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メルカリで本を売りまくって、分かったこと

定期的に「断捨離!断捨離イイ!」という気分になって、本やら服やらを処分するのですが、今回はその波が大きかったようで、300冊近くあった所蔵本のほとんどすべてをメルカリで売ることにしました。

本棚をひっくり返したおかげで部屋は散らかり、一見、断捨離が目指す先である「モノが少なくて片付いたお部屋♡」からは遠ざかっていますが、ガシガシ捨てて、ガシガシ発送して、物量が少なくなっていく様は、それなりの爽快感があります。

メルカリに出品した本は想定以上の速度で売れていき、毎日3〜5冊を発送しているのですが、その中でいくつか気づいた点があるのでまとめておこうと思います。

【送料込みの値段設定】に注意

普通のことすぎて、何を今さら…となるでしょうが、意外な落とし穴が潜んでいるのが送料です。

メルカリは「送料込み価格」でやり取りする文化

CtoC取引プラットフォームの圧倒的強者メルカリは、2013年サービスの開始から約10年となりますが、いつの頃からか謎の文化が生まれていました。その一つが「価格は基本、送料込み表記」

それはつまり、送料をある程度想定した上で、損をしないような価格設定を「出品者側が行わなくてはいけない」ということです。着払いの取引であれば、発送物のサイズや重さを気にせず、ただただ送ればいいだけです。出品価格から手数料を引いた金額が単にこちらの利益となり、とってもシンプルな計算になるので利益額も分かりやすい。

だけどメルカリはそうではありません。

本の厚みは3cm以上あるか?

メルカリの大きな特徴として「匿名配送」があります。メルカリが提供する
配送方法を使うことで、ユーザー同士はお互いの住所を知ることなく、商品のやり取りができます。安心だし便利。

ただ、サイズ指定を間違えると、宅配業社が勝手に設定を変更(してくれたんだけど)、送料が変わってしまいます。送料210円だと思っていたのに、結局700円かかった!ということが何度かありました

これは「本の厚みが3cm以上かどうか?」が、サイズ規定の分かれ目になっていて、3cm以上であれば宅急便扱い=送料700円 になるということを知っているかどうか、で避けることができます。本1冊送るのに700円とは!そうなると出品価格は700円以上に設定しなくてはいけないのですが、700円を超える本って結構高価じゃない?と思います。

「宅急便コンパクト」だと送料450円

3cm以上ある本を送る時に便利なのが「宅急便コンパクト」でした。長さ25cm × 幅20cm × 高さ5cm までのサイズであれば、450円で送ることができます。

高さが3cmを超える本を宅急便で送るとなると、最低700円の送料がかかります。ビジネス書などは1000円程度で売れるものもありますが、それでも送料に700円かかってしまうと、メルカリの手数料を差し引いて200円の利益にしかなりません。

それが、宅急便コンパクトを使えば、利益は450円と倍以上になるのです。というわけえ、分厚い本を送るのに非常に重宝しました。

本を売るときの便利グッズ

このように、本の厚みは送料にダイレクトに影響するので、きちんと調べておく必要があります。ただ、毎回メジャーや物差しを持ち出して測るのはだるい…と思い始めたとき、100均で素晴らしい商品に出会いました。それがこちら。

超便利。超超超便利。一番太い隙間が3cmで設定されていて、この穴の中に本を通せばOK。この隙間に入らなければ厚みが3cm以上ということで、自動的に宅急便コンパクトで送ることになります。

出品する前にこの物差しの穴を通過させることで、適正な値段設定ができるようになるわけです。次はこちら。

メルカリ専用のビニールバッグです。グレーの袋にメルカリのロゴのイラストが入っていて、中身が見えないようになっています。一般的な封筒のように口を閉じるための糊付けもされていて、簡単に口を閉じることができます。

本を売り始めた当初は、本をOPP袋に入れ、さらに茶封筒に入れて発送していましたが、この袋があればそんな手間は不要になります。高価な本で、この袋に直接突っ込むのが心配なのであれば、OPP袋に入れた上でこの袋に入れればいい。茶封筒を買うよりも安く済むので、とても重宝しました。販売する数が多くなると、一つ一つの梱包資材にもコストカットを求めるようになりました。

まとめ

「本」という商品は、化粧品や洋服といった他の商品と比べ、品質が安定しているという特徴があります。極端に言えば、例えボロボロであったとしても、中身は同じだという意味で「安定している」と考えられるわけです。

そのため、これまで出品したその他の商品よりも、品質に関する質問がとても少なかったのが印象的でした。やりとりが最小限で、サクッと売ってしまえるので、とても楽だったのを覚えています。

なお、3週間経っても売れなかった本に関しては、まとめてBOOK OFFに売ることにしました。その数30冊ほどでしたが、引き取りに来てもらって売上は900円でした。多少手間はかかるけれど、急いでいないのなら、やっぱりメルカリで売った方がいいなあ、と思った次第です。

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