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写真を通じてたくさんの方と繋がりたい。ツイッターのアカウントで発信している写真の関連写真やボツ写真、現像、レタッチについて発信していきます。

最近の記事

定常光ライトのススメ

今回、定常光ライトとして、GODOXのML60を購入しました。 購入理由は、カメラをミラーレスに切り替え、撮影結果がファインダで見えるようになったことです。 ミラーレス一眼で撮る場合、撮った結果の写りがシャッターを押す前からファインダーで確認できます。しかしストロボを使う場合、ストロボは撮影の瞬間のみ光るため、ファインダから見えた画像にストロボの光が追加されて写ります。GODOX ML60は定常光ライトなので、ML60の光を含めた画像がファインダーから見えますので、シャッター

    • 現像現場8

      今回は私が複数回撮影をお願いしているリンネさんの写真の現像を行います。 基本的に、人間の目よりカメラの方がダイナミックレンジが低いため、撮影画像は人の目より明暗差が大きい画像になります。 モデルさんの顔の影はあった方が立体感がでますが、影が強いと硬い表情に見えてしまいます。(主観です) 顔の明るい部分、影の明暗差を少なくするために現像時に白レベル、ハイライトを下げ、シャドウを持ち上げます。 明暗差が低くなる分、画像が平滑になり、いわゆる「眠い」画像になるので、黒レベルを下げ

      • ストロボライティング 硬い光 柔らかい光 比較

        光が硬い、柔らかいと言いますが実際に比較してみます。 今回はSET.A.LIGHT 3D(スタジオライティングのシュミレーションソフト)を使用して比較します。 モデルの右手前からストロボ発光させるストロボに直射から大きなディフューザーを付けて光を比較します。 いかがでしょうか。発光面積が大きくなるほど、影の出来かたが薄く、ソフトになっていきます。これを光が硬い、柔らかいと言われます。 光の硬さは、好みだったり、どう表現したいのか、環境光によっても変わりますので、カメラマン

        • ストロボ撮影で出来る素晴らしい撮影

          ストロボを使うと撮影の幅が広がります。明るく照らすだけでなく、色々な使い方で素晴らしい効果を得られます。いくつかご紹介します。 ・直射 ・バウンス ・オフカメラライティング ・アンブレラやソフトボックス等のデヒューザー ・ストロボ直射 カメラに付属のストロボや、外部ストロボ(クリップオンストロボ)で被写体に直接光を当てて撮影します。暗所でも被写体を明るく撮影することが出来ますが、カメラと同じ方向から光を当てるので立体感に欠けたり、背景に壁があると、強い影が出来たりします。

        定常光ライトのススメ

          ストロボを使ったカラーシフト

          ストロボの非常に面白い使い方、カラーシフトについてご紹介します。 ストロボにカラーフィルターを付けて撮影する方法です。 ストロボにカラーフィルターを付けて撮影すると被写体がその色に染まります。 オレンジのフィルターを付けると、被写体がオレンジになります。 ここでホワイトバランス設定の出番です。 ホワイトバランス設定を3000ケルビンに設定します。写真の色温度が変わり、オレンジのものが元々の色に戻ります。 この時ホワイトバランスがどのような操作をしているかというとオレンジのもの

          ストロボを使ったカラーシフト

          ポートレート撮影で重視することや撮影モードについて

          ポートレート撮影において、私が重要と考えていること、そのための設定をご紹介します。 ポートレートは人物写真、どのように人物を引き立てるかが重要です。 例えば人物以外がボケていれば、人物は引き立ちます。 ドラマチックな背景に人物を配置することでも映える写真になります。 暗所で人物だけに光を当てて背景を暗くすることで、明暗の差で人物を引き立てることもあります。 他にも前ボケを使ったり、様々な方法があります。 私もSNSや写真投稿サイトを沢山見て、様々な表現を勉強しています。 今回

          ポートレート撮影で重視することや撮影モードについて

          現像で写真は大きく変わる

          現像の方向性で写真は大きく変わります。試しにやってみます。 元写真はこちら まずは背景を明るく現像します。シャドウを上げハイライトを下げます。 テクスチャを上げ、明瞭度を下げ、輪郭は出てるけどふんわりした調整をします。 彩度を上げて、温か味を出します。 もっと背景を明るくしたいのですが、露出を上げるとメインの花が明るくなりすぎるので、円形ブラシで花を選択し、暗く調整してから、全体の露出を上げます。 ふんわり明るい現像ができました。 次はドラマチックな現像です。

          現像で写真は大きく変わる

          現像現場7

          フィギュア選手を撮影する機会があったのでこちらを現像します。 目標はドラマティックに! 元画像はこちらです。普段色温度はカメラ任せにしてしまうことが多いので、思いの外黄色い画像になっていました。RAW撮影だと後から補正がなんとでもなるとはいえ、今後、ホワイトバランスもある程度合わせて撮影しようと反省。 まずホワイトバランスを調整します。モデルさんの顔の色を見ながら青みが出ないギリギリまで青方向に振ります。これは現像の好みもあるので、少し黄色みを残した方が健康的なイメージ、

