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リモートワークのススメ

2020/01/06 追記
この記事の公開から1年以上が経過し、スタンスの変化や得た気付きがあったのでそれらをまとめ、こちらの記事👇でも公開しました。

先日、リモートワークをしてるタイミングで普段思っていることをつぶやいたところ、予想外に反応が。

この翌日、エンジニアの知り合いと飲みながらこの話題になり色々と話したのですが、やはり導入できるのなら導入したほうが会社・個人の双方にメリットがあるな、と自分としては思ったので広めたいなと考え、この記事を書きました。

普段の自分の働き方について

Twitter上ではよくフリーランスエンジニアと勘違いされますが、普段は会社員として働いており、iOSエンジニアとして他の会社さんのiOSアプリ開発をお手伝いさせてもらったり、自社プロダクトの開発をやったりしています。
iOSアプリ開発をお手伝いする場合、「週1常駐、週4リモート勤務」や「週5リモート勤務」でやらせてもらうことが多いです。
ここ1年ほどリモートワークメインで仕事して、感じたメリット、デメリットは以下の通りです。

リモートワークのメリット(個人)
・台風や今回の猛暑のように天候が荒れているタイミングで外出しなくても良い。
 そのため、そういった要因で体調を崩すことが少ない。
・通勤時間が0になるため、体力・時間の節約になる。
・自宅の作業環境を好きにカスタマイズできるため、自分が最も集中できる環境を作りやすい。
・人目を気にせずに何でもできるため、思い切った気分転換がしやすい
 (体が固まってると感じたら腕立て伏せする、
 頭が重いと感じたら甘いおやつを食べて横になって5分休むなど)
・業務とプライベートをうまく融合させることができれば、双方において最高の効率を実現できる
・アウトプットだけで評価されるようになるため、アウトプットにのみ焦点を当てればよく、楽。

リモートワークのデメリット(個人)
・自宅を作業場所とする場合、そのカスタマイズに自分の財布が痛む
・リモートワークにより、チームのコミュニケーションコストが上昇するため、チームとしてのワークフローを練り直す必要がある。
・1週間家から出ないこともできるため、意識的に運動しないと運動量が減る
・帰宅の概念が消えるため、仕事のやめ時をつかみにくい。

実際、7月の猛暑の時期は自宅でエアコンをガンガンに効かせて作業していたので、熱中症の心配とは無縁の生活でしたし、PCの処理待ちの間に洗濯物をたたむ、洗い物を済ませるといった小さい家事を片付けることができるので、かなり効率的な生活ができています。
ただ、その半面、最高に集中できる今の作業環境(右側のデスク)を作るために20万ほど自腹で投資していたりはします。

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ここからは、リモートワークについてよくある誤解や疑問に答えてみようと思います。

エンジニアにしかできないものでしょ?

これが割と多い誤解かと思いますが、エンジニアに限らずリモートワークが
可能な仕事はあると思います。
以下の2点を満たす仕事であればリモートワーク化することは可能だと思います。
・大きなタスクを小分けにすることができ、小分けにされたタスクを
 各人が別個に消化することができる
・タスクの期日と完了条件が明確に定義されている

エンジニアの業務では、元々のワークフローに既にこれらが含まれているので、元のワークフローを大きく変更せずに導入できるだけで、それ以外の仕事においても導入できるものだと思います。

向いてる仕事、向いてない仕事は?

デスクワーク以外はそもそもリモートワーク化できませんが、デスクワークでも
リモートワーク化しやすいものとそうでないものがあると思います。

向いている仕事、タイミング
・期日と完了条件がある程度明確に定義されている。
・人と密に連携が必要ない仕事、タイミング

向いていない仕事、タイミング
・社内でヒアリングを行うような仕事
・新プロダクトの開発など、アイディアを膨らますために密なコミュニケーションが必要な仕事・タイミング
・案件が炎上しているなど、繊細なコミュニケーションが要求されるタイミング

ただ、社内でヒアリングを行う仕事が多い人も、そのヒアリングをもとに資料を作るタイミングではリモートで作業を行う、といったことも可能だとは思います。

リモートワークのコツは?

リモートワークをうまくやるコツとしては、リモートワークを開始した1-2週間は普段の120-140%のアウトプットを意図的に出しておき、「リモートワークでもアイツは仕事ができる」という評価が固まったら100%のアウトプットに戻すという方法が1点あります(心理学の初頭効果を利用)。
また、『情熱プログラマー』や『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』などで触れられていますが、社内にいないと上司に自分の動きが見えにくくなるので、「今日やったタスクを日報として送信し自分が出した成果をアピールする」、などもうまく立ち回るコツとしてはあるのかなと思います。

コミュニケーション、評価の形は変えざるをえない

今まではコミュニケーションコストが低かったため、「雑に仕事を投げて疑問点があれば適宜聞きに来てもらう」などのスタイルで仕事ができていた人も、リモートワークの人と仕事する場合は「事前に期日と完了条件をしっかりと定義して、それに沿うように仕事をしてもらう」というように仕事のスタイルは変えなければなりません。
これについては、「社内でリモートワークを許可する」と考えるより「社内に業務委託的な働き方をする人が出てくる」と考えるとしっくり来ると思います。
また、社内の公平性のために勤務態度を評価項目から外し、アウトプットのみで評価することも必要になるかと思います。

リモートワークの日はオフの日じゃない

「結婚相手や同棲相手がリモートワークじゃない人だと色々と用件押し付けられてイラッとする」という話が何人かの知り合いからありました笑
作業場所が自宅なだけで、アウトプットを出すまでは業務時間なので、この意識が広がればいいなと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事でリモートワークに挑戦する人が増えたり、リモートワークしやすい環境が増えればうれしいです。

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