トップリーグプレーオフに向けて雑感②

前の続き

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

FWにもう一枚パンチが欲しかったのとBKのナチュラルポジションってのをどう考えるかって部分で自分らでラグビーを難しくしすぎたチームかな?と。レイドローにある程度コントロール任せてボール持った時に能力高い選手を並べてってしたかったんやろうけど、マフーザ、ゲイツ、池田、前田って能力の高さは感じるけどまだそのポジションでやりきれない感じがあった。それでも使うことで慣らして行ったことは現代ラグビーのセオリーとはあってるしそこに石井が戻ってきたことでしっかりエッジの基準が出来て、かなり守りにくいチームにはなって来たと思う。後はFWのインパクトをどう出せるかだけで、まとまってはいるしハードワークは出来るけど立て直しがレイドロー任せは厳しい。

リコーブラックラムズ

前列の若返りに成功したのがなによりの収穫かな?と。そこからゲーム自体は崩れないように組み立てられる。そこに大和、ブロードハースト等がいるから外国人選手達がのびのびプレー出来る環境にあるのはこのチームが一番じゃないかな?と。松橋も休めた事で怪我含めてリフレッシュできたっぽいし周りの選手もハードワークしてくれるから、のびのびプレー出来たことが代表復帰にも繋がったし。バックスはとりあえずエッジでも起点作れるコンタクト負けない選手を置くってのがハマった。大洋とかメイン平とかをちょっと強引にセンターに置いたりしたからディフェンスのシステムは少し崩れ気味にはなったものの基本の外側から押し上げていくシステムでなんとか機能させてましたね。平を15で固定して前と後ろからしっかりゲームを固めた方が長い目で見れば良かったんじゃないかな?とも。

東芝府中ブレイブルーパス

一応中位には残ったんやくらいの印象。結局ストラトンを10にまわすしかない中でさらに15もゲームコントロール出来るタイプじゃなかったりでブラガッダーみたいな緻密なラグビーするのはこのチームのカルチャー含めて難しいんかも。いっそ杉山ー松永ラインにまかせて、桑山ツインズとジョネでバックスリー、外国人枠はセンターとFWに使い切る方がなんとかなるんじゃないか?くらいの印象。FWも伊藤もでてくるやろうし日本人だけでなんとかしようとしてる試みは良いと思うけどリーチをそろそろ自分のプレーにまずフォーカスさせてやれるような選手を呼んで来ないと。カフィがいなくなって余計に負担が来てるように見える。ブラガッターのラグビーどうこう以前に会社的な問題もあるやろうけどもう一回チームカルチャーから見直すべきかな?と。それでもこの順位なんやからポテンシャルはあるんやから。

キヤノンイーグルス

沢木ラグビーがどうかってのは特別感じなかったけど内部分裂起こしかけてる言われてた去年よりはマシにはなったかなと?田中をゲームエンダーに置けてるのがなにより大きかったかなと。ジャン、コーバス、ジェシーの南アコミュニティーでゲームを落ち着かせてなんとかコントロールして田中で調整するってゲームが沢木のやりたいことではないやろうけど現実的には正しいかな?と。そこにカーク、田村、庭井あたりの経験ある人間が組み立てに参加しながら押し上げていきたいんやろうけどどこで自分の色を出していくんか?ディフェンスからでは絶対ないしそこをマフィでって言うともっかい分裂までありそうで・・・カークとナキの組み合わせとかちょっと(笑)

HondaHeat

正直もうちょい勝てるかと思ってた。ただ外国人選手枠含めた選手層の薄さがもろに怪我人が出ると目立ちすぎた。両センターを固めるかFWを固めるかの判断が難しくスコアとるて能力や守り切る局面でマンパワーの足りなさを感じた。その分日本人選手は大きな経験を積んでてどの選手が出てもある程度の計算は出来るようにはなってきた。後はヴィリアミが大きなインパクトを残せるようになれば充分勝ち点を稼いで行けるチームになるんじゃないかな?と

ヤマハ発動機ジュビロ

時代の移り変わりにどう対応していくか難しくなったチームだなと。五郎丸引退も早々に発表され、矢富兄もプレー時間を減らしていくなかで次のチームをどう組み立てるか含めて難しい分岐点に立たされた。どの世代を中心にするか個人として誰かって言うのも難しくなり日本選手権優勝メンバーもほぼ30代に突入する。そのFW陣と吉沢、清原、グリーンでゲームをコントロールしていきながらもう1つ若い世代が育つのを待つしかない現状かも。ツイタマとかスコアリングの要になりそうな選手はいるし。クワッガの動き見るだけでおもろいチームな部分もあるんやけど。まずスクラムとディフェンスから組み立てるチームだと思うのでそっから見直しをするしかないんじゃないかな?と

下位チームはプレーオフ含めて代表と一緒に書いて終わります。

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