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「音楽」を通じて、江田島の文化と自然を体感する一泊二日の旅──「煩悩 #BornNow 江田島」が5月14日から15日に開催

「誰もが楽しめる夜をつくる。」をミッション掲げる私たちNEWSKOOLは、2022年5月14日(土)から 15日(日)にかけて、一夜限りのリトリート旅「煩悩 #BornNow 江田島」を開催します。

今回の「煩悩 #BornNow 」の舞台は、広島県南西の瀬戸内海に浮かび、平安時代よりつながる自然、文化、歴史を受け継ぐ島である江田島。

温暖で雨が少ない瀬戸内海特有の気候が特徴で、瀬戸内海の美しい景色が広がっています。また、明治時代に軍都・広島を守るために砲台が建設されたり、旧日本海軍の海軍士官の養成の地となったりと、江田島は瀬戸内海の海と密接に関わってきました。

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「煩悩 #BornNow 江田島」では、そんな江田島の自然や文化を、音楽とともに最大限体感できるコンテンツを企画しています。

旅の始まりは、明治時代に広島湾要塞の一角として建設された砲台山での特別な晩餐会から。続いて、満天の星空を眺めながら、江田島をイメージしたカクテルを楽しめる星空barや、豊かな自然と風光明媚な瀬戸内海を一望できる江田島荘での宿泊体験が用意されています。翌朝には島の極上朝ご飯を落語とともに楽しむことも。

選曲を担当するのは、国内外のダンスシーンで活躍するDJ AlamakiとSHINTARAW。各コンテンツの魅力を最大限に引き出すような音楽のペアリングを行います。

本記事では、江田島荘の総支配人である阿部直樹氏、 総料理長を務める小竹隼也氏のコメントとともに、今回のリトリートの見どころを紹介していきます。

砲台山での「五感を奮わす」晩餐会

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明治時代、広島湾要塞の一角として建設された砲台山。実戦では一発も砲弾を放たれることなく役目を終えたこの山で、一夜限りの晩餐会が開かれます。

テーマは「五感を奮わす」。瀬戸内海の恵みをうけた海鮮など、新鮮な地元食材から作り上げた一皿に、お酒と音楽がペアリングされ、味覚と聴覚を刺激する。それに砲台山というユニークベニューからの絶景が重ね合わさる。江田島という土地の文化や歴史、魅力を五感を使って感じられます。

「地域固有の文化をもつ江田島の魅力を借りながら、そこに音楽や食の要素を掛け合わせることで、今までにないような新たな体験をつくりたい」

「煩悩 #BornNow 江田島」のプロデューサーを務めるNEWSKOOL代表の鎌田はこう語ります。お寺というユニークベニューを舞台に音楽フェスをつくってきた私たちNEWSKOOLは、そのノウハウを活かしつつ、江田島の魅力を丁寧に再解釈していくことで、今回の晩餐会をつくり上げました。島内を巡り、島の方々との対話を重ねることで見えてきた江田島のオーセンティックな魅力が、今回の晩餐会には詰め込まれています。

そんな餐会でシェフを務めるのは、江田島荘の総料理長である小竹隼也氏。江田島の食材の魅力を誰よりもよく知る人物であり、ミシュランガイド2つ星「ラ・グルヌイエール」のオーナーシェフで、フランス政府から4大シェフとして選定されたアレクサンドル・ゴチエ氏に師事していました。

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小竹氏がフランス留学の中で学んだのは、地元の食材や地元の人々とのコミュニケーションを大切にしながら一皿一皿を創り上げるゴチエ氏のスタイルです。

当時の経験について小竹氏は次のように語ります。「普通は留学に行くとなると師匠の料理レシピを必死で書き写すわけですが、師匠のポリシー的にそういうことはNGだったんです。その代わりに僕は、師匠の料理や食材との向き合い方を学びました」。

そんな小竹氏は、生産者の方々の魅力に惹かれ、江田島にて活動することを決心しました。江田島をはじめて訪れた際に、牡蠣漁師やみかん農家など、出会った生産者の方々は、島の歴史や文化から日頃の生活、生産品の魅力までを熱く語ってくれたそうです。江田島の食材は、生産者の方々の想いが色濃く、重厚なストーリーを持っており、「ここでなら誰も見たことがないような料理を作れるはずだ」そう確信したそうです。

「僕ら料理人は、食材の生産者の方がいてはじめて料理をつくれるわけですから、生産者への感謝を忘れてはなりません。むしろ、僕らが食材の取れた土地の文化から収穫までに込めた想いまでを代弁していかなければと思っています」

晩餐会のメニューを決める際に小竹氏が意識したのは、砲台山というロケーションの魅力をいかに引き出せるか。長い歴史と文化をもつ砲台山で食事を提供するからには、他の場所では味わえない食の体験を提供したい。そんな想いのもとにつくられたコース全編、江田島の文化の蓄えられた食材と料理が登場します。

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Amuse…
旬なえたじま野菜 菜園に見立てて a la table!
Entre…
柑橘のガスパチョ スズキのタルタル
Locavore…
イカ墨のラビオリ Raviole noir
Viande…
広島さん黒毛和牛ロース 炭ブロッコリー
Dessert…
マカロンと砂谷ミルクアイス


光源寺境内での星空バー

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砲台山での特別な晩餐会の後は、お寺の境内に広がるラウンジバーへ。ミュージックセレクターFermento Nacimiento aka “SHINTARAW”によるアンビエントな音楽とともに、江田島をイメージしたカクテルをお愉しみいただけます。満天の星空を眺めながら、大切な人とゆっくり語り合うひとときとなっています。

