ハーネス・フルール(うちの子)

profile

固有能力:バーレヴォルト
(周囲5m以内の飛び道具の軌道を操ることができる)
苦悶能力:血に飢えた魔弾
(体力を犠牲に弾を強化、弾数無限にする)

チームIFの迎撃兵である男性。元普通の人間である半シャドウ。
スピードを除けばチーム内でトップクラスの戦闘能力を誇る。

外見は30代辺りで固定されているが、実際は50代近い。
顔は割と整っている方。やや角張っており、顎が少し長い。
緑髪に蒼眼なのだが、穢れによる汚染で少し黒ずんでいる。

通りかかった人がビビって避けるレベルの屈強さで、全体的にゴツい体格。

性格は少し淡々としているが、根は優しく温厚。
一人称は「僕」で口調も常に穏やかな、おっとりとしたお兄さん。

趣味は釣りとワンダーフォーゲル(野外活動)。

服装は基本的に無難なものか、無骨なワイルド系の服装を好む。
気温の変化を全く感じ取れず、その場の環境や時期に適当に合わせている。
ただし、どの服装でも白黒の制帽は外さない。

好物はダッチオーブンで作ったミートローフ(卵入り)
ちょっと辛くて塩気のある物や、ファストフードも好んで食べる。

酒は嗜む程度には好き。

得意料理はキャンプ飯。
自室にメスティンやスキレット、ダッチオーブン(ココット)等の調理器具がある。
基本的には美味しくて好評。


「ループス」所属の元傭兵。(殉職扱いされている)

ポータルのエリアBの生まれ。

いわゆる戦災孤児で、孤児院で育った。
物心が付かぬ頃に被害に遭ったことから、親の顔は全く覚えていない。

10代後期に引き取られる形でループスに所属。
リアとは専属契約を交わして以来、公私と共に20年以上交流していた。

15年前に行方不明になり、5年前に心神喪失状態で保護された。

戦闘能力

全体的に優秀だが敏捷性が低めのタンク系。

遠方からは銃砲を使ってガンガン撃ち、近接では斧や格闘術で仕留める。

体力面では鋼鉄の装甲があるかのように傷つきにくく、
筋力も適度に力を抜かないと触れる物を簡単に破壊してしまう。

魔導士としてはギリギリB級。
範囲系の攻撃魔法に特化している。

近接に関しては、傭兵時代に近接格闘術をがっちり仕込まれている。
本気を出したら普通の人間は即死してしまうため、相手によって手加減している。

斧は下記のグレートアックスを軽々と片手で使い、
防御やカウンターを得意とする防衛刃術「デファンス」を使う。

因みに、長い経歴の割には体の損傷がやけに少ない。
これは無意識に能力を発動して、飛び道具を逸らしているかららしい。

シャドウとして

両腕を大砲型に变化させ、無限にエネルギー弾やレーザーを放つことが出来る。
また、鋭く曲がった爪を生やすことで、斬撃も可能、
爪を使って登攀することも可能。

力を貯めたレーザーの破壊力は異常で、あらゆるものを消し飛ばしてしまう。
発射で生命力を削るが、苦悶能力の影響で余計に消耗してしまう。

武器

ヴィルコンメン
傭兵時代の相棒である携帯式大砲。
データカセットを装着して多彩な弾を発射できる。
基本的にロケットランチャーのように構えて使う。

正式には「ターミガン」という種類の銃砲。
現在は一般用の小銃型が普及しているが、ハーネスのは完全なオーダーメイド。

内部のどこかに防護、攻撃力強化、自己修復の刻印が複雑に絡み合って付与されている。
しかも刻印の効果は永年続くらしく、メンテナンスは簡単に済むらしい。

エルバートのマルチシューターの原型でもある。
ちなみに名前はドイツ語の「welcome」である。

グローセベーア(Große Bär)
赤と青の刃のついたグレートアックス。
半シャドウ化した際にいつの間にか手にしていたらしく、
赤い刃で焼き払い、青い刃で凍りつかせる事ができる。
手が塞がることを気にして片手で扱っているが、
常人には片手で振り回せるのがおかしい程に重いらしい。

シャドウとしての「彼」

リアによれば、「このハーネス」は、魂の欠片を持って生まれたコピー体であり、幼体でもある。
リアに保護され、チーム一丸となって人の手で育てられた。
今は人間的な心を持ち、1つの生命として完成されている。
人格面が少しオリジナルと異なり、どこか幼く好奇心旺盛である。

自然にハーネスらしく振る舞えてはいるが、ごく稀に形状が歪むことがある。

あと図のシャドウの姿に変身もできる。
モチーフはアバドンの蝗。
分類は準虫型のA級破壊系。

指先からマシンガンのように弾を発射したり、前腕そのものを砲身型に変形させる事も出来る。

尻尾の刃は火、水、風、雷、土の5属性に切り替えて魔法剣らしき技を使う事が出来る。

軌道を弄る能力は強化されて必中化し、飛び道具を受けつけない。
さらに頑丈な身体なのでなかなか倒せない。

ただ体が重いらしく、歩行は若干鈍い。
多彩な攻撃ができるため、殲滅力が格段に高まっている。

羽虫のようなビットを複数飛ばし、傍聴したりサポートに回すことも出来る。

敵に回したら最悪である。

仲間との確執

エルバートにだけは、つい一方的に攻撃的な態度をとってしまう。
周囲10m範囲で視界に入れるだけで不快になり、舌打ちして目を逸らすほど。
さらに近いとストレスで発作を起こしたり、激しい目眩や吐き気を催してしまうこともある。

しかし本当は「このハーネス」は初対面時から彼を心から信頼できると認識していて、友達として仲良くしたいという気がある。
そのため、酷く当たる度に悲しそうにしている。
エルバートも内心は察していて、軽く流している様子。

頑張って克服しようとはしていて、最近は少し不機嫌になる程度には改善されている。

愛人であるシェリーには拒否反応を示さない。
これは眷属だと言うこともあるが、このハーネスと人間のハーネスとは捉え方が異なるからだという。