          現像現場7

          スローシャッターの作例と応用

          スローシャッターとはシャッタースピードを遅くして撮影することです。 暗所でも長い時間露光すれば、センサーが光を沢山受けられるので明るい写真になります。 下の写真左は昼間のようですが右の写真同様に夜の写真です、シャッタースピードを遅くして(15秒)にして撮影すると昼間のようになりました。 こちらの写真は野辺山高原の星空を30秒露光で撮影。月もない闇夜だったこと、遠くの星と近くのコスモス両方にピントを合わせるためF8まで絞ったため、星空も暗めです。写真クリックで拡大すると星が見

          スローシャッターの作例と応用

          どうやってボカす?ボカしの方法

          ボケを大きく作るには条件があります。その条件の一覧が下の表になります。 ・センサーサイズ センサーサイズは、用意するカメラの種類によります。センサーサイズの大きい順からフルサイズ、APS-C、フォーサーズ、スマホ等となります。つまりカメラの選定時点から、ボケを大きく作れるカメラ、作りにくいカメラがあります。 私も最初に購入したカメラはAPS-C(NIKON D7000)でしたが、より背景をボカした写真が撮りたくて2台目はフルサイズ(D750)にしました。 ここでボケをシュ

          どうやってボカす?ボカしの方法

          一眼レフやミラーレス一眼で出来る素晴らしい撮影は?

          一眼レフやミラーレス一眼の魅力についてご紹介します。 今どきはスマホでも素晴らしい写真が撮れますが、一眼カメラでないと撮れないものも多くあります。いくつかお伝えして一眼カメラの魅力に迫ります。 1.背景ボケ 前ボケ 2.暗所性能 3.スローシャッター 4.ストロボ 5.レンズのバリエーション 6.光芒と玉ボケ 1.背景ボケ 背景がボケて被写体のみピントが合っているため、非常に被写体を強調した写真を撮ることが出来ます。 レンズの絞りをコントロールすることで背景をボカす量を変え

          一眼レフやミラーレス一眼で出来る素晴らしい撮影は?

          RAWで撮る?JPGで撮る?

          今回はRAWで撮影した画像とJPGで撮影した画像を、現像して比較してみます。JPGとRAWをLIGHTROOM(現像ソフト)の自動同期で、同時に現像していきます。 まずは露光量を上げ、ハイライト、白レベルを下げ、シャドウを明るくします。 テクスチャと明瞭度を下げ、部分的な明暗差(コントラスト)を下げ、ふんわりとした印象にします。 ホワイトバランスで黄色味を補正します。きれいな肌色になって来ました。 HSL/カラーでオレンジ色(肌)の調整を行います。オレンジの色味を下げ

          RAWで撮る?JPGで撮る?

          なぜRAWで撮るの?JPGの弱点

          まず、人間の目の素晴らしい特性として、明暗差の大きなものを見たときに、明るすぎる部分を暗く、暗すぎる部分を明るく自然に補正して脳に伝えてくれます。人が見て良いと思って撮影しても、実際にカメラで撮った写真は暗い部分が潰れて、明るい部分が白トビすることがあります。 こんな時にこそRAWで撮影すると補正が出来ます。もちろんRAWでなくてもJPGも補正は出来ますが、JPGとは撮影した画像を圧縮し、情報を間引いたものですので、大きな補正をすると画像が汚くなります。 どうしても人が見た

          なぜRAWで撮るの?JPGの弱点

          現像現場6(lightroomclassic)

          今回もポートレートの現像です。 現像現場のワークフローをご紹介します。これも私のやり方と好みなので、もっと上手い方もいると思うし、もっと万人に好まれる調整が出来る方がいると思いますが、少なくとも画像を破綻させないように魅力を引き出す基本方針です。 いくつか見てもらって現像のメリットやワークフローをなんとなく理解してもらえれば嬉しいです。 これは橋の下で撮影したので少し暗くて、周りの白トビは承知の上で撮りました。暗く撮れば白トビも抑えられますが、暗くなったモデルさんを明るく

          現像現場6(lightroomclassic)

          現像現場5(lightroomclassic)

          ここからはポートレートの現像をご紹介します これも私のやり方と好みなので、もっと上手い方もいると思うし、もっと万人に好まれる調整が出来る方がいると思いますが、少なくとも画像を破綻させないように魅力を引き出す基本方針です。 いくつか見てもらって現像のメリットやワークフローをなんとなく理解してもらえれば嬉しいです。 元写真です。斜めに撮ってしまっています。モデルさんの顔が少しくらいですね。ヒストグラムを見る感じでは、バランス良く撮れています。 ハイライトに目が行きがちなので

          現像現場5(lightroomclassic)

          現像現場4(lightroomclassic)

          同じくリトルワールド、フランスの農家だったと思います。 現像現場のワークフローをご紹介します。これも私のやり方と好みなので、もっと上手い方もいると思うし、もっと万人に好まれる調整が出来る方がいると思いますが、少なくとも画像を破綻させないように魅力を引き出す基本方針です。 いくつか見てもらって現像のメリットやワークフローをなんとなく理解してもらえれば嬉しいです。 こちらも明暗差が大きい画像です。割と現像に苦労する画像を選んでいます。 シャドウ上げる、ハイライト下げる調整後

          現像現場4(lightroomclassic)