Cadreメモ:組織

十人十色な世界、ポータルには人の数だけ組織が存在する。

チームノーン

フルだと「Neutrality Officers Union」である。
頭文字と1部を用いて「Norn」にしている。

主にポータルに拠点を置く冒険者ギルド。
目が開きかけているようなNのマーク。

約100年以上経営している。
チームIFとは同盟を結んでおり、協力関係にある。

実力派揃いでペイル級(最上クラス)
どの種族も差別せず、問題なく受け入れる。

冒険者ギルドという組織自体はそう珍しくもない中、ノーンの特徴として事務員も含めて所属する者達は全員シャドウ達を認知できる。
事務所には宿舎もあり、身寄りがない者も住み込みで働いている。

ジョーは所長でジェエルは秘書。
ジルフェはオーナー。
エルダー、バブルス、アーサー、シェリー、ルクスはノーンの専属メンバー。

基本的に温和な雰囲気であり、家族のように温かく接してくれる。

依頼は来客や掲示板の他、情報屋のバブルスから提供してもらう。
だから小さな雑務から危険な仕事まで毎日沢山やってくる。
裏の仕事も紛れてくる危険性もあるが、所長達がランク毎に適切な物を分別するため、そこは問題ない。

拠点兼事務所は1階はカフェ、2階は事務所として分けている。

コーヒーやマキアートの他にも、チョコサンデーやカスタードプリンが結構人気。
なぜかバナナスプリットもあるが、これはジェエルの嗜好。
(縦半分に切ったバナナの間にアイスクリームやホイップを盛り込んだおやつ)

チェルカ

情報専門のシーフギルド。三千界連合の公認組織。
「正確、迅速、誠実」をモットーにしている。
バブルスは元々ここの所属でかけ持ちしている。

以下、組織に認可された範囲でのみの紹介。
組織本部および支部の住所は原則非公開である。

組織の役割としては、情報操作や探知を主に行う。
基本的に最安で500Gと料金はかかるが、情報は確実。
行方不明調査、企業の機密情報や浮気調査もバッチリこなす。

清掃員や道行く人等に扮した諜報員がそこかしこにいたり、攻防に長けたハッカーが常駐している。
駅前などで配るティッシュのように宣伝カードを配布している。
月極で情報保護してもらえるサービスもある。

別途、シーフギルドとして暗殺や遺体処理、盗品の鑑定も受け付けるらしい。

所属するにあたって、[検閲済]の端子を埋め込むことを義務付けられている。
視覚から得る映像記憶の一時保管、記憶の整理など、情報収集の補助をしてくれる他にも、体を強化する効果もあるらしい。

偏執的なまでにルールに厳しく、礼儀にも妙に拘る。
「目上の者に話す時には必ず許可を取れ」「絶対に嘘をついてはいけない」「遅刻、遅延は数秒たりとも許さない」「内部情報は許可なく漏洩させてはいけない」等だが、それらを破った際の罰がかなりキツいらしい。

主な処罰は指や手首を切り詰める等の、所謂エンコ詰めや[検閲済]を使った精神攻撃。
実際、処罰で体の一部を失ったり、精神的に病んだ者は多いという。

最も重い処罰は死や追放ではなく、[検閲済]の元に搬送される事である。
搬送された後にどうなるかは謎。

バブルスはこれを1度やられたことがあるらしいが、記憶は一切無いと言っている。

アコナイト

護衛専門の傭兵ギルド。三千界連合の公認組織。
青い兜のようなシンボル。

「あなたの盾」をモットーにしている。
ロナウドの妻は元々ここに所属されていた。

安価で護衛や依頼を受けるのが主で、体格や性格なども選べる。

構成員の見た目は一般人とさほど変わらない者が多い。
肉体的、精神的に異様なまでに強くてタフ。

しかし「昨日死んだはずが、翌日には当たり前のように生きて現れる」「人当たりはいいけど、人間性が薄い」「人肉食に抵抗がない」「化け物と同じ雰囲気がある」等と不穏な噂が絶えない。

あなたは私に死を与えた

卵と呼ばれる施設の中でクローンを大量生産しては、蠱道のやり方で無理やり先鋭化させているという恐ろしいやり方をしているとの事。
最後に残った個体を利用している。

データや素材があれば、いくら死のうがその都度量産し、記憶や経験をきっちり引き継いでいく。

蠱道を用いるのは、強制先鋭化の他にも人為的な半シャドウ化を起こすためでもあると言われている。
特殊な処置によって、一般人とさほど変わらない外見を維持してはいる。

因みに、ここで生まれる半シャドウの大半は破壊系や捕食系。