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初心者必見!文章添削でよく指摘する3つの改善ポイント



先日は記憶に残る文章についてお話ししました。

送別会などのメッセージや一言に困ってる方は参考にしてみてくださいね。
今、2月末に行ったライティング講座の生徒さんに、課題文章の添削をしているのですが、そこで生徒さんによく指摘をしているポイントを3つご紹介したいと思います。

自分の文章がいまいち、わかりにくいかもと思われている方は要チェックです。

①主語がバラバラで読みにくい

「主語がバラバラ」は実は指摘することが非常に多いです。
・主語が誰なのかが不明確。
・自分が主語なのか。自分の体験や感想を話しているのか。
・それとも読み手が思い、感じることなのか。
・編集ネームという客観的なまとめて的な、地の文なのか。

この3種類が、1つの段落の中に入り組んでいて、「誰が何をどうする」のかが明確にわからないという問題です。

これは、読み手にはかなりのストレスになるので、絶対に避けるべきですね。

チェックポイントとしては、主語をとにかく、明確にすること。
これにつきます。

書いている方は自分のこと、相手に感じてほしいことなど、当然違うものとわかっていますが、読み手にはなかなかわからないものです。
自分の思う、3倍はきちんと明確に、主語を示すということがおすすめです。


②言いたいことが複数あるときは、先にいくつあるかを記す。


例えば、何かを紹介する時に、メリットを5つあげるのなら、先に、5つのメリットを紹介します。と読者にお伝えしておくということが大事です。

読んでいる方は、2つまでは頑張れても、3つくらいだらだらと続くと”これ、どこまであるの?”となんだか疲れて飽きてしまうものです。
私もこの文章の最初に、「指摘の多かった3つのポイントを紹介します」と先にお伝えしていますよね。

そして、実際紹介する時は、①、②など、ナンバリングして書いていきます。
そうすることで、読み手の人も、「3つあるんだ」、「3つのうち今は1なんだな」と理解しながら、読み進めてくれるわけです。

③文末が揃っていない

この文末がバラバラということもよく指摘するポイントです。
例を出しますと、「5つのメリット」を紹介するときに体言、動詞、副詞で終わるなど文体がばらつきが出ている人が多いです。
例えばメリットを3つ紹介するという文脈で実際にあった例を紹介しますね。

その①ちょっとした情報を気軽に
その②アドバイスで不安解消
その③お得な情報がある

これは、副詞、体言、動詞と、文末の処理が全部バラバラなのです。

動詞で終わるなら、動詞に。
体言で終わるなら、体言にするのが、文章のルールです。

例えば、「動詞」で統一するなら

その①ちょっとした情報を気軽に
▶︎ちょっとした情報を気軽に得られる
その②アドバイスで不安解消
▶︎アドバイスで不安解消できる
その③お得な情報
▶︎お得な情報がある

という感じになりますし、「体言」で統一なら

その①ちょっとした情報を気軽に
▶︎ちょっとした情報を気軽に取得
その②アドバイスで不安解消
▶︎これは体言で終わってるのでそのまま
その③お得な情報
▶︎お得な情報があり便利


という感じで、「体言止め」、「名刺で終わる」というように統一すると、文章のリズムがよくなります。

同じことを伝えているのですが、読みやすい文章とはある一定のリズムと統一感があります。

読み手にストレスなくスムーズに読んでもらえるように、文末はそろえておくのが基本なんですよね。

書き手の視点から、読み手の視点にスイッチさせる!

以前も書いたことがありますが、書いている時は、書き手のテンションはライティングハイでかなり高いものがあります。自分が書いたものなので、読み返しても、当事者の自分はよくわかるのは当然です。

ですが、読み手は、読んだ時初めて、その情報に触れるわけですから、とにかく丁寧に文章をお伝えしないと混乱します。

自分が伝えたいことの3割くらいは間引いて理解されると思った方がいいですね。それでも、理解してもらえるように、読みやすさの工夫をしておくことが大事です。


書いた日には記事公開したり、チェックに回したりせず、必ず1日おいて、客観的かつ新鮮な目で、再確認してみてください。

1日おけない時は、最低でも1時間置いてから、チェックしてみてくださいね!必ず、ここわかりにくいなという箇所があるものです。

今回は添削時の指摘ポイントBEST3をお伝えしました。

あなたの次回のライティングのセルフチェックに活用してみてくださいね。
分かりやすさがきっとアップしますよ。


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