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現像現場4(lightroomclassic)

同じくリトルワールド、フランスの農家だったと思います。

現像現場のワークフローをご紹介します。これも私のやり方と好みなので、もっと上手い方もいると思うし、もっと万人に好まれる調整が出来る方がいると思いますが、少なくとも画像を破綻させないように魅力を引き出す基本方針です。
いくつか見てもらって現像のメリットやワークフローをなんとなく理解してもらえれば嬉しいです。

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こちらも明暗差が大きい画像です。割と現像に苦労する画像を選んでいます。

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シャドウ上げる、ハイライト下げる調整後、温かみを出したいのでホワイトバランスを黄色方向に振りました。ヒストグラムでは山の位置は左よりですが、薄暗い現像にするので問題ありません。

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部屋の中が少し暗いので、トーンカーブで暗部を持ち上げます。

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HSLのオレンジの色相で、部屋の壁の赤みを撮ります。

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古いイメージを出したかったので、カラーグレーディングのシャドウを少し緑に振ります。

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暗部はかなり持ち上げたので、相当なノイズが出ています。

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完全にノイズを除去するとディティールが失われてしまうので、妥協できる範囲で調整します。カラーノイズも出ていたので調整します。

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ドアと、窓の歪みが気になったので、レンズ歪みと水平、垂直方向の変形をおこないます。

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変形により写真の端が歪むので、トリミングします。

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最後に周辺減光をたっぷり入れて完成です。

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