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『World of Warcraft』で学ぶエングリシュ #1


自分はいわゆる“洋ゲー”が大好きなのですが、特別英語ができるわけではありません。むしろどちらかと言えばできない方で、英語の授業が始まった中学以来、英語のテストでは赤点かそれスレスレのラインしか取ったことがないくらい。(大学受験でも似たようなもの!)

それでも英語のコンテンツを遊び続けるのは、思ったより“何をすればいいか”は英語を読まずとも理解できるように作られていることが大きいです。

遊べないことはないとはいえ、英語を読むのはやはり疲れるもの……。昨今は日本語版を出してくれる洋ゲーが増えたので大助かりではありますが、それでもやはり全部は無理のムリムリ。

しかも自分が好むゲームって、おそらく日本市場では売れない/コストを回収できない(と判断されて翻訳の権利をどこも買わない)ものが多いため、現状でもまだ英語に触れざるを得ない機会は多いんですよね。

そして“思ったより遊べる”とはいえ、悲しいかな肝心の物語は、やはり英語力がないと楽しめないわけですよ。そして、洋ゲーは世界観やそれに沿った物語展開が濃厚なものが多いこと多いこと。

しかし自分の実力では、英語ができる人がストーリーを楽しんでいるのを、指をくわえながら血涙を流して見ていることしかできない。グギギキギ……。

でも英語を勉強しようと思っても、そもそも勉強って嫌いだし、ほかに時間を使いたいことも山ほどあるしで、なかなか進まない。すると、どこかの偉い人が言いました。

英語を覚える時間がないなら、ゲームしながら覚えればいいじゃない!

真理。

ということで、世界No1.MMORPG『World of Warcraft』で英語の勉強をします。

なんで今更『WoW』なのかっていうと、新しい拡張が出てなんか大きく変更が入るっぽいこと……はどうでもよくて、単純にやってみたかったからです。

正確に言えば、サービス当初に少し遊んでいたものの、知り合いができずに辞めてしまったんですよね。でも今回は、そもそもの目的がMMOとして遊ぶことではなくて、クエストをちゃんと理解しながら物語を楽しむことなので、時間が取れるときに少~しずつ牛歩で進んでいこうかなと。


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ということで始めました!
ビジュアルアップデートが入ったからか、記憶よりもだいぶキレイ。
このちょっとデフォルメがきいたビジュアルが、Warcraftのいいところ。
亜人好きは、種族選択にかなり悩むと噂です。
数時間悩み続けた結果、ひとまずトロールのハンターで遊ぶことに。


まずはプロローグから。
かつては種族ごとに異なる地域からスタートしていましたが、新しいチュートリアルは勢力ごとにひとまとめにされているようですね。
以前のチュートリアルも面白そうだったので、できるならやってみたいけど。

ともあれ、いきなり音声付きのカットシーンだったので慌ててスクショを撮り、落ち着いたところで読み始めます。
ゲームを始めて1時間くらい経ってますが、まだ一歩たりとも動いていません。

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You are a soldier of the mighty Horde, a disparate band of races united in thier pursuit of freedom, honor, and glory.

■調べたもの
「disparate」……“完全に異なる”とか、そういう意味らしい。
「band」……なんとなく意味は理解できるけど一応。“一団”とかそんな感じ。
「United」……上に同じ。“連合した”とかがそれっぽい。
「Pursuit」……“追求”、“追い求める”とか。

■意訳
-お前は自由、名誉、そして栄光を求め、異なる種族の垣根を越えて団結した、偉大なるホードの戦士だ-

「a disparate~」がホードという勢力の説明文になっていると判断したんだけど合ってる?

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A Horde expedition sent to explore an uncharted island has recently gone missing.

■調べたもの
「expedition」……“遠征(隊)”、“調査(隊)”とか。
「recently」……“近頃”とか“最近”。
「missing」……一応調べる。“行方不明”とか“見当たらない”みたいな感じ。

■意訳
-未知の島の探索へ送ったホードの調査隊は、最近行方を眩ませた-

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As a bold new recruit, you have joined a rescue mission departing from Orgrimmar.

■調べたもの
「bold」……“大胆な”、“勇敢な”
「departing」……“出発する”、“旅立つ”とかの進行形。

■意訳
-勇敢な新兵として、お前はオーグリマールからの救出作戦へと加わるのだ-

正直頭の「As」の使われかたがよくわからない

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Find the lost expedition members and bring them home. For the Horde!

■意訳
-行方不明の調査隊員を見つけろ、そして家へと連れ帰れ。ホードのために!-


まあ調査隊が行方不明になったので、それを探しに行く一団の中に放り込まれたところから物語がスタートするということだと思います。

そして目の前にいるチュートリアルクエストをくれるウォーロード、ブレカさんに話しかけます。ようやく数歩動きました。

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WARMING UP
We're nearing the island where the Hord's last expedition was lost.
You need to be prepared for what's out there. Warm up on these combat dummies.
Show me your strength!

■調べたもの
「prepared」……“準備ができて”、“覚悟ができて”

■意訳
-我々はホードの調査隊が消息を絶った島へ近づいている。お前はここを出る前に腹を括らねば。木人で肩慣らしをしておけ。お前の力を見せてみろ!-

力を見せてみろって、英語でも割とそのまんまなんですね。


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後ろにあるダミーを殴るだけでクエスト完了。戦闘チュートリアルですね。

Good, you've kept training since we set sail.
I need to speak with the crew about this storm.
Spar with Throg. He will assess your skills and decide on your role once we make landfall.

