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The Pop Group / Y (1979)

英ブリストル出身のザ・ポップ・グループの衝撃のデビュー・アルバムにして、ポスト・パンクの時代を代表する傑作。

パンクの影響で音楽を始めた彼らは、黒人やジャマイカ移民の多いブリストルの土地柄もあって、パンクにファンク、ダブ、フリー・ジャズなどを飲み込んでごちゃ混ぜにし、ヴォーカルのマーク・スチュワートの過激な主張を絶叫&煽りとともに叩きつけ、ジャケットのパプア・ニューギニアの先住民族の写真のイメージどおり、プリミティヴで呪術的で不穏で、それでもどこかポップな音を鳴らしている。

共同プロデューサーを務めたデニス・ボーヴェル(レゲエとロックを結びつけた立役者)の手によるダブ処理の効果もあって、野生味だけでなくクールなエッジも生まれているところにセンスを感じる。

ロック史においても屈指の問題作/異色作/衝撃作ではあるが、メロディだけでいえばP.I.L.よりもむしろ(バンド名どおり)ポップなのかも。
ヴォーカルのせいで全然そう聴こえないけど…。




あらためて聴いてもやっぱり過激さは失われていない。
暴れまくりのやりたい放題。
のように思えるが、音楽的には斬新さと過激さを意外なほどポップにまとめている。
その意味ではやはり70年代末を代表する名盤なんだなと。

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