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繊細さんでよかった。

こんにちは、hana です。

今回は、HSPについて少し。


みなさんは、「HSP」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

"Highly Sensitive Person" の略で、繊細な人のことを指します。

日本語で言うと、「繊細さん」です。

繊細、と言ってもその対象は、人の感情、光、音、温度、痛みや味覚などの感覚など様々です。


少し前に、武田友紀さんの著書『「繊細さん」の本』が有名になり、自覚するようになった方も多いのかな、という印象です。


HSPというのは、病気ではなく、「気質」という言われ方をします。個性、性格の一種だと思っていただければよいと思います。

HSPにはいくつか種類があって、それぞれ少しずつ特徴も異なるので、HSPについて詳しく知りたい方は「グーグル先生」に聞いてみてください笑


さっそくカミングアウトですが、私はHSPです。

うーん、正式に言うなれば、自分のことをHSP気質だと自覚しています。

そして「類は友を呼ぶ」の法則なのか、私の周囲にもHSPっぽいなと思う人が沢山います。どんな部分に繊細なのかは、人によって違うのですが、この人は何かと繊細・敏感だな、と思うことが多々。


HSPって、「生き辛い」と思われがちだと思うし、実際そういう部分もあると思います。

物理的なもので言うと、光や音、匂いなどが気になって寝れないとか、体調が悪くなってしまうとか。感情系で言うと、他人の感情に敏感になりすぎて、怒っている人がいるとなんだか胃が痛くなってきたり、自分が何かしてしまったのではないかと不安で何も手につかなくなってしまったり。

他にも、「感じたくないのに勝手に感じてしまうこと」が山ほどあります。

正直、疲れるし、非繊細さん(HSP気質ではない人)の言動に振り回されることもしばしば。


でも、私は繊細さんに生まれて本当によかったと思っています。

それは、非繊細さんより、感じられるものが多いから。


例えば、匂い。

私は湿っぽい朝の匂いが好きです。夏と冬の朝の匂いは特別。


感情。

人の気持ちを汲み取って先回りできるし、時々役立ちます。自分が感じて嫌なことが沢山あるからこそ、「人にされて嫌なことは人にしない」が少しはできているかも?誰かの気持ちに共感することもできます。


アート作品。

映画でも、絵画でも、写真でも、小説でも、感情移入が激しいです。絵が描かれた背景とか、作者の生い立ちとかを知ると、何だかジーン、と感動しちゃいます。(これもHSPあるあるなのかな?)


まだまだたくさん、「人より敏感に感じ取れるもの」があります。

ね?幸せでしょ?


最近は、非繊細さんに言われたことを、感情抜きにして「事実」として受け入れられるようになってきました。この人は私の非難をしているんじゃなくて、事実を教えてくれているだけだ、と。この思考は最強です。


あと、失敗しても何とかなるかも、とも思えるように。失敗はしたくないのだけれど、100%完璧じゃなくてもいいのではないかと思ったら、急に気持ちにゆとりができました。怒られるのが大嫌いだったけれど、この年になったら怒鳴られることなんて基本ないのです。苦手だった電話対応も、怒りっぽい人との会話も、何だか楽にできるようになりました。


この世のHSPさんが、「HSPっていいな」と思えるようになったら、みんな幸せだなあ〜なんて思う今日この頃。


皆さんの周りの繊細さんに、ぜひ「あなたってここがすごいんだよ」を伝えてほしい気持ち。



では、また。






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