タイ国花より知られたタイの花「ラン」 タイでどこにでも咲く花-13
和名:ラン(蘭)
英名:Orchid
泰名:กล้วยไม้ クルアイ・マイ
ランこそタイで1年中見かけ、タイ国際航空(TG)もランをイメージしたデザインが施されていて国花と思わせる存在だが、国花ではない。寺院へのお供え、切り花としての贈りもの、庭で気軽に栽培など、国花のゴールデンシャワー以上にタイ人に生活に密接する花。
ラン自体は世界で1万5,000種あるとか。タイで最も知られているのはデンファレ(洋蘭)で、世界に流通している8割はタイ産、日本にも年間1億本輸出されている。タイの空港でも箱詰めが売られているが、それ以外では個人的に日本に持ち込めないという。専門業者が日本向けに輸出していて、注文から5日ぐらいで着く。
タイでの栽培方法はいたって簡単。大きな木にココナツの殻をくくりつけ、そこにランをさしておくと勝手に育つ。切り花としてもらっても、室内で2週間~1カ月ぐらいもつ。
TGのデザインのみならず、タイの空港にはこれみよがしにランが飾られている。写真はスワンナプーム。
寺院で必ず見かけるランの供えもの。
切り花には多種のランが利用される。
切り花で贈られてきたラン。
Purple Moth Orchidという名称らしい、自宅に咲いたラン。
観賞用のラン。3~4日おきの水やりで十分だという。
1998年に中部サムット・サーコーン県の寺院に供えられたラン。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?