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#26 詩を味わうシンプルな授業

詩を作る単元に入った。 とは言っても、いきなり「詩を作りましょう」と言われても、意欲もわかないし、難しい。そこで今日は相田みつをさんの詩を紹介することにした。

わたしがよく行うのは、文字数(ひらがな変換)の空欄をつくって、予想しながら読むと言う方法だ。例えば

うばい合えば ○○○
分け合えば  ○○○
うばい合えば ○○○○
わけ合えば  ○○○○

と板書(またはモニターに写す)し、予想していく。
子どもたちの予想を発表してもらい、当てはめて読んでみる。

上の例では、このような例が出た

奪い合えば ○○○ ←ケンカ
分け合えば ○○○ ←えがお わらい
うばい合えば○○○○ ←せんそう かなしみ
わけ合えば ○○○○ ←うれしい あんしん
※もっとたくさんでたが、割愛する

このどれもとても素敵だと価値づける。「作る」まではいかなくとも、詩を書くってこう言うことなのかとイメージが湧く。

○○○○○のおかげで 勝てるんだよなあ

この詩では

・おともだち
・おかあさん
・おとうさん
・じぶんたち
・れんしゅう

などがでた。当てはめて読んでみるとどれも良く、教室から「おぉ〜!」と歓声が湧く。
そして、相田みつをさんの言葉は「まける人」だと紹介すると、「あぁ〜」と感嘆の声。

空欄を予想すると言うシンプルな方法だが、価値づけ次第で詩を味わうことができるようになる。ただのあてっこではなく、子どもたちの考えた言葉にも価値づけをしていくことで、次の「詩を書く」ことにもつなげていきたい。

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