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「皇室広報の一層の充実を」時事問題対策 日経新聞社説を読み取る

おはようございます。
4月29日(月・祝)朝は、心地よい快晴です。
けさのTBSニュースでは、国民が円安の影響でGWの海外旅行を控えたことで、今年は“安近短”の国内旅行が人気だそうですが、ハワイ旅行は空席のため3泊5日13万5,000円に値下げた話題を伝えています。

確かに、私は年取ったせいか「10年一日の感」で、10年はあっという間の感覚を覚えますが、2012年の夏には為替レートが1ドル=78~80円だったことを考えると、為替レートが現在1ドル=158円台と10年前のほぼ倍になり、まるでジェットコースターに乗っている気分です。

「円安」による影響は深刻ですが、日本は政界、経済界、金融界をあげて、この急激な変化に立ち向かい、困難を乗り越えることが求められます。


さて、今日の社説では、4月1日にスタートした「皇室広報」です。


フォロワー数は初日で35万人に。
首相官邸の約29万人を上回り、投稿には6万超の「いいね」がついた。
8日現在、フォロワー数は75万人となり、スウェーデン王室の63万人を超えた」(読売新聞より)そうです。
日経新聞の社説では、「近年、若者の主要な情報源はSNSになってきている。象徴天皇制は国民の総意に基づく。次世代の国民が皇室の将来像を考える一助としても、閉鎖的といわれてきた宮内庁がSNSで情報開示を進める意味は小さくない。今後も発信内容の充実が望まれる。」と結んでいます。
皇室の社会の変化に対応していこうとする姿勢を評価していますね。

【参考】
「宮内庁広報室ができた意味」(広告会議より)
https://mag.sendenkaigi.com/kouhou/202306/web-risk-24h/026399.php
「宮内庁のインスタ好調、フォロワーは1日で「首相官邸」超え…眞子さん結婚機に積極広報」(読売新聞オンラインより)
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20240408-OYT1T50053/

[社説]皇室広報の一層の充実を

2024/4/28 19:00 日本経済新聞 電子版

宮内庁のインスタグラムはフォロワーが100万人を超えた(日本経済新聞より引用)
宮内庁が4月から始めたインスタグラムの情報発信で、
公式アカウントのフォロワー数が100万人を超えた。
皇室への国民の理解をより深めるための広報活動を積極的に続けてほしい。

宮内庁がSNSの活用に乗り出すのは初めてだ。
2023年度に「広報室」を新設して準備を進めてきた。
同庁はインスタを選んだ理由について、写真中心の発信に向くことや、若者が多く使っていることを挙げている。

当面は主に天皇、皇后両陛下の公務の内容を発信する。
国会開会式への出席や外国首脳との会見、園遊会といった定例的な行事のほか、能登半島地震の被災地訪問の様子なども紹介している。

インスタを使うだけあって、多数の写真を掲載する例が目立つ。
出来事から日を置かずに投稿する例も多い。
同庁は「タイムリーな発信を心がけている」としている。
迅速な発信は評価できる。

「皇居」「宮殿」といったタイトルで、基本的な施設や行事を紹介する入門編のような映像もある。
幅広い層に届くよう、さらに内容を工夫してほしい。

天皇ご一家以外の皇室メンバーに関する情報の発信も今後検討する。
皇族方が直接投稿される形は想定していないというが、海外王室ではそうした例もある。
将来に向けた課題だろう。

皇室を巡っては、ときに度を越すような過激なバッシングが問題になってきた。宮内庁のインスタでは、一般の人が自由に書き込めるコメント欄などは設定されていない。やむを得ない部分もあるだろう。
それでも国民とのコミュニケーションはできるだけ双方向であるべきで、その方法は引き続き考えていく必要がある。

象徴天皇制は国民の総意に基づく。
次世代の国民が皇室の将来像を考える一助としても、閉鎖的といわれてきた宮内庁がSNSで情報開示を進める意味は小さくない。
今後も発信内容の充実が望まれる。


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