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串カツ田中はホンモノ お好み焼き本舗はニセモノと感じるワケ

今回はいきなり煽ったタイトルで全国の「おこほん」ファンを敵にまわしそうなタイトルにしました。
味覚やお店の好み、イメージはそれぞれということで、お許しいただきお付き合い頂けると幸いですが、主観、論理より感情メインおこほんをディスりまくるので、許せない方はブラウザバック推奨です!
また3000字近い長文になってしまいました。


屋号やキャッチコピーの地名と本社所在地や発祥の地が異なる企業

突然ですが、皆さんは丸亀製麺をご存知でしょうか。
全国的に展開する釜揚げうどんなどを売りにしているセルフうどん、讃岐うどんチェーンです。
しかし、1号店は加古川で長らく兵庫県に本社を置く会社でしたが、東京に本社移転しました。
肝心の丸亀には店舗はなく、香川県ですら1店舗のみの状況です。
私も時々いくお店ですが、香川県ではあまり受け入れられてなさそうです。

このように地域料理の名称を名乗る屋号やキャッチコピーを名乗りながらその地域に店がなかったり、発祥の店や本社がその地域にないというのは飲食店ではよくあります。
今回はこれに当てはまる「串カツ田中 大阪伝統の味」「大阪梅田 お好み焼き本舗」、大阪のソウルフードともいえる粉もんを取り扱う2つの店をとりあげます。

基本情報

お好み焼き本舗


本社:愛知県豊橋市(株式会社物語コーポレーション)
1号店:神奈川県相模原市(2005年12月)
大阪府内の店舗数:0店舗(※関西2府4県にすら店舗なし)

物語コーポレーションは焼肉きんぐや丸源ラーメンなども運営する会社です。
同じ運営会社でもなか卯とすき家のように美味しさがかなり違うことはあります。しかし、焼肉きんぐも丸源も正直いまいちで特に丸源はラーメン屋ではなく、ソフトクリーム屋の認識なくらい評価は低いです。
ラーメンとソフトクリーム両方食べるなら迷わず同じく愛知県の企業であるスガキヤです。そのため、この時点であれっと思ってしまいます。

串カツ田中 


本社:東京都品川区(株式会社串カツ田中)
1号店:東京都世田谷区(2008年12月)
大阪府内の店舗数:16店舗

グループ会社で他の飲食店も運営していますが、私はあまり知らないです。

おこほんがニセモノと感じるワケ

1.食べ放題が軸でメニューが多すぎる

関西にあるお好み焼き店はお好み焼き、焼きそばが軸のメニューとしてあり、あっても串カツや鉄板ステーキくらいなものです。

食べ放題を大々的にうたっているお好み焼き店は私の知るお好み焼き店ではありません。

食べ放題を軸にしているので、唐揚げやサラダなども充実していて「らしくない」と感じてしまいます。
最近は韓国フェスとかもしているようです。

2.お好み焼きは自分で作るのが基本

自分でつくるか、店員さんが作るか選べる店はありますが、確かここは自分で作るのが基本です。
お好み焼き店に行くという気分ではなく、Green'sK鉄板ビュッフェなどのような食べ放題ビュッフェやバイキングに行くんだという気持ちで行くのがいいお店です。

3.焼きそばの出し方が違う(過去)

今は違いますが、かつて焼きそばを頼むとお皿で出てきました。
今は関西風を意識してかちりとりのようなすくいで運ばれてきて、鉄板にうつしてくれます。
しかも、なんか洒落ていて、王道な味付けではない。
私の知る焼きそばではありませんでした。
お好み焼きもかつては豚玉というように「玉」がついてなかった気がします。
因みにたこ焼きもありますが、遊園地のフードスペースで出てきそうな揚げたこ焼きです。

4.創業者と称する人の写真がスベっている

お好み焼き本舗 ホームページより
右側のサングラスのようなものをかけた男性のこと


これはこの記事書くのにネットサーフィンしてから気付いたことです。
あくまで好みと感性の問題ですが、大阪やからお笑い狙っとけばいいやろという感じが透けてみえて、スベっていると私は感じました。

5.とにかく大阪らしくない

大阪梅田を名乗る割には大阪らしいお好み焼きではありません。しかも関西からは撤退しており、肝心の大阪府では過去一度も出店したことはありません。
細かいですが、ホームページの最後の子どもがお好み焼き食べるシーン、格子切りではなく、ピザ切りのように見えます。
香川では丸亀製麺は親しまれていないのと似たような感情ですが、それ以上に関西風お好み焼きではない気がします。
ただ、先ほども述べたように鉄板式のビュッフェだと思っていけば満足度の高いお店だと思います。
系列店の焼肉きんぐや丸源ラーメンもそうですが、質より量な感じです。

実は食べ放題のお好み焼き店は大阪にもある

おこほんの名誉のためになるかは分かりませんが補足はしておかないといけません。
ここまで大阪らしくないと散々こきおろしてきましたが、大阪の企業が運営する銀の卵や大阪の企業でないものの大阪進出を果たした道とん堀はお好み焼き本舗と似た形態で食べ放題が主軸です。

道とん堀は行ったことありませんが、銀の卵は一度いったことがあります。道とん堀も一度行ってみたいですね。

串カツ田中はホンモノと感じる訳

1.串カツ主軸のメニュー構成

居酒屋コンセプトなのでおつまみも充実してますが、メインは串カツです。一本単位で注文できるのも嬉しいですね。

2.文句なしの大阪を思い出す味

串カツの衣は少し黄色っぽくなっていて少し柔らかいのが特徴です。よく行っていたお好み焼き店で食べていた串カツがこんな感じだったので、大阪をおもだします。
また、かつてはソースも銀色の容器に入っており、二度づけ禁止でした。

3.キャベツもデフォルトで出てくる

つきだし(お通し)という形にはなりますが、串カツ店らしく味のついていないキャベツもついてきます。
串カツ田中ではお通し代金だけでキャベツは食べ放題なのも嬉しいところです。

4.大阪の味には納得の理由あり

ホームページをのぞくと串カツ田中の成り立ちが書かれています。
取締役の田中洋江氏の父からの味を受け継いで誕生したのが串カツ田中です。そのレシピは西成で誕生したとされています。
どこかのお店とは違い、大阪の文化をうわべだけなぞったのではなく、きちんとキャッチコピー通りの「大阪伝統の味」を守っているのです。
大阪では店舗数は少ないものの受け入れられると感じます。

5.サイドメニューも「らしい」ものがある

どて煮やかすうどんなど大阪名物のメニューもあります。
かすうどんは私にはあまり馴染みがありませんが、個人店を中心にかすうどんが提供されているのは見たことがあります。
また、たこ焼きも自分で焼けるようです。ただたこ焼きを店で自分で焼くのはあまり馴染みはありません。

値段はやや高め 串カツは観光客のものという認識もある

ただ値段は一般的な居酒屋レベルで、串カツ8本程度とドリンク程度でも2000円はします。大阪の個人店に行けば、もう少し安く食べられると思います。
また、私はそうは感じていませんでしたが、串カツは観光客のものという認識もあるようです。
西成では串カツが盛んではないというような事も記事(下にリンクあり)には書かれていますが、新世界のある浪速区とは至近の所にありますし、郊外でも串カツを扱う店はあるのでこの指摘は少し違うかなという印象です。

ただ串カツでんがなも東京の企業であり、串カツは案外東京の方が串カツは受け入れられているのかもしれません。
串カツでんがなも行ってみたいですね。


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