今年もよろしくお願いします。今回の正月休みは、Wizardryの作り直しと、以前日記の記事にしたが、冷却がクソで熱暴走するCHUWIのミニPCをいじって、あとはちょろちょろインディーズゲームを遊んで過ごしていた。今日はその辺の紹介を軽くしようと思う。

Wizardryは、前回だか前々回だかの日記で紹介したやり方で、全くのスクラッチから作り直して、もともと造ったところまでたどり着いた。迷宮、戦闘、キャンプまでできた感じだ。以前はそこでアイテムの実装をしようとしていてその設計に悩んだところで終わっていた。今回その辺の作りに目処がついたので、今ちょうど実装しているところだ。上のスクリーンショットをみてもらえばわかると思うが、見栄えはだいぶよくなった。これは、たぶん100%アイテムの絵を表示したからだと思う。見栄えはよくなったが、UI的にはこれだけだとまだいまいちで、例えば本当は今選択しているアイテムの詳細を出したりしたい。しかしこれ以上フリーな領域がない気がする。思い切ってアイテム欄をだしているときはグループウインドウ部分でアイテムの詳細を出してもいい気もするな。それにしてもUIは難しいなあ。ファミコン版のWizardryのUIが決して出来のよいものでないので単純に真似できないというところもつらい。

これはCHUWIのRZBOXなるミニPCで、Ryzen9 4900Hを搭載している。2-3年前にコロナ真っ最中の米国にいるときに買ったものだ。CHUWIがどうしようもないクソ会社であることは皆さんよくご存知かと思うが、当時は今で言えばminisforumみたいなちょっとイカした安いminiPCやノートPCを出す会社だった。こいつはゲームもまともにできるという触れ込みだったが、冷却に関してなにも考慮されておらず、PCを立ち上げて静かな状態にしていても熱暴走で画面が緑色になるか青くなるかみたいな感じだった。このPCに関して情報交換をしているフォーラムでは世界中の人の怨嗟の声が聞くことができる。私はこのPCはRyzen 3400Gを積んだA300の置き換えで、Everquestを5アカウント分くらい動かす目的で買った。しかしまともに動かず、結局A300にもどって、こいつは押入れに突っ込まれることになった。
その後日本にもどって、ハードオフでcooler masterのCPUクーラーが激安で売っていたので、それを購入し、もともとRZBOXについている全く機能していない放熱板をペンチで切り取り、グラインダーで均して、その上に買ってきたCPUクーラーを直接載せた。アルミの放熱板を切り取ってはじめてわかったが、放熱板は溶接ではなく接着剤でつけられていた。これでは全然熱がつたわらないではないか…また、ミニPCなので当然CPUクーラー用の電源は5Vしかなく、USBの5Vから12V昇圧してCPUクーラーのコネクタに変換するケーブルをアマゾンで買って付けた。もうミニPCとは言えないデカさだが、めちゃくちゃ冷えるようになった。

冷えたお陰で、ハングアップしなくなったのはもちろん、サーマルスロットリングもされなくなったので性能が落ちず、ベンチマークの結果もよくなった。以前はマルチコアで8000程度だったが、今では11000を超えるようになった。すばらしい。ただファンの音はうるさい。今のところこのPCの用途がないが、PCをいじるのはやはり結構たのしい。

年末年始は、Wizardryをいじっていないときは、Cobalt Coreとバルダーズ・ゲート3とPath of Achra、そしてGnorp Apologueを遊んでいた。Cobalt CoreもPath of Achraもどちらもローグライト系だ。前者はカードゲーム、後者はなんだろうなあ、たぶんセオリークラフト系のゲームだ。ローグライト系のゲームはいろいろあるが、どれもすごく凝っていて非常に勉強になる。Wizardryが完成したら、遅々として進まないEverquestのサーバをいじるか、オリジナルのゲームを作るか、夢幻の心臓かWarningかXanaduシナリオ2かFirst Queen系の勝手移植を考えているが、オリジナルのゲームなら、ローグライト系のゲームを作りたいと考えている。
Cobalt Coreは難易度がそれほど難しくなく、毎ターン、自分のカードと行動力をうまく組み合わせるとたいてい活路があるのが非常に楽しい。カードビルディングだけでなく、パズルゲームの要素があって勝利したあとの余韻が気持ちいい。音楽もストーリーも素晴らしい。個人的には2023年で一番のゲームだったと思う。次点はRisk of Rain Returnsかなあ。こいつもローグライトだな。どんだけ好きなんだ。