■調べたもの
「set sail」……Sailはわかるので、そこから連想はできたけど、Set sailで“帆を上げる”とか“出帆する”という熟語らしい。
「Spar」……ボクシングのスパーリングと同じ意味だろうなと思ったけど、一応。そしたら航海用語で“帆柱”とかの意味もあるっぽい。
「assess」……“評価する”
「decide」……“決心する”、“解決する”。この単語よく見かけるけど、なぜか未だに覚えられない。decide onで“決める”で合ってる?
「role」……“役割”と思っていたけど、今回のは“任務”のほうが近そう。role onceで一つの役目とかになるのかな?
「landfall」……“陸地の発見”を意味する言葉らしい。make landfallで“上陸する”だそうな。

■意訳
-よくやった、我々が出航しても鍛錬は怠るなよ。私はこの嵐について、船員と話さねばならない。スロッグとスパーリングしておけ。彼はお前の技を見定め、我々が上陸するにあたってお前の役目を決めるはずだ-


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Throg will spar with you for now. I must speak to the crew about the rain.

■意訳
-スロッグはすぐにでも相手になってくれるはずだ。私はこの雨について、乗組員と話さなければ-


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STAND YOUR GROUND
Lok-tar! Nothing quite like a good fight in the rain.
We will spar together and take the measure of your strength!

■調べたもの
「Lok-tar!」……“勝利を!”とか、オークの軍隊での間の挨拶、別れの言葉とのこと。
「quite」……“完全に”とか“すごい”とか、以降のもの強調されるっぽい。これもよく見るけどなかなか覚えられない系。nothing quite likeで、“~のようなものはない”になるみたい。
「measure」……“測定する”。メジャーのmeasureかな。

■意訳
-勝利を! 雨の中の戦いほど良いものはない。我々は戦い、そしてお前の力を推し量ろう!-


スロッグとのスパーリングが始まります。戦闘チュートリアルその2。

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I'll take my position. Strike first, and strike hard!

■意訳
-位置についたぞ。先に打ってこい、遠慮するな!-


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Never run from your foe! Victory or death!

■意訳
-決して敵から逃げるな! 勝利か、死あるのみだ!-


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I concede! Your strength will see our mission through.

■調べたもの
「concede」……一応。“(敗北を)認める”
「through」……一応。この場合だとミッションを通す(には十分)、みたいな感じでいいのかな。

■意訳
-降参だ! お前の力なら任務をやり遂げられるだろう-

「勝利か死かだ」とは言ったが降参はするスロッグさん。まぁそもそも敵ではないからノーカンなのだ。


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You show promise, hunter. Perhaps you too will find glory on the island!

■調べたもの
「promise」……“約束”のほかに“有望”という意味もあるとのこと。
「Perhaps」……一応。“もしかすると”、“あるいは”など。

■意訳
-お前は有望だな、狩人よ。ともすれば、お前もこの島で栄誉を得られるやもしれんぞ!-


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BRACE FOR IMPACT
Well fought, Hororo. You bring strength and honor to the Horde!
Now we just--wait...
Do you hear that?

■調べたもの
「BRACE」……“支える”。BRACE FOR IMPACTは、衝撃に備えよ! みたいな意味かな?

■意訳
-いい戦いだった。お前はホードに力と名誉をもたらすだろうな。今こそ我らは……待て、聞こえたか?-

会話の途中で周囲が暗く……。どうやら件の嵐の中に入ったようす。


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Warlord! This storm will soon overwheim us!

■調べたもの
「overwheim」……“圧倒する”

■意訳
-将軍! この嵐はすぐに我々を飲み込みます!-


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Soldiers, brace yourselves!

■意訳
-戦士たちよ、備えよ!-


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This ship won't make it to the island in one piece.
Hold on to something, and pray that the elements will spare us from a grim death at sea.

■調べたもの
最初の一文……単語の意味はともかく、どういう意味になるかわからなかったので機械翻訳にかけた結果、“この船は無事に島に着くことはないだろう”とのこと。won't=willnotが“~しないだろう”、でone piceが“ひとかけら”とかだとして、原因はmakeの読み違え。makeには“~に着く”という意味もあることを知らなかった。“この船は一片たりとも島には着かないだろう”という感じかな。
「elements」……こういった場合“暴風雨”とかも使うらしい。知らなかった。
「spare」……“惜しむ”とか“与える”とか。“まぬがれさせる”、“危害を与えない”とかもあるらしい。多いよ!
「grim」……“残忍な”とか“恐ろしい”とか。

■意訳
-この船は島にはたどり着けまい。何かにしがみついて、暴風雨が海での悲惨な死から免れさせてくれるよう祈るしかない-


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ザッパーン

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ザザーッ


ということで、大波によって船は砕け散り、目的地(?)の島に漂着しました。ちゃんと意味を理解しようとしながらだとめちゃくちゃ時間かかるものの、その分やっぱりワクワク感は段違い。

単語も程よくわかるものとわからないものが混在しているくらいなので、少しずつでも続けていけたらいいな。

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