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「Next Blooms!」vol.5 レポート!ゲストが考える「自分軸の見つけ方」とは?


みなさんこんにちは!
次世代女子の「はたらく」を考えるガールズサミット 『Next Blooms!』の運営メンバーゆきのです♩

2019年7月2日に、Next Blooms!の第5弾イベントを開催したのですが、
今回もとても濃密な内容のイベントになったので、そのレポートをしたいと思います!


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今回のイベントは、
①豪華ゲストをお迎えしてのトークセッション
②10年後どうなっていたいか?からネクストアクションに落とし込むワークショップ
③ゲスト・参加者との交流会

という3つのコンテンツをご用意させていただきました。その中でも、今回は、①トークセッションの内容について詳しくレポートしていきたいと思います!
(※トークセッションでは、事前に参加学生の方々にお答えいただいたアンケートから質問パネルを構成しました。)

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<登壇者プロフィール>

工藤まおりさん
フリーランスPR

津田塾大学数学科を卒業後、リクルートスタッフィングで法人営業を経験。
その後はアダルトグッズメーカーTENGAに転職し、TENGAとirohaのPRに携わり、2019年に独立。
数社のPR業務とライターやコミュニティー運営等を行っている。


寺口浩大さん
株式会社ワンキャリア 経営企画室 PR Director

2010年三井住友銀行に入社。リーマン・ショック後の企業再生、M&A関連業務に従事したのち、デロイトトーマツグループなどを経て現職。

自社のPR戦略設計を行いながら、メディアでのコラム連載やカンファレンス登壇、ソーシャルムーブメントなどを通し、経営とPublic Relationsのリンクの探求、実践を行っている。


竹原 三貴さん
株式会社Schoo 法人営業兼『未来をつくる人事学びゼミ』コミュニティマネージャー

2016年新卒でパーソルキャリアに入社。キャリアアドバイザーとして1000名以上のカウンセリングを担当。若手層のキャリアチェンジの転職支援ののち、企画管理部門の転職支援を担当しマーケティング、コンサル職に関わったのち、現職。

管理型の育成ではない「自己学習の文化」の浸透を目指しSchooにジョイン。450名を超える人事向けコミュニティの立ち上げに従事。複業ではYeLL・そうだんドットミー・タニモク他、コーチングや1on1の領域に従事。


多田董平さん
株式会社ワンキャリア ソリューションサービス事業部 マネージャー

新卒1人目でワンキャリアに入社。
マーケティングを経験後、コンサルティングセールス事業部でセールスとキャリアアドバイザーに従事。

現在はCareer Adviser/Event Producerチームの責任者として、事業企画や、年間1,000名以上の学生へのキャリア支援、ONE CAREER EXPOなど大規模イベントの運営などに従事。

キャリア支援を目的としたインスタライブ(instagram.com/onecareerjp/)やYouTube(youtu.be/Aif6g6m2k4A)などにも出演。



ー自身の中にある確固たる軸の追求によるキャリア選択ー

司会:
それでは早速始めさせていただきます。まず始めに、事前アンケートでも最も多く質問があがった、「なんで今の仕事をしようと思ったのか」「なんで今の働き方を選んだのか」からお聞きしていきたい思います。

ではまず、工藤さんからお聞きしていきたいのですが、工藤さんは新卒で入った会社から転職されて、またその後フリーランスとして独立されていると思うのですが、その選択をした理由をお聞かせいただいてもよろしいですか?