全室オーシャンビューの源泉掛け流し温泉宿「江田島荘」

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宿泊は、豊かな自然と風光明媚な瀬戸内海を一望できるフロントオーシャンビューの江田島荘(広島県江田島市能美町中町4718)。全室31㎡以上のゆったりとした客室でくつろぐことができます。

建物や景観、料理、温泉は言わずもがな、江田島荘の一番の魅力は「人の温かみ」であると、江田島荘の総支配人である阿部直樹氏は語ります。江田島荘にいる50人のスタッフを採用する際に、一番重視したのは「人の気持ちや痛みが分かるか」だそうです。

「人はサービスを受けることに感動するのではなくて、サービスを提供する人の気持ちに感動すると思っています。なので、江田島荘にはそんなおもてなしの心を持った従業員しかおりません。それが江田島荘のコンセプトであり、一番の魅力だと思っています」

島の極上朝ご飯と落語で元気な朝を

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朝食レストラン「ロカヴォーレ(Locavore)」の名前の由来は、「local 地元」と「vore 食動物」から生まれた新語で「地元で採れた食物を食べる」という意味です。

朝食は1日のはじまり。地産地消の食材を使った「島のお母さんの朝ご飯」が提供されます。朝食のあとは、新進気鋭の若手落語家の桂枝之進氏が落語を披露。瀬戸内海を舞台にした落語を愉しむことも。

「煩悩 #BornNow 江田島」開催にあたって

ナイトデザインの領域で事業を展開してきた私たちは、今回のパンデミックから復興し、より持続的なエコシステムをつくるためには「文化・観光・経済」をつないでいくことが重要だと考えています。各ステークホルダーが連帯することで、その土地に根付く文化や歴史を活かした、新しいかたちの体験型観光を生み出せるはず。

ツアー開催にあたって、阿部氏は「島をより良い方向に変えることができるのは”若者、よそ者、バカ者”だと思っており、今回の取り組みは島にとっても貴重な機会だと感じています。今回のツアーを通じて多くの人々に江田島の魅力が伝わり、島がより豊かになるきっかけになれば」と語ります。

今回の「煩悩 #BornNow 江田島」は、江田島荘や江田島市観光協会をはじめとした多くの地元の事業者の期待と協力のもとにつくり上げられています。島の文化遺産である砲台山の使用許可を得る、島内の移動手段を確保する、島内に電子決済のシステムを導入するなど、ツアー実施のためのどのプロセスを見ても島の人々の同意と協力がなければ実現しません。

NEWSKOOL代表の鎌田は次のように語ります。

「江田島のオーセンティックな魅力を伝えるために意識したのは、『地域に応援してもらえるか』です。地域の人の理解なくコンテンツ制作を進めても、でき上がるものは表面的で楽しくないものになってしまうし、持続可能性もなくなってしまう。現地の事業者、生活者の方々からの理解を得た上でプロジェクトを進めることを心がけました。

今回の『煩悩 #BornNow 江田島』が文化・観光・経済の連帯に向けた第一歩になることを祈るとともに、より多くの方々に江田島の魅力を知ってもらうきっかけになればと思います」

豊かな自然、文化、歴史を持つ江田島ですが、その一番の魅力は人にあります。島の方々と接していると、江田島のことを誇りに思っており、自身が望むライフスタイルを送っていることが伝わってきます。生活に根付いたストーリーを持つ現地の人々が生み出すオーセンティックな魅力が、江田島にはあります。

今回の一泊二日の旅は、砲台山でのディナーや江田島荘での宿泊体験をはじめとして、音楽とともに江田島の魅力を堪能できるようなコンテンツが多数用意されています。五感を奮わす一夜限りのリトリート旅「煩悩 #BornNow 江田島」。江田島の魅力をぜひご堪能ください。

"煩悩 #BornNow 江田島" 概要

【日程】
2022年5月14日(土)- 15日(日)※ 1泊2日
【場所】
広島県江田島市
【募集人数】
10組限定(原則2~4人/組)
【出演】
ミュージックセレクター DJ Alamaki / SHINTARAW
料理人 小竹 隼也
旅の水先案内人 桂 枝之進(落語家)
【発売日】
4/11(月)14:00より、オフィシャルWEBサイトにて販売
【オフィシャルWEBサイト】
https://bornnowetajima.com/

江田島荘 総支配人 阿部直樹
1990年生まれ。秋田県出身、江田島在住。日本ホテルスクールを卒業後、シェラトンラグーナグアムリゾート、シェラトングランドホテル広島にてホテル運営に於ける様々な部署を経験。国内のホテル再建やハイアットリージェンシー横浜の開業を行い、2020年より現職へ就任。「お客様の幸せは従業員の幸せから」を信条に、江田島の雇用創出と若手の育成、そして江田島の観光産業を盛り上げるため移住。

江田島荘 総料理長 小竹 隼也
1990年生まれ。広島市出身。『第1回ひろしまシェフ・コンクール』の成績優秀者として、広島県の支援を受け渡仏。フランスでの3年間は、ミシュランガイド2つ星「ラ・グルヌイエール」のオーナーシェフで、世界環境会議(COP21)にて、フランス政府から4大シェフとして選定されたアレクサンドル・ゴチエ氏に師事。フランスの片田舎で、地元の食材や地元の人々とのコミュニケーションを大切にしながら一皿一皿を創り上げるゴチエ氏に感化され、帰国後、その街の姿を江田島に重ね合わせることとなり、2018年から江田島に移住。

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