く。

どの銃も簡単に使う上に、どんな大口径でも反動が殆どない位には体幹がしっかりしている。
また、素手でも割と戦える方で、硬い体を活かして大ダメージを与えられる。

魔導士としてはS級で、ほぼ全ての上級魔法と専用の水魔法が使える。

群青色の刃

ティアマトという片手半剣も使う。
同じ片手半剣使いであるラルスとは構え方が異なり、挑発や攻撃をあしらう事を主にしたもの。

刃自体は蒼いが無属性で、どの属性にも効くのが特徴。
持ち主の魔力を使って、魔法剣も使う事ができる。
通常戦、シャドウ戦で両用できる優れ物。

刃術は剣舞刃術「サルタール」を心得ており、
舞うように立ち回ることで回避に専念し、また手加減する事を重点的にしている。
そしてめっちゃ華麗。


人形の体 

魂から発せられるエネルギーを動力源として動く人工の器。
魔導器の技術を用いて作られたもの。

必要最低限の生命活動がいらないだけで人間のように飲食は出来るし、寝られる。
魔導合金を使用しているため、データチップさえあれば変形も可能。

この基本型は比較的弱く、休暇用に使っている。
腕はバスターに変化させる事ができ、緊急戦闘でも十分活躍できる。

普段の装甲

普段はこの万能型を使う。
魔法、兵器のバランスが整った形態で、
データ登録した武器を魔力で具現化して射出できる
マルチウェポンシステムが搭載されている。
一応カスタムすれば実弾も使える。

装甲は基本形態の数倍強く、そのせいか151kgはある。
魔力で僅かに浮遊して、負担を軽減している。
肩にはブラックスターのマークがある。

悪魔の子

最強の天魔と称されるレヴィアタンの血を引いた半妖。
本来なら1人のはずが3兄弟で生まれたために
魂、精神、体の力が分裂。体の一部も欠けてしまった。
エルバートはその中の「魂」の力を持つ。
幽体離脱が自在に可能で、まず本人が認めるまでは絶対に死ねない。

しかし、「魂」の力の真髄は、平行世界を監視するというもの。
全並行世界で体験したことが主軸世界を中心に共有されている。
共有するタイミングは夢やフラッシュバックのようなふとした時のみ。

別の並行世界の自分と絶対に重複する事ができない。
連れて行こうとしても絶対に弾かれる。

その性質上、破壊神とは何度も接触したことがある。
どんなに異常が発生しても妙に落ち着いているのは、大体このせい。

悪魔としての契約

今はリアの専属で契約しており、死ぬまでは可能な限りの要望を受け付けている。
逆に言えば、リアがお願いしないとろくに力を発揮できない。

願いの代償は討伐ポイント制で、一定以上のノルマを稼ぐこと。

シャドウや穢れた存在を倒すことで、ポイントを稼いでいく。
ランクが高い奴ほど多く貯まる。

エルバート君は基本的に利息なしの無期限にしてるので、かなり優しい。
だがその分、物凄い桁にする事が多い。

現在もフォリー・ヘルト(リアのパルチザン)の作成代を稼いでる。

また、専属契約のカタとして、リア自身と自分の魂を半分ずつ交換している。
そのため、集中すると感覚も共有できるし、テレパシーでの会話も出来る。
リアの特性も持っているため、リアに次いで割とメタいが、自重している方。

要望の代償は奢りや手伝いなど、願いの大小に応じてエルバートが決めている様子。

真面目な性格故に歪曲して願いを叶える事はそんなにしない。


病気の事

ジェンナーと同じ誘拐事件に巻き込まれ、
実験体として彼よりも濃度を濃くした毒薬を連日注射された事がある。
2人は毒が効きすぎて身体に留まるようになり、ジェンナーは狂人化、エルバートは廃人寸前になった。

留まった毒はウィルスのようなもので、脳の深部にあるために摘出は現時点では不可能。
完全に治療できない状態。
毒が広がることで精神異常が発症する。
発症すると以下の順序で悪化していく。

  1. 言動に苛立ちは見えるが、支障はない。

  2. 見るからにダルそうになる。目が虚ろになってボーッとする。発汗する。

  3. 酔っているかのようにフラフラになる。呂律が回らない、酷い目眩がして呼吸が荒くなる。

  4. 体が重く、自立できなくなる。言語は辛うじて理解できるが、上手く言葉が出ない。(この時点で救難信号が発せられる)

  5. 倒れてろくに動けない。ある程度は反応するが、理解できない。

  6. ほぼ廃人。反応も本能的な反射くらい。黒い膿が顔から流れる。魂も休眠状態になる。

少なくとも長期的に単独行動をしなければ、Lv5以降にはならない。

発症を抑えるために、1日2回は吸引薬を咥えているが、
薬もあくまで姑息な手段でしかなく、根本的な解決にはならない。

薬でLv1を維持しているため、普段から言動が荒いのはそのせい。
Lv5以降になると吸引薬でも抑制できなくなり、約1ヶ月間の療養が必要になる。
療養中は酷い幻覚に苛まれて、パニックになりやすい。体が痙攣するという厄介な状態になる。

エルバートはものの数分で末期になる程の深刻な状態だった。
なので首だけを機械の体に移し、生命エネルギーの循環を緩めることで、症状の進行をかなり遅らせている。
因みに魂は体とリンクしているために、体から離脱している状態の魂でも多少ながら症状はある。