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新NISAセミナーには行かないほうがいい理由

いま色々なところで、新NISAセミナーが開催されている。新NISAセミナーには行かないほうがいい理由。


主催者のために開催されているから

まず大前提として、あなたの資産を増やしてあげようという目的で開催されていないということだ。あくまで主催者側に利があり、あなたにも利があるかもしれないというだけだ。

主催者もボランティアではない。企業活動の一環ということを忘れないようにしよう。実際にいったことはないが、パンフレットなどを見て私が想像するセミナーのかたち。

セミナー主催者側の関係者

・主催企業
会場の準備とか、宣伝・集客など、そもそもそのセミナーを物理的に開催し、終了までを請け負う。小さいセミナーでは、後述のFPが兼任する場合もあるかも。

・講師(FPに相当する人)
いわゆる、先生だ。この人が新NISAとはなにかを説明する。もちろん、説明してハイ終わりではない。セミナーに来る人はお金に関する悩みを持っているので、解決・・・じゃなくて、販売する商品への誘導する役割。

・保険代理店
これは主催企業かもしれないし、FP自身かもしれない。いずれにしても、保険を販売する権利を持っている人。

セミナーの流れ

・新NISA制度やメリットの説明
You Tubeでも学べることを説明する

・投資資金の確保
新NISAは投資しないと意味がないので、投資資金が必要だ。セミナーに来る人は、投資どころか貯金すらままならない。投資資金を確保するには、収入アップか節約のどちらかだ。新NISAセミナーで、転職して収入を上げましょうというアプローチは考えにくく、節約しようというアプローチになる。

・保険の見直し
保険の見直しをして安い保険に乗り換えて、新NISAの資金にしようという説明。要は、保険の販売。セミナーに来る人は、信念があって入っている保険ではない、ただなんとなく入っている人が多い。なので、目の前で説明されたら簡単に乗り換えが発生する。その手数料収入が、この開催の目的だ。

2種類のセミナー

おそらくセミナーは2種類あると思う。1つは、証券会社が主催するもの。もうひとつは、保険代理店が主催するもの。前者は投資信託を始め、金融商品販売目的。後者は、生命保険販売目的だ。

要は「新NISA」という看板を掲げて、投資信託や生命保険を販売するセミナーということだ。

「投資信託販売セミナー」「生命保険販売セミナー」という名前をつけたら、だれもこない。

私の会社でも開催されている

私の会社は金融と全く関係がない。にも関わらず、開催されている。属性として、マネーリテラシーが低い女性たちという属性を狙われている気がする。主催は会社で集客役だ。そしてFPを立てている。おそらくそのFPは保険代理店業務を行っている。

このように完全中立なセミナーは存在しない。ほけんの窓口相談が無料なのも同じ理由だ。中立なFPはそれを生業としていない、私のような人だ。

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