工藤さん:
私がキャリアを選択する上で大切にしていることは、「好きなことを仕事にする」という大きな軸です。
数学が好きだから数学の先生になろうと思って大学に進学しましたし、新卒で人材会社を選んだ理由も、人と関わることが好きだからです。

転職をした理由も、前職の上司に、「おまえはアダルトグッズの話をしている時が一番目が輝いている」と言われたことがきっかけで、「好き」という軸で転職をするならアダルトグッズの会社もありなのかな、と思い決意しました。

あともう一つの軸として、元から独立願望があったこともあり、「独立するイメージがつく仕事」というのがありました。前職の職場で4年PRを担当するなかで、やっと私はPRができます!と自信を持って言えるようになった気がしました。
なので今年独立して、今はフリーランスとして3社のPR業務をやりつつ、ライターとして5社で執筆業務に携わっています。

寺口さん:
僕は、「社会のムードメーカーになりたい」という漠然とした夢をずっと持っていた
んですが、それがどんな仕事なのか最初はわからなくて。新卒でキャリアを選ぶときは、何となくそういう仕事って広告代理店に行けばできるんじゃないかなと思って広告代理店を志望していました。でもその時はご縁がなく、苦手なことにチャレンジする「修行先」として受けていた銀行に入社しました。

その後転職をする際に広告業界にリベンジしたいと思い、ネット広告を扱う会社に転職したのですが、そこで経験した実際の業務も、イメージしていたムードメイキングとは遠いものでした。イメージだけでキャリア選択をすることがどれだけ自身にとっても入社先にとっても損失になるか思い知りました。いつのまにか広告会社で働くという手段が目的化していました。反省していますし、入社先に対しても未だに罪悪感は残っています。

次は、自分の中で「学びは好きだけど勉強は嫌い」「仕事は好きだけど労働は嫌い」という社会の雰囲気に対する疑問をクリアにしたくて、研修講師や人材育成支援を通して学ぶ楽しさを社会人に伝える会社に転職しました。

その後現職のワンキャリアに転職したのは、「事業を知りたい」と思ったからです。会社がビジョンとして宣言していることを実現するためのモデル・戦略を知りたいと思い、当時13人目の社員として入社しました。今は経営企画室でPR(Public Relations) DirectorとしてPR戦略の設計、実行をしているのですが、「社会のムードメーカーになる」という仕事にやっと出会えたんじゃないかなと思っています。

竹原さん:
私は、新卒で人材会社に入社しました。大学1年生の頃から大学のキャリア教育の授業をとったり、周りの大学の友人たちの「いい旦那さんを見つけるために就活をする」といった考えに違和感を感じたりしていて。

そんな背景もあって、「自分軸って何なんだろう?」ということを常に考えるようになっていて、いつのまにか人材に興味を持っていました。また、「男女関係なく成果で評価される場所で活躍したい」「親身にコミュニケーションを取り人と向き合うことでそれが利益になれば最高だな」と思ったので、営業を担当していました。


ーそれぞれの働き方のなかで大変なことー

司会:
ありがとうございます。
次の質問をお聞きしたいと思うのですが、これまでの社会人生活の中で大変だと感じたことは何でしたか?

寺口さん:
一番辛かったのは、銀行に勤めていた時に朝の電車で倒れ、突然働けなくなったときのことです。
診断結果はアイデンティティクライシスでした。そこから少しずつリハビリを重ね、ゆっくり回復していきましたが、その期間はとても辛かったです。

こんなリアリティのある暗い話しかないです(笑)

司会:
ありがとうございます。(笑) このイベントのテーマ自体も「社会人の本音・リアル」をお聞きするというものなので、お話ししていただき光栄です。

工藤さんは、事業会社の広報からフリーランスになられたと思うのですが、そのなかで大変だったことはありましたか?

工藤さん:
事業会社の広報とフリーランス広報の違いとして、考える会社の種類がたくさんあるというのがやっぱり一番頭を使わなければならないので少し大変です。
事業会社の広報では、一社のことを理解し発信すればよかったのですが、今は関わっている会社のことを全て把握しなければなりません。なので、一社一社に対してファクトブックというものを作って、そこに全部情報を集約するようにしています。

でも、それよりも大変だったのは、独立準備の期間です。夕方6時まで働いたあとに別の会社にミーティングに行って、提案資料作って土日に打ち合わせしに行って…という感じで本当に忙しかったです。

竹原さんはいま複業を3社やっていると仰っていたのですが、どのように管理しているのでしょうか?

