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NY陪審が女性作家への名誉毀損でトランプ氏に8330万ドル(約123億4000万円)の賠償命令


今ニューヨークは、まるで蜂の巣を突いたかのような騒ぎとなっています。

NY連邦地裁前や、トランプタワー周辺には多くの報道陣が詰めかけていますが、この異常とも言える評決。
8330万ドル(123億4000万円)という賠償金額に、予測を遥かに超えた異例の判決だと、驚きを隠せない表情で報じています。

この裁判は、トランプ前米大統領が、女性作家のジーン・キャロル氏に対する性的暴行を否定し、名誉を毀損したとして損害賠償を求められていた訴訟で、
米ニューヨークの連邦地裁の陪審は26日の今日、評決が下されることになっていました。

陪審はトランプ氏に対して、ジーン・キャロル氏の名誉修復のため1100万ドル、性的暴行を否定した発言が引き起こした精神的苦痛の損害のために730万ドル、トランプ氏が悪意を持ってキャロル氏についての発言をしたとして、6500万ドルの懲罰的な損害賠償を支払うべきだと判断したということです。

昨年2023年5月に、別のニューヨークの連邦地裁の陪審が、性的暴行と名誉毀損に関するジーン・キャロル氏の訴えを認め、既に500万ドルの賠償金の支払いを命じていたので、「ひどい!これでは二重取りだ!」と言った投稿や、「これでトランプ氏の政治生命は終わった」と言った投稿など、SNS上でも蜂の巣をつついたかのような騒ぎとなっているのです。

トランプ前大統領は、この前代未聞の8,330万ドルの支払いを命じる判決に対して上訴する方針です。

また自身のSNSトゥルー・ソーシャルに、この判決に対する反論を表明しました。

「我々の法制度は制御不能であり、政治的武器として使われている。彼らはすべての“憲法修正第1条”の権利を奪った。これはもうアメリカではない!」と綴っています。

しかし、この判決は、次のサウスカロライナ州での予備選だけではなく、今後の選挙活動にも大きな支障をもたらすことが予想され、「トランプ氏本気潰し」がエスカレートすれば、アメリカ国内が再び分断して
対立が激化する要因になりかねません。

実は、今日はテキサス州で起きている、南部国境周辺
で、今にも紛争が起きそうだというニュースをお伝え
するつもりでした。そこへトランプ氏への8330万ドル(123億4000万円)賠償金額支払い命令が裁判所から出されたわけですので、メディア関係者でさえ仰天する金額なのに、地方の支持者らの動揺は計り知れません。

このまま行けば、テキサス州南部の国境地帯で、大規模な衝突が発生し、アメリカ人がアメリカ人を攻撃しあう「内戦」へと発展しかねない展開です。

南部の国境地帯では、テキサス州のアボット知事が、メキシコとの国境地帯に設置した「有刺鉄線」を、バイデン大統領が“国境警備隊”に撤去するよう命じたことで、米国内で大きなは大きな波紋を呼んでいます。

オクラホマ州知事など“25州の共和党知事”が、テキサス州の憲法上の自衛権」を支持する書簡に署名したのです。

国境上の有刺鉄線が除去される事を知らされた共和党支持のトラックのコンボイが、1月29日から2月3日までの数日間、「国境を取り戻そう」と題した大規模な
抗議行動を行う予定だそうです。

まさに、Netflixのシビルウオーが勃発する前夜の様相を呈して来ました。

この映画は、春ごろに公開されるので、まだ少し時間はあるとは思いますが、共和党支持の一部の配信者たちは、「内戦に備えよ!都会から脱出した方がいい!」と言った配信をし始めています。

1月末に南部の国境でドンパチが始まったら、いよいよ我が家でも、逃げるのか、籠城するのかを迫られることになるかも知れません。

ということで告知です。
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