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①三宮真智子著「メタ認知」より~ 「メタ認知」towa 62/100

大阪大学名誉教授
鳴門教育大学名誉教授

三宮真智子

さんの著書

メタ認知
あなたの頭はもっとよくなる

中央公論新社(中公新書ラクレ)
2022年2月10日発行

の冒頭では、


第1章 「メタ認知」の働き

「メタ認知」とは何か

(前略)

「「メタ認知」とは、一言で言うと、認知についての認知です」

 私は講演の冒頭で、このように話し始めることがあるのですが、そう言われても、初めての人にはピン来ないでしよう。
そもそも認知とは? それは、頭を働かせることです。
心理学では、見る、聞く、書く、読む、話す、記憶する、思い出す、理解する、考えるなど、

頭を働かせること全般を指して認知(cognition)

と呼びます。

頭の中で行われる情報処理

と言い換えることもできます。
私たちは朝起きてから夜寝るまで、何らかの情報を処理していますから、ほぼ一日中認知活動を行っているわけです。
私の専門でもある認知心理学と呼ばれる研究分野は、この頭の働きについて研究する分野です。

 cognitionは「認識」

と訳されることもあり、現在では一般に認知心理学と訳される

cognitive psychologyを「認識心理学」

としている本もあります。
同様に、

「メタ認知」が「メタ認識」

と表記されている場合もありますが、両者は同じ意味です。
また、

「メタ」という語

は、ギリシア語に由来する接頭語であり、

「〜の後の」「高次の」「より上位の」「超」「〜についての」

などという意味を表します。
したがって、

「メタ認知」とは、認知についての認知、

認知をより上位の観点からとらえたもの

と言えます。

自分自身や他者の認知について考えたり理解したりすること、

認知をもう一段上からとらえること

を意味します。
自分の頭の中にいて、冷静で客観的な判断をしてくれる「もうひとりの自分」といったイメージを描いてみると、少しわかりやすくなるかと思います。たとえば、図1のようなものです。

本書のメインテーマである「メタ認知」は、あらゆる認知活動について想定することができます。

たとえば、

記憶についての「メタ認知」は「メタ記憶」

と呼びます。何かを覚える、思い出すといった活動は、記憶という認知のレベルですが、「どのように覚えたら忘れにくいか」「覚えたことを思い出せそうか」などと考えるのはメタ認知のレベルです。

 また、

「メタ理解」

は、「私はテキストの内容を理解できているか」「どのような順序で学ぶと理解しやすいか」などと考えることや、理解に関連する知識です。

学ぶこと、つまり学習に関しては、

「メタ学習」

という概念があり、学習をさらに一段上からとらえた思考や知識を指します。たとえば「どうすればよりよく学べるか」と考えることや、それについての知識などです。

 本書では、効果的な学びによって頭の働きをよくすることに関わる、広い範囲の「メタ認知」を取り上げていきたいと思います。


「メタ認知」という言葉はどこから来たのか


 「メタ認知」という言葉は、実はそれほど古くから用いられていたわけではありません。

一九七〇年代

に発達心理学者の

ジョン・フレイヴェル

アン・ブラウン

が、この言葉を使うようになりました。
彼らの研究では、幼い子どもたちはまだ「メタ認知」を働かせることができず、年齢とともに「メタ認知能力」が発達していくことが示されています。

 たとえば、小さい子どもたちは、自分の記憶力を過信しており、いくらでも覚えることができると考えてしまいがちです。一般に小学校に入る頃までは、この状態が続きます。とうてい覚えきれていないのに、「全部覚えられたよ!」と言ったりするわけです。この自信満々の状態は、「メタ認知」とりわけ「メタ記憶」が不十分なために起こります

 他にも、自分が理解できていないことに気づかない、言い換えれば「メタ理解」ができていない状態も、子どもたちに多く見られます。小学生に、「ゲームをしよう」と誘いかけ、ゲームの説明をする中で、抜かしてはならない重要説明をわざと抜かしておき、ゲームの仕方がわかったかどうかを問う実験があります。二人一組で行うカードゲームで、裏返したカードを両者に同じ枚数だけ配り、順番に一枚ずつ表に返して、最後に特別なカードをたくさん
持っていた方が勝ち、というルールです。ここでわざと、肝心の「どれが特別なカードなのか」を言わずにおきます。結果は、小学一年生ではなかなか説明不足に気づかないのに対して、三年生は気づきやすくなるというものでした。つまり、一年生ではまだ「メタ理解」が十分に働かず、自分が理解できたかどうかをきちんと判断できないということです。「何か質問はないですか?」と聞かれても、彼らは「ない」と答えたのです。

 もちろん、こうした「メタ認知」の発達には個人差が大きく、「何歳になったから、できるはず」と一律に判断してしまうのは危険です。また、同じひとりの子どもであっても、自分のよく知っていることやなじみ深い内容については「メタ認知」が働きやすく、初めての内容については「メタ認知」が働きにくいといったこともあります。これは、私たち大人についても言えることです。


と書かれています。


若干ネタが尽きて来た

ということもありますが、

ChatGPTさんに頼りすぎてて大丈夫?

という懸念もないわけではありませんので、

今回は本の内容をご紹介させて頂きました。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本文は、

【 ChatGPT 】

を活用して作成させて頂くことがほとんどですが、今回は

【本の内容】

を紹介させて頂きました。
少しでも、あなたのお役に立てると、うれしいです。
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