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NFTGo: NFTとは何なのか


NFTとは?


NFT(Non-Fungible Token)
は、『非代替性トークン』とも言われていますが、これは『固有の値を持っている、他のトークンに代替できない』という意味です。
 
暗号通貨の中でも、ビットコインイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)とは皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これらの暗号通貨は、『代替性トークン』に分類できます。代替性トークンは各トークンが同一の属性を持っているため、互いに取引や交換が可能です。
反面、NFTは購入者の名前、日時、座席など詳細情報が記されたチケットと言えるでしょう。
 
現在発行されているほとんどの暗号通貨には、『ブロックチェーン』という技術が採用されています。
このブロックチェーンというのは、暗号通貨の取引履歴などの情報を正確に保証する特別なシステムです。
 
NFTはこのブロックチェーン技術を用いて固有の価値を持つ有形・無形資産をデジタルの世界に実装し、商品化したものです。データの偽造や変造を不可能にし、取引履歴、所有者などの資産の詳細情報が安全に保存されるため、デジタル資産の真偽を判別することができ、資産に対する所有権を証明できるというわけです。
 
 

NFTが活用されている分野


デジタル資産の真偽・唯一性・所有権を立証できるNFTは様々な分野で活用されています。
下記では、主に5つの分野でNFTがどのように活躍しているのか事例も含めて紹介しています。
 
1.オンラインゲーム・モバイルゲーム
2.メタバース
3.芸術(アート)
4.スポーツ
5.エンターテイメント
6.その他

1. オンラインゲーム・モバイルゲーム分野


NFTを通じてゲーム内のキャラクター、アイテム、仮想不動産を自分の資産として登録し、安全に管理することができるようになりました。

(CryptoKitties NFT, 引用元: NFTGo)

例えば2017年11月に発売された「クリプトキティーズ(CryptoKitties)」はNFTを導入した「ネコ育成ゲーム」として、仮想のネコを集めて交換するというシステムがあります。ゲームに登場する全てのネコはそれぞれ固有の特徴を持ち、一番希少なネコと言われた「クリプトキティドラゴン」は2018年9月600ETH(約1,800万円)で取引されました。
 

2. メタバース分野


メタバース(Metaverse)は、 「ネットワークの中に具現された3次元の仮想空間」を意味します。
ユーザーはネットワーク上の仮想空間で自分だけのアバターを作り、他のユーザーとコミュニケーションしたり、家を建てたり、ショッピングをしたりなど、まるで現実の生活をオンライン上で経験できるのです。
COVID-19の長期化で脚光を浴びているメタバース分野は、NFTを活発に取り入れています。
NFTを適用すると、仮想空間内でも所有権が明らかになり取引経路も確認できるため、正確で透明性の高い取引が可能となります。

(引用元:Decentraland公式)

代表的な例は、「Decentraland」という仮想世界の土地資産を活用するプロジェクトです。ここでは、土地である「ランド(LAND)」がNFTとして使用者が土地を購入すると所有権が認められ、土地の中でリゾート建築、公演など様々な活動ができます。実在する企業が仮想空間の中にショッピングモールやカジノを建設するなど、現在人気を誇るNFTメタバースプロジェクトです。
 

3. 芸術(アート)分野


芸術分野は、NFTの代表と言ってもいいでしょう。
COVID-19の長期化する状況で様々なアート分野のアーティストは自身の作品を販売・アプローチする機会が減少していました。しかし、それらを解決する糸口になったのがNFTでした。
NFTアートは、従来のアート作品に真偽・唯一性・所有権を与え、データの改ざんを不可能にするため唯一無二のアートとしての価値を付与したのです。
さらに、NFTアートでは作品が転売される度にアーティストに収益が入る仕組みも構築することができるため、従来のアート作品よりもアーティストにとって収益獲得のチャンスが広がったのです。

(CryptoPunks NFT, 引用元: CryptoPunks公式サイト)

最も代表的な例は、2017年に発売された クリプトパンクス(CryptoPunks)です。これは世界最古のNFTアートとされています。現在でも数百万~数億円の高額取引がされており、大きな話題となりました。
 

4. スポーツ分野


スポーツの分野では、ファンサービスの多角化策としてNFTが活用されています。
米プロバスケットボール(NBA)、メジャーリーグ(MLB)、フォーミュラ1、欧州サッカー球団などが保有する知的財産権(IP)を使用し、選手の競技記録、成績、名場面が盛り込まれたNFTベースの商品が発売されています。


(NBAトップショット 引用元: NBATopShot公式サイト)

例えば、ユーザー数68万人を誇る「NBAトップショット(NBATopShot)」では、NBAの試合の主要シーンを記録したNFTベースのデジタルライブカードとして販売しています。ファンは自分の好きな選手のカードを購入して主要シーンをコレクションできるというわけです。有名なNBA選手のLeBron Jamesの10秒間の映像は 20万8,000ドル(約2350万円)で取引されました。
 

5. エンターテイメント分野


多様なコンテンツと大規模な消費者を持つエンターテイメント産業でも、NFTが急速に広がっています。スポーツ分野と同様に、代表的なのは人気芸能人のフォトカードをNFTで販売する事例です。

(SKE48 NFT, 引用元:PR TIMES)

日本でも、人気アイドルグループ 「SKE48」のフォトカードが100パック限定で発売されたのですが、開始から30分で売り切れになったのだとか。
 

6. その他の分野


上記で紹介した以外でも、様々な分野でNFTが活用されています。
例として、コンサートや公演などのチケットをデジタル化しNFTとして販売することで、チケットの転売問題が抑制されると言われています。
 

まとめ


Web3.0時代では、デジタル資産の希少性と所有権を証明するNFT取引がさらに活発化し、今後NFT市場規模も拡大すると予想されています。将来的にはNFT商品が異なるプラットフォーム間を行き来できるようになると言われています。
興味を持った方は是非今後のNFTのトレンドをチェックしてみてください。

NFTGoとは
NFTGoはNFTデータ集約・統合 アナリティクスサ ·プラットフォームとして、ユーザーが直接分析できるようなNFT分析ツール、 マーケット·データ、クジラ追跡情報などの様々なサービスを提供しています。

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