目黒川のあたりで愛犬のにおいがする【4/30】
夜。会社を出て、アイスを買いにコンビニまでの道を歩いているときにふと、脇にある目黒川のあたりからチャッピィのにおいを感じた。チャッピィとは、実家にいたころ飼っていた柴犬の血が混ざった雑種の小型犬だ。
チャッピィはいつも外にいた。当時は今ほど酷暑じゃなかったためか、外で犬を飼う人がまだ結構たくさんいたのだ。ホームセンターでは、三角屋根の犬小屋がそこそこ幅をきかせていたように思う。隣の家の犬も、隣の隣の家の犬も、斜め前の犬も、みんなみんな外で飼われている犬だった。
家のまわり