時間発酵、魔の日記帳

昨日本棚から見つけてギャーッとなった。
厨二、じゃなかった中2のときに思いつきで書いた日記という名の何か、を発掘してしまったのである。

もう無視しよう、と思っていたが、やっぱり気になって開けてみた。もちろん薄目である。

名に恥じない3日坊主なので、日付もまちまち。
日記というより、何かの出来事に対しての決意表明であったのだが、その内容も書いていない。それなのに、バスケ部のアイツがウザかっただの、顧問の指導方法は間違っているだの、愚痴ノートと化していた。
読んでいて1番アチャ〜となったのは、文体が野田洋次郎を10倍に薄めたような文章になっていたことだ。中2だと、ちょうど「君の名は」が公開した頃だ、RADWIMPSを聞き漁り、「五月の蝿」なんかを聞いて全てを分かった気になり、美しくもがいてみる。などと書いている。嫌すぎる。

2016年、12月7日。この日の日記はいつもより量がある。そしてとてもやさぐれている文章。野田洋次郎の設定すら消え去っている。
なんだかんだ愚痴の後に頑張ろう!などと締めていた終盤が、「別になんでもいーわーww」(原文ママ)である。
おおよそこの日、部活に対して思い入れがなくなったのであろう、その後の日記はない。

これをどうしてくれようかと悩んだ。
よくある映画では、トタンのデカい缶の中に、思い出の品や日記などを入れて着火するというのがお決まりなのだろう。
しかしそんな缶持ってもいなければ、燃やすと近所迷惑になりかねないので、辞めておく。

時間が経つにつれてどんどん黒歴史の黒が濃くなるのか、それとも微笑ましいモノとして見れるようになるのかは分からない。
しかし、部活が嫌になっただけでバスケが嫌ではない。
今度アルバルク東京の試合も行ったし、スラムダンクも見たし。桜木花道の良さを改めて感じる夏が来そうである。

厨二のときのオマエ!
バスケは逃げないぞ!

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