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読書記録#011 書く技術・伝える技術(倉島保美 著)

文章の書き方指南本はたくさんありますが、その中でもおすすめの一冊をご紹介します!

1.概要紹介

「読み手に負担をかけないビジネス文章」という切り口で、認知心理学から、読み手側の文章のとらえ方、わかりづらい文章はなぜわかりづらいのかを紐解き、どのように書けば伝わるのかを実践的に説明している本です。

2.どんな人に読んでほしい?

  • ドキュメント作成が苦手な人

  • ドキュメント作成指導をする機会の多い人

3.本から得た学び・エッセンス

  • 文章を書くときは、認知心理学における「メンタルモデル」に配慮して書くと伝わりやすい文章になる。

  • メンタルモデルとは、入力情報に対する読み手なりの理解、構成・展開予測。人間は、メンタルモデルを作ることで入力情報をなるべく高速に処理しようとする。

  • 前提として、書き手は結論を知っているが読み手は結論を知らない。なので、文頭には既に述べた情報を書く。既知情報から未知情報へ展開するようにして、論理の飛躍をしないように気を付ける。

  • 等位接続詞「しりてが」を使ってはならない理由

    • 〇:「ので」→「した結果」の意であり、意味の強い接続。使ってよい接続詞。

    • ×:「し・り・て」→意味が弱い接続(等位接続)。前後に並べた情報が並列となりポイントが増えてしまうため、論旨がぼやける。

    • ×:「」→逆接にも順接にもになるため、最後まで読まないと分からない。順接なら文を分ける、逆接なら「しかし」で接続するとよい。

    • 情報を羅列したいのであれば、しりてがを使ってOK。


4.さいごに

何度も読み返したことのある「入門 考える技術・書く技術」(山﨑康司 著)と何が違うかと読み比べてみようと思って手に取った本ですが、期待以上の良書でした。「考える技術・書く技術」の理解が深まります。若手におすすめしたい一冊です!
使わないほうがいい「しりてが」の「が」を本投稿で多用しているな、と読み返して思いました。まだまだ修行が足りません。笑

読了日:2022/12/11