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進路を決めるのは、親でも、先生でもないー七海大瑚

七海大瑚さん、19歳。福島県の情報高校を卒業後、日本駐車場開発株式会社に入社されました。働いて2年目を迎えたいま、働きながら感じている事について。また、就職活動をしていた高校時代についてお話しいただきました。

Q.普段は、どんなお仕事をされているのですか?

七海さん:契約社員の方や先輩に教えてもらいながら、全員で協力して駐車場を管理しています。僕が主にやっているのは、駐車場での車の誘導。人員のシフトを組んだりもします。一年目の高卒社員が2人いるので、その指導にも加わっています。

Q.高校生の時、進学は考えなかったのですか?

七海さん:大学生って楽しそうだけど、お金も時間もない。だったら働いた方がいいと思いました。兄弟がいて、やりたいこともないのに大学には行くのは違うと思いましたし、進学していても無駄に4年間を過ごしていたと思います。

Q.就職活動で困ったことはありましたか?

七海さん:情報高校に通っていたので、就職には強い高校でした。「東京で働きたい」という思いがあったのですが、先生が勧めるのはOB・OGが就職した県内の企業ばかり。自分で東京の企業を探していました。
その時大変だったのは、就職先の優先順位を決めること。仕事内容か、福利厚生か…。どれを重視するべきなのか、とても迷いました。

あと、就職活動を始める前から知っていた事ではありますが、「一人一社制」にはすごく違和感がありました。「大学生はたくさん受けられるのに、なんでだろう?」って。受けたい企業がいくつかあっても1社に限定されてしまうのは、とても損だと思いました。

Q.働いていてよかったと思うことは?

七海さん:いい意味で大人になったことです。収入もだいぶ変わり、金銭面でも余裕がありますし、休みがちゃんと取れるので趣味に割く時間も作れて充実しています。大学に行った人よりも、一歩先に進むことができたと思います。

Q.「学歴」についてどう思いますか?

七海さん:高校生の時は、学歴なんて関係ないと思っていました。でも今はたまに、大学行けばよかったと思うこともあります。例えば、今後転職などでキャリアアップしたいと思った時に、学歴が必要になるとわかったからです。どうしても学歴で評価されてしまう社会だということは感じています。

Q.今後挑戦してみたいことは?

七海さん:後輩指導にやりがいを感じている事もあり、将来は人事部で働くのが目標です。人事部の藤本さんと選考で初めてお話した時、とても明るい方で安心しました。こういう人になれたら、自分の後輩も安心して入社できるのではないかと思い、それから人事部に憧れるようになりました。

Q.高卒就職を考えている人に、伝えたいことは?

七海さん:ひとつは、アルバイトの経験があるからといって、就職を甘く考えない方がいいという事です。アルバイトとは責任の重さが全く違います。トラブルの処理は、社員である自分が全てやらなくてはいけません。

もう一つは、自分のやりたいことを追求するべきということです。先生や親のアドバイスを聞くのも大切ですが、結局は自分だと思います。誰かを頼りに決めると、うまくいかなかった時にその人を責めてしまいます。だからこそ、自分で決めるという事を大切にしてほしいです。


■インタビューを終えて
とても礼儀正しく、受け答えがしっかりされているのが印象的だった七海さん。高校生には珍しい「コミュニケーション力」と「向上心」から採用を決めたと、人事部の藤本さんは仰っていました。
自分の未来をしっかり見つめ、自身で進路を決めること。それこそが進路決定において大切なのだと、学ぶことができました。

今後の七海さんのご活躍を、楽しみにしています!


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