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阪神がアレしたのでわたしの野球観を書く

先に言っておくと正直、私はスポーツがあまり得意ではなく、この選手の調子がどうとかを見極める力はありません。だから野球というスポーツ自体の評論家気取りはできません。
まあ、だからスポーツ関連の記事はこれが最初で最後かもな。知らんけど。
では今から何を書くのか。それはスポーツとマスコミや身近な人による教育やプロパガンダの話です。そのため、阪神優勝は関西にとって、ファンにとって喜ばしいことですが、そこに水を差す内容が含まれることをご承知ください。
ここから私の野球観戦の思い出を振り返りつつ、自分の見てきたことや思った事を書きます。


幼少期ー2003年阪神タイガース優勝

私の父親は野球が好きで、高校野球や当時の近鉄バファローズ、阪神タイガースのファンです。
そして、大の巨人アンチで、近鉄がオリックスに統合されて以降?、近鉄の主力選手の大半はオリックスに行ったことに不満を抱き、オリックスアンチでもあります。
因みに父親とは逆に巨人とオリックスファンの友人もいます。
そのため、幼い頃にも家族と野球観戦には何度か行ったことがありますし、阪神が好きでした。
その時の野球観戦の思い出は藤井寺球場での高校野球(近鉄の試合かも?)でめちゃくちゃ暑くて、氷などで冷やすもどうしようもなく、途中で帰った事です。
あと覚えていることといえば、阪神タイガースのユニホームに背番号を入れることをせがんで、アルミホイルで作ってもらったりしたことも覚えています。
そして、小学2年生の時に阪神タイガースが18年ぶりに優勝。テレビの前で飛び上がって優勝を喜んでいました。
この頃は監督が星野仙一氏だったことは知っていましたが、それまで阪神タイガースが暗黒期だったことを知るのはもう少し後の話です。
その後2005年にも阪神タイガースが優勝、この時はそこまで喜んでいませんでしたが、阪神を応援していた気がします。
このあとあたりから、多分家族や親戚と年に1-2回だったとは思いますが、甲子園球場に足を運んでいたかと思います。

思春期ー阪神一辺倒の報道に違和感を持ち始める。

 恐らく小学校高学年あたりからでしょうか?関西にはオリックスがあるにも関わらず、ほとんど中継がされない、他球団もあるのに阪神ばかりに肩入れする在阪局に違和感を持ち始めました。(今思うとプロ野球は商業主義的なので仕方ないことと感じます)。
また、広島の主力だった新井貴浩選手が阪神に移籍することなどは金に物言わして補強する戦略をとる巨人のようにうつったのです。
そのため、応援する球団を変えようと模索しました。 
在阪マスコミがセ・リーグの阪神、たまに巨人をメインに中継することも考慮し、関心が薄れにくいと考えたこと、そしてチームカラーの青色が気に入ったこと、落合博満監督に関心があったことから中日を応援することになります。
そのため、一度本拠地ナゴヤドームで試合観戦したこともあります。
高校あたりからニュース報道に対するマスコミへの不信感を抱きはじめますが、その芽は中学生あたりからあったようです。

ナゴヤドーム

高校生以降ー野球への関心が薄れる

高校生からは勉強や部活が大変だったというのもありますが、関心が一気に薄れたきっかけは落合博満監督解任騒動です。
優勝は続けていたが、経営的には赤字だったための解任だったようです。
落合色というのは薄れ、ユニホームなども大幅にデザインが変更されます。
落合監督の地味だけども確実に勝つ野球が見れなくなると思うと一気に関心がなくなったという感じです。
その後は友人の誘いで高校野球野球を観るために甲子園球場へ足を運んだり、或いは友人の誘いでサッカー観戦したりしました。しかし、自分から進んで情報を仕入れることはしていませんでした。
そのため、あまり野球も見なくなりましたが、球場の雰囲気は好きで、食べ物を食べたり応援するのは楽しいと思えます。どちらかといえば花より団子ですね。
あとは時々、ネットに出てくる33-4や「あかん阪神優勝してまう」などの阪神ネタをみてたり、今年も阪神は後半失速してるなと結果を見るだけのマイルド阪神アンチになっていました。近年の選手の名前などは全く分からず、金本選手や井端選手らが活躍していた時代でとまっています。

2023年、阪神優勝してもうた

2023年シーズンからは岡田彰布氏が再び監督に就任しました。
2005年にはまだ阪神に関心があったことや、2008年の「Vやねん」の大失速が印象に残っていたこと、その後の岡田彰布氏の著書「オリの中の虎ー愛するタイガースへ最後に吼える」が結構面白かったことなどから、岡田彰布監督へ関心を持ち、ネットニュースでいわゆる「どんコメ」を時々見るなど、ほんの少しだけ関心を持ちました。 
この年の阪神タイガース快進撃を見せます。8月中旬にはマジック点灯し、アレよアレよと言ってる間に9月14日に優勝を決めました。
8月中旬頃から野球ニュースや阪神関連動画を見ることが増えました。
そして、マジック1で迎えた巨人戦は阪神公式の虎テレが接続集中による試聴困難による実質無料解放されたため、途中から試合観戦しました。
素直に嬉しいとは言えませんが、やっぱり優勝して嬉しいという感情がわきました。
試合後の胴上げや選手たちが喜んでいる姿を見ると感無量でした。


アレに感動する自分に怖さも感じるー「洗脳」からは逃れられない

 私は在阪マスコミの違和感から阪神アンチになった訳です。これはある意味「理性的」な判断かもしれません。しかし、中継を思わずみて、優勝に感動してしまっています。
思い返すと野球の関心が薄れた時期も阪神の情報を無意識的に集めていたと感じます。
つまり、これが意味するものは幼い頃から「教育」された、自分自身の思考回路はそう簡単に修正できないということです。
幸い、スポーツ観戦だから大きなトラブルにはなっていません。
野球に限らずスポーツというのは争いごとをある程度ルール化し、秩序が保たれつつも、ストレス発散の手段になっています。
稀に暴動に発展することはありますが、大抵の場合はある程度で収拾がつきます。
ただ、これが戦争の引き金になることは否定できません。無意識のうちに特定のチームに肩入れするという感情は時に大きな争いの種になり、思い込みによる悲劇をうむ可能性を片隅においた方がいいと考えます。知らない間に悪い指導者に操られる可能性すらあるのです。
スポーツには国威掲揚の意味もあるので、あからさまに政治的に利用されることもあります。
そして、日本の戦時中こそスポーツなどの娯楽が制限されましたが、娯楽で小競り合いさせておくことで、政治的不満から目を背けさせる機能もないとは言い切れません。
それをふまえて、実態としてマスコミが阪神偏重な報道をしている現状なので、プロパガンダにのせられている感からの恐怖感があります。
だから、阪神優勝を「素直に」喜べない自分がいる訳です。

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