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サラリーマンで金持ちになるには才能が必要説

サラリーマンの中で平均以上の金持ちになるには才能が必要という仮説。

資産形成は才能か

日本では、多くの人がサラリーマンとして働いている。サラリーマンという職業は、安定した収入と社会的な地位を得られる一方で、自分の時間や自由度が制限されるという特徴がある。そのため、サラリーマンの中でも、平均以上の金持ちになることを目指す人と、そうでない人がいる。

平均以上の金持ちになるためには、どうすればいいのだろうか。もちろん、年収が高いことは大きなメリットだが、それだけでは不十分だ。年収が高くても、生活水準や消費傾向によっては、貯金がほとんどない人もいるし、年収が低くても、節約や投資をして資産を増やしている人もいる。

では、資産形成には何が必要なのだろうか。私は、資産形成には「才能」が必要だという仮説を立ててみた。才能とは、生まれつき持っている能力や素質のことだ。芸術やスポーツの分野では、才能がある人とない人の差は明らかだ。

才能がある人は、練習や努力をしてさらにレベルを上げるが、才能がない人は、どれだけ練習や努力をしても上達しないか、あるいは挫折してしまうことが多い。

資産形成も同じように、才能に依存する割合が高いのではないだろうか。才能がある人は、お金に対する感覚や知識や判断力が優れており、自然と賢くお金を使ったり増やしたりすることができる。

才能がない人は、お金に対する感覚や知識や判断力が劣っており、無駄遣いしたり損をしたりすることが多くなる。

努力も必要

もちろん、才能だけではなく、「努力」も重要だ。「努力」とは、自分の目標に向かって精一杯頑張ることだ。努力をすればするほど、結果が出るという単純な関係ではないが、努力をしなければ結果は出ない。努力をすることで、才能を伸ばしたり補ったりすることができる。

しかし、「努力」も簡単なことではない。特にお金に関して「努力」することは、とても大変だ。お金に関して「努力」することとは、例えば以下のようなことだ。

・収入を増やすためにスキルアップや転職や副業をする
・支出を減らすために節約や断捨離をする
・資産を増やすために投資や貯蓄をする
・お金に関する知識や情報を得るために本やネットやセミナーを利用する
・お金に関する判断や計画をするために家計簿やシミュレーションをする

これらのことは、どれも時間や労力や忍耐力が必要だ。また、リスクや不安や失敗も伴う。そうしたことに耐えられる人は、それほど多くないだろう。よって、お金に関して「努力」できる人の比率は、少なくなる。

このように考えると、サラリーマンの中で平均以上の金持ちになる人は、以下のような分布になるのではないだろうか。

・才能があり、「努力」もできる人:上位層
・才能があり、「努力」はあまりできない人:上中位層
・才能がなく、「努力」もできる人:中位層
・才能がなく、「努力」もできない人:下位層

この分布は、正規分布ではなく、二項分布に近いと思われる。つまり、才能がある人が上位を占め、才能がない人が過半数を占めるということだ。才能がなくても「努力」で何とかしているのが、中間層だ。

才能がないと自覚すれば

この仮説が正しいとすれば、サラリーマンの中で平均以上の金持ちになることは、非常に難しいことだと言える。また、サラリーマンの中で資産形成ができないことは、悲観する必要はないことだと言える。

才能がある人は、そもそも少数派だし、才能がない人は、どうしようもないことだ。大谷翔平になれなかったと悲観する人はいないだろう。才能がない人は、資本主義社会では金に関しては不利なゲームを強いられるが、人生で他の楽しみを見つけてほしい。

・家族や友人や恋人との関係を大切にする
・趣味や学びや旅行などの自己実現を追求する
・社会貢献やボランティアなどの他者貢献を行う
・健康や美容やファッションなどの自己管理をする
・音楽や映画や本などの芸術作品を楽しむ

これらのことは、お金では買えないものだし、お金では測れない価値がある。これらのことを通して、自分の人生に意味や幸せや充実感を感じることができる。それは金持ちが持っていない才能かもしれない。

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