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薫習館Koh-labo 「香りのさんぽ」_1

先日、前から気になっていた松栄堂の薫習館を訪れることができました。

松栄堂薫習館
松栄堂薫習館

Koh-labo 「香りのさんぽ」
気軽に無料で香りを楽しめるスペースです。

Koh-labo 「香りのさんぽ」

インド産の白檀を発見。
サンダルウッドともいいますが、完全な状態に育つまでに50年かかると言われていて、インドでは不法な伐採や取引が横行し、徐々に減少してしまい、
現在インドでは政府によって管理されています。
輸出規制もあり、インド産のサンダルウッド(白檀)はとても希少なものです。インド産の代わりにオーストラリア産の流通量が増加しています。
この大きさの白檀は初めて見ました。。。

インド産白檀

スペースの真ん中には、天井からかおりBoxが吊る下がっていて、中に入って香りを楽しめます。

かおりBOX

BOXの中は上の方に原料があり、ボックスのハンドルを引くと、BOXが下がり、香りが強くなります。
かおりBOX1は空蝉香でした。

空蝉香

かおりBOX2は練香の四海
松栄堂の練香は、江戸時代からの家伝の秘法に加え、代々調合師により独自の配合が施され、数十種類の香料を練り合わせ、いまもすべて手作りで調製されているそうです。

四海

かおりBOX3は沈香です。落ち着く香りですね。。

沈香

奥には、香りの柱があります。
表示が日本語と英語が交互に切り替わるようになっていて、さすが京都。英語圏の方も楽しめますね。

香りの柱

乳香(フランキンセンス)、麝香(ムスク)、桂皮(シナモン)、山奈(アロマティックジンジャー)など。ポンプを押すと、香りを強く試せます。
乳香や桂皮は想定通りの香りで、ムスクは強烈な香り。。。

乳香(フランキンセンス)
麝香(ムスク)
桂皮(シナモン)
山奈(アロマティックジンジャー)

奥の壁際には沈香の天然原木がディスプレイされています。
壁は熱帯雨林の壁で、実際に沈香が育つ環境をイメージしているそうです。

木質部分に樹脂が沈着していく様子

香りのある樹脂部分を残し、それ以外の部分を削り落とす作業

採取地での加工

木が折れた部分から地面に向かって樹脂が沈着している様子

特徴ある沈香の形

沈香の種子で実が開くまでの様子が展示されています。

沈香の種子

あまり見ることのできない貴重な展示物で、感動しました。それほど大きなスペースではないのですが、見どころ満載!まだまだ続きます。

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