見出し画像

中小企業の新社会人へ資産形成のアドバイス

今年も新社会人が誕生した。どうすれば資産形成ができるのかアドバイス。


投資からの収益を目指す

同書では、18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘する。そのため、「r>g」という不等式が成り立つ。
この不等式が意味することは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということだ。言い換えれば「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」というわけだ。

大和ネクスト銀行

大企業のビルに吸い込まれる新社会人を見ている。私はそういう人生にならなかった。だが、確かに同世代の資産上位10%に入っている。ここでいいたいのは、スタートで出遅れたといって、あきらめる必要はないということだ。

おそらく私より年収が高い人は数え切れないほどいる。だが私はそれらの人より資産形成は上手くいっている。その理由は、給料より投資からの収益の方が成長が早いからだ。中小企業は大企業より、昇給もボーナスも低いだろう。しかし、それで資産を残せるかと言うとそうでもない。

なので、給料に目を向けるのではなく、投資からの収益にフォーカスするのだ。

刷り込みを強く否定する

いい大学に入れば良い企業に就職できて、将来安泰。そういう価値観はもう古い。古いとわかりつつも実際は逆らえない。だから良い企業に入るために、切磋琢磨する。

資産上位10%の全員が良い企業に就職したから、そこに10%に入ったのか?いや違う。そういう人もいるだろうが、実際は普通のサラリーマンで投資で成功したとか、フリーランスとか、一部の士業などの人だと思う。

なので、良い企業に入ればいい人生を送れるという刷り込みを強く否定することだ。新卒カードに失敗したからといって終わるわけではない。繰り返すが、あくまで投資からの収益を意識するのだ。

これは転職するときも言える。おそらく多くの人は転職する。その転職先も年収で選ぶのではなく、投資で収益を上げるための転職とするべきだ。長い目で見れば、いずれは労働による収益を上回るようになる。

地味に生きて積立投資

とはいえ、中小企業と大企業では年齢とともに年収に差がつくだろう。だが、年収が上がったら上がったで使ってしまって残らないのでは同じだ。事実、私より資産を持っていない大企業の社員はかなりの数いるはずだ。

中小企業の従業員は、他人と比較せずあくまで投資にフォーカスし、地味に生きてインデックス投資へ積立投資をするしかない。一応、現段階で最適解らしいものがこれだ。

大丈夫。色黒ツーブロックの大企業の男にも、数十年後にあなたは勝つことができる。

最後に去年のnoteも紹介しておく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?