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大学生が語る現代の高卒就活について

皆さんは、高卒就活と聞いて何を思い浮かべますか?
・就職するのが大変そう
・主に肉体労働が多そう
・給料が安そう
・インターンがほとんどなくて会社を知る機会が少なそう
・就職の幅が狭そう

私は高卒就活に対してこのようなイメージを持っていました。
今回3ヶ月という短期間ではありますが、学生団体の一員として、高卒就活の幅を広げるためにつくられたNEWGATEというサービスをより多くの方に知ってもらうため、また高卒就活の幅を広げるお手伝いをするため、一緒に活動させてもらっています。今日はその中で私が感じたことや高卒就活に対する心境の変化を書きたいと思います(^^)



1.高卒就活の現状について

文部科学省の調査データによれば、平成29年の全日制と定時制含む全国の高等学校の卒業者は1,075,316人、うち就職希望は192,008人で、実際に就職できたのは188,212人という結果が出ています。

割合で見ると高卒者のうち約17.9%の人が就職を希望し、約17.5%の人が就職に成功しており、高卒者の就職率は98%とかなり高いことがわかります。

また最近では卒業してすぐに活躍できる即戦力を育成するために授業のカリキュラムを見直したり、進路指導を熱心に行ったりする高校も増えてきました。
各業界で活躍する卒業生が増えると、OB・OG訪問もしやすくなり、より就職先の状況や働いてみた感想、仕事のやりがいなどを聞く機会も増えていくことが予想されます。
ですがまだ現状の高校生の就活は、働くことに具体的なイメージを持つことができず、企業を選ぶ目が養われたり、就職の幅を広げるための知識を与えてもらう環境が少ないように思えます。

2.「一人一社制」

みなさんは「一人一社制」を御存知ですか?

「一人一社制」とは、企業へのエントリー解禁日から、一人の生徒が応募できる企業を一社とする制度のことです。
私は今回のプロジェクトを通して初めて「一人一社制」の存在を知りました。

今回のプロジェクトに関わり始めてから、ある高校の先生に「一人一社制」についてお尋ねする機会がありました。そこで先生は『「一人一社制」はまだ就職に関して、広い視野を持たない子供にとってだけでなく、高校に取っても都合がいいことなのです」とおっしゃいました。私は衝撃を受けました。確かに一人が何社も受けれるようになれば、高校は今以上にたくさんの企業と連携を取らなくてはならなくなるため、高校側の負担は確実に大きくなります。

「多様な業界を子供達に見せてあげること」「選択肢を増やしてあげること」で離職率が減ったり、よりやりがいの感じられる仕事に近づけるのではないかと思います。また、NEWGATEを作った永田社長は一人一社制を変えるのではなく、「一社」を選ぶための選択肢を増やしていきたいとおっしゃっていて私はその言葉にとても同感します。

永田社長はこちら「一人一社制」が悪ではない。高校生の就職に、もっと選択肢を。という記事を書いています。興味のある方はぜひこちらも読んでみてください。

3.心境の変化

高卒就活に対してマイナスなイメージを持っていた私ですが、今回のプロジェクトに関わり、高校の訪問に同行させていただき高校の先生の意見を聞いたり、実際に周りの高卒就活を経た友達の意見を聞いて「10代のうちに社会人経験を持てる」「早く社会に出て自立できる」ところなど高卒就活ならではの良さはたくさんあり高卒就活に対するイメージが変わっていき、もっと高卒就活をポジティブに捉えるようになりました。

4.高卒就活の幅を広げるために

「高卒求人数が年々増加している中で、教員がすべての求人を把握することは現実的に不可能です。教員にも生徒にも知られていない魅力的な求人票が学校に溢れているこの現状は、すごくもったいないことだと思う」と永田社長もおっしゃっていました。そこでNEWGATEは、高校生向けの企業説明会を開催しています。
この"高校生と企業をつなぐイベント"は、人の人生の選択の幅を広げる非常に素晴らしいイベントです。このおかげで、いろんな企業に興味を持てるきっかけづくりになっていくと思いますし、"人生を変えるイベント"になっていくと思います。

5.最後に

いかがだったでしょう。なんとなく、高卒就活の現状を把握できたのではないでしょうか。

私は、以前は山奥にある田舎の短期大学に通っていましたが、教育について深く学ぶため、また少々の学歴コンプレックスで都内の大学に編入しました。大学生として高卒就活に関わる今、あくまでも主観ですが学歴は自分が思っていたほどあまり関係ないのかなと思います。多くの人に会い、たくさんの場所に足を運び、いろんな経験をした上で広い視野を持って自分の進路を選択することに意味があると考えます。
高卒就活がもっと幅広く自由になっていくようにこれからも少しでも貢献していけたらなと思います。

この記事をきっかけに、NEWGATEというサービスに興味を持っていただける方がいれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。







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