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ストロボ撮影で出来る素晴らしい撮影

ストロボを使うと撮影の幅が広がります。明るく照らすだけでなく、色々な使い方で素晴らしい効果を得られます。いくつかご紹介します。
・直射
・バウンス
・オフカメラライティング
・アンブレラやソフトボックス等のデヒューザー

・ストロボ直射

カメラに付属のストロボや、外部ストロボ(クリップオンストロボ)で被写体に直接光を当てて撮影します。暗所でも被写体を明るく撮影することが出来ますが、カメラと同じ方向から光を当てるので立体感に欠けたり、背景に壁があると、強い影が出来たりします。こちらがデメリットなのですが、この雰囲気をうまく使って直射で格好良い撮影をすることも可能です。

ストロボ直射で強い影がでますが、かっこ良い表現の撮影となります。モデルさんのポージングや表現力によって写真が大きく変わると思います。

・バウンス撮影

バウンス撮影は、ストロボの光を直接モデルに当てるのではなく、壁や天井に向けて発光させる撮影です。ストロボの光を壁や、天井に向けることによって天井や壁が照らされ、広い光源で柔らかい光で被写体を撮影することが出来ます。また、単純に天井に向けて発光して部屋全体を明るくして撮影することも出来ます。
因みに撮影ワークフローとしては、まずストロボ無しで撮影して背景の明るさを決めます。良い感じの背景の明るさになったらストロボ発光してストロボの明るさを決めます。

ストロボ無しの状態。見事に暗いです。ここで背景の明るさを決めます。
カメラマン後ろの壁に向けて発光。大きな光源で柔らかい光になります。(背景には光が届かないので明るさは変わりません。)

・オフカメラライティング

こちらは、カメラにコマンダー(発光のリモートコントローラー)を取り付けて、ストロボを、カメラとは別の場所から発光させるテクニックです。
被写体を斜めから照らすので、立体感のある影を演出出来ます。

小さなディフューザーしか付けていませんが、モデルの正面近くから発光して強い影が出来るのを防ぎました。

・ディヒューザー

光を柔らかくするためのストロボ用のアクセサリーです。小さなものはストロボ発光部と同じぐらいのものから、アンブレラやソフトボックス等では数十センチから、2m程のものまで大きさは様々です。そしてより大きなものほど光が柔らかくなります。

ソフトボックスを斜め45度から照射

オフカメラ+多灯ライティング

被写体の直近にソフトボックスを配置して柔らかくモデルさんをを照らし、左後ろから大きな光源で左側に窓があるような演出をしました。モデルさんの髪や机が照らされ、効果がでています。

被写体の右前にソフトボックス、左後ろからもうアンブレラで左側に窓があるような演出をしました。
こちらは右手前からアンブレラ、右後方上部からディフューザー無しオレンジフィルター装着(モデルさんの髪を茶色く輝かせるため)

ストロボ直射は強い影を使ってかっこよく撮るイメージです。
バウンスは大きな光源に出来るので柔らかい表現が出来ますが、大きな壁や天井が無いと使えないので条件が限られます。
オフカメラライティングは自由な場所からストロボを発光できますが、ストロボのスタンドなど機材が増えるほか、ロケ地によっては使えない場所もあります。
ディフューザーを使うと柔らかい光で被写体を照らし、柔らかい表現が出来ますが、機材は増えます。




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