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描いた未来は叶う。夢は口にすると叶う。けれどそれは忘れた頃にやってくる。

先日、かれこれ4年ほど連絡をとっていない知人から、あけましておめでとうの連絡が来た。それと同時に、「その後アメリカへは行ったの?」と聞かれて驚いた。


その知人とはあまり親しい間柄ではないのだけど、数回会って食事をしながら将来の夢を話したことがあった。

そして全く覚えていないのだけど、どうやらわたしはその際に「将来アメリカへ行く」と話していたらしいのだ。



昨年わたしはニューヨークへ行き、数ヶ月間を過ごした。「アメリカへ行く」と知人に話していたことなどすっかり忘れ、単にそのとき「行きたいと思ったから行った」と、そう思っていた。けけど、実はそれは(忘れていた)以前からの夢で、わたしは知らず知らずのうちに夢を叶えていたのだ。


正直、その知人の存在はすっかり忘れていて連絡が来たことにとても驚いたくらいなのだけど、そんな遠い遠い人から思いもかけず夢が叶っていたことに気づかされるという、なんとも奇妙な体験を新年早々したのだった。




以前何かの本で、「現実に起こることはすべて自分が願ったことである」と読んだことがあるのだけど、もしかしたら本当にそうなのかもしれない。

わたしたちの「今」は、過去のある地点で自分自身が望んだ現実で、けれど望んだことが現実に起こるまでにライムラグがあり、望んだことすら忘れているだけなのかもしれない。


だとするならニューヨークへ行ったことも、今オーストラリアで過ごしていることも、いつかの過去にわたしが望んだ未来なのだ。わたしたちはいまこの瞬間、過去に夢見た未来の中に生きている。


そう思うと、素敵な未来を描かざるにはいられないじゃないか。思わずにやけてしまうような素敵で楽しい未来をたくさん描いて行けば、わたしたちの未来は、きっとどこまでも明るい。

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