竹原さん:
私は複業に関しては成果ベースの案件(労働時間が短くても成果を出せればOK)を受けるようにしていて、本業は全力でやりつつ、隙間時間に複業の業務を当てはめて回すようにしています。

でも、まずは本業でしっかり評価されることが大事だと思っています。今いる会社の肩書きをしっかり名乗れるようにならないと、「複業に逃げている」と思われても仕方なかったりすると思います。なので、当初は「複業をやりたいけど今の状態でやっていいのか?」という葛藤もあり、自信を持って外で複業をする自信がつくまでは大変でした。


ー表面的な自己分析は今すぐやめようー

司会:ありがとうございます。次は、これから自分の将来を考えるにあたって、持っておきたい心構えについてお聞きかせいただけますか?

多田さん:
みなさん自己分析ってやったりしていますか?自己分析って、自分の強みや弱みにフォーカスしてしまいがちで、目的を見失ってしまうことも結構多いと思います。

僕はそれよりも、「自分がどんな環境でパフォーマンス上げてきたか」とか「どんな環境だとモチベーションが上がるか」といった、環境ベースでのマッチングを目的に考えることが大事なのではないかと思っています。

企業の環境を言語化し、自分のモチベーション・パフォーマンスが上がった過去の環境と照らし合わせてマッチングを考えていくことで、入社後のギャップを小さくできると思っています。

僕は、就活の納得感は、

「出会った企業の数」×「合う・合わないの理由を言語化した数」

の掛け合わせで決まるのではないかと思っています。入社理由をちゃんと言語化しておくと、社会人一年目になった時にその言葉にとても助けられたりするんですよね。

竹原さん:
私も自己分析に関して言うと、取り繕うための自己分析や、かっこつけるための自己分析は今すぐやめたほうがいいと思います。自己分析をするなら、自分の本音にとことん対峙してほしいですね。自分の弱みから逃げていても、3年目くらいにまた弱みに直面する場面がきたりするんです。
今自分の弱みだと思っていることの中にも、強みになる資質が秘められていることがあるので、早いうちから向き合って、転換をしていったほうがいいのではないかと思います。

OB訪問も同じで、綺麗なことだけをお話ししても、結局は忘れてしまうと思っています。せっかく1時間時間をとってもらっているんだったら、本音を引き出す質問をすることを心がけてみると良いと思います。

工藤さん:
私は、参加者のみなさんと同じ歳のころにどういう風に考えていたか振り返った時に、「自分がどんな時に幸せを感じるか」を結構考えていたなと思います。私は、学生時代にバーで働いていた時に、「あなたのおかげで明日からの仕事も頑張れる」と言われてとても嬉しかった経験をもとに、人材会社を選びました。
みなさんが「今これといってやりたいものがない…」と思っているんだとしたら、過去どういう時に楽しさや幸せを感じてきたかを考えてみるといいかもしれません。



いかがでしたでしょうか?
レポートではお伝えしたのはほんの一部ですが、、ゲストのみなさまがお伝えしてくださった言葉のひとつひとつが、キャリアと前向きに向き合う参加学生の皆さんの背中を押すものになったのではないかと思います。
参加していただいた学生の皆さまも、
一つ一つに言葉を真剣に聞いている様子が見られました。

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Next Blooms!は今回のイベントからコミュニティとなり、メンバーを募集しています♩
コミュニティとして、8/7(水)には第1回カフェ会を開催しました!(次回のnoteで詳細レポート出しますのでお楽しみに!)

カフェ会の他にも今後も様々なイベントを企画していますので是非情報をチェックしていただけると嬉しいです!

もし興味がある方は、Next Blooms!のTwitterアカウントまでお気軽にDMをください♩

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