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ピジット県(Phichit) タイ北部

 北部からの2つの川、ヨム川とナーン川が並行して流れる県。肥沃な大地が広がることから、1,000年以上の昔に農業が始まり、スコータイ、アユッタヤー(アユタヤ)、現ラッタナーコーシンと、いずれの時代も主要都市として栄えた。ピジット市内には旧市街が残り、アユッタヤー(アユタヤ)時代の遺跡も有名。

 ピジットの顔となるのがワニ。バンコク近郊のサムットプラーカーン県や、ピジット県に接するナコーンサワン県でも有名だが、タイでワニといえばピジット。県内いたるところにワニの像が並ぶ。後ろの2本脚で立ち、前脚で(両手を合わせたタイ式のあいさつ)ワイをする像の姿は微笑ましい。ただ、川や運河が多いことから、雨期で河川が氾濫するとワニ園からワニが流れ出し、町中で目撃されるという珍事件が続発する。

人口:53万9,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:4,531平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口56万人の鳥取県以下、面積4,465平方キロメートルの山梨県ほど
距離:バンコクから344キロ(タイ道路協会)

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