【LIVE】2017/6/18 藤井一彦 生誕半世紀大感謝祭 KAZ’S HALF CENTURY BLUES SHOW

久しぶりの下北沢に出向き、初めての下北沢GARDEN。開演前に生ビールをふたつみっつ やっつけてから会場へ。半分は埋まっている状態。OPEN 17:30 / START 18:00、ほぼOn Timeで藤井一彦がステージに登場…。

このライブを知ったのは3月下旬。どうでしょうか、このメンツ。これをひと目惚と云わず、何を一目惚れと云うのか…。

石橋凌、伊東ミキオ、ウエノコウジ、うつみようこ、梅津和時、エマーソン北村、THE GROOVERS(藤井一彦 / 高橋BOB / 藤井ヤスチカ)、佐藤タイジ(シアターブルック)、佐野元春、SION 、白根賢一、土屋公平、仲井戸“CHABO”麗市、PANTA、細海魚(HEATWAVE)、武藤昭平(勝手にしやがれ)、山口洋(HEATWAVE)

藤井一彦の弾き語り「HELLO LAZY FELLOW」から始まり、THE GROOVERSの3人が揃う。そしてエマーソン北村を加えての「美しき人よ」。鍵盤が響く、とても美しい歌だ。その間にステージ袖にスタンバイされている特徴あるブームスタンドに客席がざわざわ…。いきなりSIONの登場である。かわいい笑顔でメンバーに挨拶しつつCDと同じ調子で いきなりの「調子はどうだい」。そして、ここで聴けるとは思っていなかったピアノイントロからの「俺の声」。これは最初っから大変なことになる感がムンムンムンムンする予感 w

山口洋&細海魚をはさみ、蘭丸の2曲目「HONKY TONK WOMEN」では互いを静かに煽りまくってのギターの掛け合いは熱かった。「1小節 vs 1小節」は、そりゃ熱くなってくれば あることだが、「呼吸 vs 呼吸…」とか、「吸う vs 吐く」くらいの勢いでのソロの掛け合いが、まさにスリリング。すぐ本気になるんだからぁ、ふたりとも…可愛っ。

次は最若手の新山詩織ちゃん。デビューシングルのc/wでTHE GROOVERSの「現在地」をカバーしている詩織ちゃん。www(笑ではない渋谷だ)だったかな、詩織ちゃんのデビューライブに藤井一彦がゲストで加わり、強烈な爪あとを残したライブも幸運にも見ることができている。その時と比べると、まったく同じ…!? 詩織ちゃんの中で大好きなバンドである THE GROOVERSの代表曲のひとつ「現在地」は、もうすっかり自身で消化しているようだ。身体に染み入ってるんだろう。いつ演っても同じ愛情を込めて同じテンションで歌えるのだろう、きっと。

ここで一旦休憩と転換。ビデオメッセージでは「くるり」から「八代亜紀」まで、暖かいコメントが寄せられていた。

後半戦は、武藤昭平とウエノコウジとの3人でアコースティックないい音を出してスタート。続く佐藤タイジの強烈なギターには梅津和時のサックスが渋さを加える。そして初めて生の歌声を聴くことができた、うつみようこ。Janis Joplinの「One Night Stand」を歌い上げる。天井や床、LもRも上手も下手も関係ない、ステージの全部から客席を包み込む…いや、飲み込むような声と人柄でした。詩織ちゃんはいい出会いになったのではないか、と打ち上げの様子も妄想してしまう…。

さて、大御所タイムとなり、PANTAの「さようなら世界夫人よ」にポォーっとしてるのも束の間、石橋凌のほんわかMCから「AFTER '45」。そして、もう一生聴けることがないだろう、まさかの「Do It! Boy」…涙。「Do It! Boy」で泣けるとは…不覚っ、笑

怒涛とか、たたみ掛けとか、ダメ押しという言葉はこういう時のためにある言葉ではないか、続いては佐野元春。中高生の頃からレコードで聴いていた「アンジェリーナ」を生で聴ける幸せ。MCでは「今夜は一彦のために、みんなKnock Knockしよう」…と聞こえたが、後のニュース記事で、これは「みんなもっとロックしよう」と言っていたらしい。Knock Knockしよう…なんて、意味不明な空耳をその場では、気が利いたことを云うじゃないか、と受け入れてしまうほど。さすが大御所は違うw

ラストは、仲井戸麗市の登場。耳慣れないシンプルなイントロを奏で始める。仲井戸麗市 曰く、RCサクセション史上、暗い歌詞ベスト3に入る「君を呼んだのに」。おぉぉぉ…(もう感想なんて言葉にならない)。こちらも曰く、情けない歌詞ベスト3に入ると云う「チャンスは今夜」。チャンスは…は、中学の文化祭で演った藤井一彦のリクエストに応えた選曲らしい。チャボと梅津さんも、続く「雨あがりの夜空に」も同様にレコードに忠実に演奏していたのがまた憎いところ。

SION、佐野元春は見当たらなかったが、ステージに集合して全員でTHE BANDの「THE WEIGHT」。そして藤井一彦の弾き語りソロが2曲で閉幕。なんとも豪華で夢のような時間だった。

[セットリスト]
01.「HELLO LAZY FELLOW」藤井一彦
02.「Groovaholic」THE GROOVERS
03.「美しき人よ」THE GROOVERS
04.「調子はどうだい」SION
05.「俺の声」SION
06.「明日の為に靴を磨こう」山口洋&細海魚
07.「PEACE LOVE & UNDERSTANDING」山口洋&細海魚
08.「放浪の運命」土屋公平
09.「HONKY TONK WOMEN」土屋公平
10.「I Feel The Earth Move」新山詩織
11.「現在地」新山詩織

<ビデオメッセージ 1>くるり
<ビデオメッセージ 2>佐々木亮介(a flood of circle)
<ビデオメッセージ 3>BUMP OF CHICKEN
<ビデオメッセージ 4>八代亜紀

12.「グッドナイト・アイリーン」武藤昭平 with ウエノコウジ
13.「BETTER THAN LIFE」武藤昭平 with ウエノコウジ
14.「ROCKIN' IN THE FREE WORLD」 佐藤タイジ
15.「RUNNIN' AWAY」佐藤タイジ
16.「ONE NIGHT STAND」うつみようこ
17.「I Don't Like」うつみようこ
18.「さようなら世界夫人よ」PANTA
19.「銃をとれ」PANTA
20.「After 45」石橋凌
21.「Do It! Boy」石橋凌
22.「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」佐野元春
23.「アンジェリーナ」佐野元春
24.「君を呼んだのに」仲井戸麗市
25.「チャンスは今夜」仲井戸麗市
26.「雨あがりの夜空に」仲井戸麗市
EN1.「THE WEIGHT」 ALL GUEST
EN2. 新曲 藤井一彦

セットリストはニュース記事よりまるっといただきましたm(._.)m


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