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パヤオ県(Phayao) タイ北部

 スコータイ王朝以前の12世紀から王国があったとされる県。13世紀のガムムアン王の治世には、スコータイと同盟を結ぶほどの力を持っていたという。パヤオ市の中心地であるパヤオ湖のほとりには、ガムムアン王の銅像が立つ。

 自然に恵まれタイルー族など少数民族も多く居住するが、「それ以外の見どころは少ない」とタイ政府観光庁が紹介するほど、静かな県。パヤオの代名詞ともなっているパヤオ湖は1939年、かんがい計画の一環で造られた人工湖。湖の中には15世紀後半に建てられたといわれる寺院 「ワット・ティロック・アラム」が沈んおり、仏像をお参りするためのボートが出ている。

 水没とはいっても仏像は水中ではなく、基礎の上に安置されている。そもそも水深は2メートル弱と、あまり深くないようだ。ボートに乗る際に救命胴衣を着用、そのまま仏像に手を合わせる信者のおかしな光景が見られる。

人口: 47万7,100人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:6,335平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口56万人の鳥取県以下
   面積6,339平方キロメートルの大分県ほど
距離:バンコクから691キロ(タイ道路協会)

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