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今まで読んだ中で一番好きなSF漫画は「ベントラーベントラー」

「ベントラーベントラー」が今まで読んだSF漫画の中で一番好きかもしれません。同じくらい好きなのは「攻殻機動隊」(作風は全然違いますが)

「ベントラーベントラー」の面白いポイント

・SFが日常に溶け込んでいる
・さまざまな外星人(宇宙人)
・ゆるくて、無駄がない

SFが日常に溶け込む

この作品は日常にSFがうまく溶け込んでるんですよね。

SF漫画って基本的には現実からかなり飛躍してるんですよね。そこがSFの面白さではあるんですけど、たまに「それがそうだったとして本当にそうなるの?」的なことがあるんですよね。そんなわけないじゃんっていう。設定などが大雑把に感じてしまうんですかね?

「ベントラーベントラー」では「たしかにこういう外星人がいたらこうなるかもな」となることが多いんです。

それは細かい描写のリアリティがあるからこそだと思うんですが、例えば、主人公の脳に外星人入るお話では、外星人がガイコツ姿でタバコを吸って登場するんですね。

普通の漫画だったら外星人がどんな姿で現れても、それがなんでその姿で現れたかなんて、せいぜいキャラクターデザイン上そうなっただけで、大した理由がないと思うんです。

ただこの作品ではそこに「なんで?」っていう理由がきちんと用意されているんです。

なんでガイコツ姿でタバコを吸っていたなのかは作品を読んでみてください。説明するのがめんどくさくなりました。

細いリアリティがあって、きちんと理由付けされているから、日常にうまく溶け込んでいて、違和感がないんだろうなと思います。

さまざまな価値観を持つ異世界人

SF漫画だと宇宙人が地球に侵略してくることが多いと思うんですが、
この作品では、外星人(宇宙人)といってもいろんなが外星人がいて、必ずしも好戦的ではなく、さまざまな価値観を持った外星人が登場します。
むしろ技術の発展に伴い、倫理観なども地球人より発達してるっていう。

僕が好きな外星人のセリフは「う〜〜ん・・・なんだ?自己保存の意志は強いんだなっ!」というセリフです。詳細については漫画を読んでください。

「あー地球人の価値観って特殊なのかな?」とか思ったります。
外星人がいたとしたら、本当にこんな感じの価値観を持っているのかもなという感じです。

いろんな価値観に触れるのって面白いですよね。

ゆるくて無駄がない

オムニバス形式なんですが、無駄がなくていいです。
というかだらだら続く漫画って好きじゃないんですよね。

その点、この漫画は3巻で終わっていて無駄がなく洗練されています。
主人公の雰囲気とか脱力した感じとかも、外星人の魅力をうまく引き出しているんだろうなと。

感想としてはこんな感じです!

読みやすい作品だと思うので、まだ読んだことがない人はぜひ!
では!

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