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{読書感想短歌*14} 須賀しのぶ『ゲームセットにはまだ早い』

白球はほどける端から縫ってやる 俺の煩悩の数を減らすな

hakkyuuwa hodokeruhasikara nutteyaru oreno bonnouno kazuwo herasuna

社会人野球のね、しかも企業が推してくれるやつじゃない田舎のクラブチームにね。プロ入り直前まで行った選手とか、天才だけど性格に難のある選手とか、かつて甲子園で活躍した監督とか、ふつうのOLだけどガッツのあるマネージャーだとかがね、集まって、小さな奇跡を起こす物語。大人の青春。

※ないものねだりは困っちゃうけど、背伸びすれば届きそう、くらいの高さにあるものを欲しがり続けていれば、いつか背丈が伸びるのでは!という勘違いはずっとしていたい。数えたことないんだけど、硬球の縫い目の数がひゃくやっつ、ってほんとですかね?

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