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個人が無利子でお金を借りたいときにおすすめの方法|お金を借りるための教科書№9

一般的にお金を借りる契約をすると、金利に対して利息を支払います。

しかし、一部の貸付には無利子でお金を借りられる制度や商品もあります。

国の制度では、「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」と呼ばれる支援貸付があります。

また民間の金融機関では、お金を借りるときに一定期間無利子で借りられる「無利息サービス」と呼ばれる契約もあります。

この2つの貸付けについて解説していきます。

●国の制度による「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」とは?

母子家庭の母、父子家庭の父および寡婦の経済的自立と、その児童の福祉の向上のため、就学支度資金や修学資金など各種資金の貸付を行っています。

貸付の申請窓口は各都道府県の市町村役場です。

大分市のホームページには、「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」について次のように掲載されています。


引用元:大分市

所管は厚生労働省で、基本的な条件が細かく記載されています。


引用元:内閣府

生活費のお金から事業のお金まで、幅広い目的において融資を受けることができます。基本的に「保証人あり」なら無利子貸付となっています。

保証人なしでも、年1.0%~くらいの超低金利なので、まずは利用要件に適しているか?を確認するために連絡し相談することをおすすめします。

・審査について

ちなみに審査内容については、このあとご紹介する消費者金融がおこなっている、貸金業法による審査とは違います。

また、「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」の基本的な利用要件は同じでも、各都道府県の市町村によって審査の温度感は違います。

したがって、経済的な支援を受けたい方は臆することなくまずは居住地の市町村役場に電話か来庁して相談することをおすすめします。

●貸金業者による無利息サービスについて

ご紹介した「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」は、「母子家庭の母、父子家庭の父および寡婦」と記載されているように、利用できる方が限定されています。

利用要件にあてはまらない方で、無利子でお金を借りたいと考えている方は、貸金業者の大手消費者金融を利用するのがおすすめです。


引用元:プロミス

上の画像は大手消費者金融プロミスの無利息サービス内容です。

初めてプロミスを利用する方で、メールアドレス登録とWEB明細の希望を選んで契約した方なら、どなたでも30日間の無利子サービスを受けられます。

借りれるお金は、審査によって決定した貸付限度額までです。貸付限度額が30万円なら、30万円まで無利子で借りられます。

つまり、30万円借りても30日以内に返済すると、利息は0円で30万円だけ返済すれば完済となります。

・利用条件について


プロミスの利用条件は次のとおりです。


引用元:プロミス

年齢制限と、安定した収入がある方です。

また、担保・保証人は不要です。


・審査について

消費者金融を利用するときは、申込後審査がおこなわれます。この審査は貸金業法によって定められた項目に沿っておこなわれます。

基本的な審査内容は次のとおりです。

  1. 定期的に安定した収入がある

  2. 現在貸金業者の個人向け無担保ローンで年収の3分の1以上の借入がない

  3. 過去5年かそれ以上前に債務整理をしていない

  4. お勤めの方は勤務先に在籍していることの証明(過去に借入がある、クレジットカード等利用している方はそのとき申請した勤務先で確認し、ない場合は勤務先に電話連絡がある)

借入の履歴は、各金融機関が指定信用情報機関情報を照会し、確認の上審査が進められます。

その他にも各金融機関による自主規制の審査項目によって決定します。

・消費者金融による無利息サービスの留意点

プロミスやアコムアイフルといった各大手消費者金融では、資金需要者に30日間無利息サービスを提供しています。

期間は契約した次の日(プロミスは契約後実際に借りた次の日)から30日間のみで、30日間を過ぎて完済しない場合は、借入残高に対し通常の金利に基づいて利息の支払いが必要です。

ちなみに、カードローンの利息の計算式は次のとおりです。

借入金額×金利(年率)÷365=1日の利息

1日の利息×借入日数=総支払利息

1万円を金利年18%で15日間借りると、1日の支払い利息はつぎのとおり。

1万円×年18%÷365日=約4.9円

4.9円×15日=73.5円


・利息と利子は同じ?違うの?

ちなみに、ウィキペディアでは利息と利子の意味について次のように書かれています。

利子(りし、: interest)とは、貸借した金銭に対して一定利率で支払われる対価。
利息(りそく)と利子は通常同じ意味で使われるが、借りた場合に支払うものを利子、貸した場合に受け取るものを利息と使い分けることがある。また、銀行預金では利息と呼ぶ(ゆうちょ銀行では利子と呼ぶ)。法律用語としては利息を用いるのが通常である。

米の貸し借りの対価として支払われる「利子米(利米)」のように利子は金銭以外で支払われる場合もある。このような実物を対価とする利子を実物利子、金銭を対価とする利子を貨幣利子あるいは金利と呼ぶ[1]。引用元:ウィキペディア

銀行に貯金してもらえるのは「利息」より「利子」と呼ぶ方が多い気がしますが、逆の場合もあるようです。

基本的にはどちらでも正解のようです。

・無利子・超低金利でお金を借りる方法

ここで解説した方法以外で超低金利で借りれる方法を解説しています。

参考 ・無利子でお金を借りる借り方は?貸金業の無利息貸付や国・市役所の低金利融資を紹介

個人事業主の方でお金を借りたいなら事業性融資を利用する

ここまで解説している貸付の照会は、個人向けの貸付です。個人でも個人事業主が事業資金に必要なお金を借りるときは、事業性融資サービスでお金を借りなければいけません。

個人向け融資と事業性融資は適用される法律が違います。

個人事業主の方で事業資金のお金を借りたい人は、次の記事を参考にしてください。

参考 ・個人事業主がビジネスでお金借りる確率が高いローン|お金を借りるための教科書№5

●まとめ|お金を借りるなら無利子や超低金利で借りれば節約できる

お金を借りると利息がかかるため、できれば利用せずに済めば一番よいのですが、離職や冠婚葬祭、治療費、子育て等で思わぬ出費が重なり一時的に借入が必要になる場合は、無利子・低金利等の制度やサービスで、できるだけお金の節約ができるようにしてみましょう。

お金の節約術は、無利子や低金利だけではありません。例えば、旅行で新幹線やホテルを予約するときは、格安ホテルを見つけて、ポイントが貯まるサービスを利用することでお金の節約ができます。

参考 ・楽天トラベルJR新幹線往復キップ+ホテル|びゅうと新幹線パックセットでお得

お金を借りる方法はここですべて紹介しきれないほどあります。それぞれに特徴があり、利用目的に合わせて借りることができます。

お金を借りるあらゆる方法をまとめた内容はこちらの記事を参考にしてみてください。

参考 ・お金を借りるなら様々な方法がある!当日すぐ借りたいときにおすすめのローンは?


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