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肩たたきの10円の行く道

こんにちは、絵描きのにあちんです。

ちびにゃん(我が家で永遠の3歳児さん)が
「おかあさん、ぼく肩たたきするから、10円ちょうだい。
1回やったら10円ね!」

1回10円!なんてすてきな肩たたき。

そして10円を渡すと大切そうにプラスチックの入れ物に入れる。
そう思えば、100円溜まったら、100均でお財布を買うんだって言ってたっけ。
コロナでなかなか100均に行けなくなって、すでに1年近く経っている。

「あのさー、お父さん何がほしいかなぁ」と言い出す。
「うーん、ビールとかお酒とかが好きなんじゃないかな?」
「お酒っていくらするの?」
「安いやつなら100円くらいでもあるよ。」
「じゃあ、お酒にしようかなぁ。」

そういいながら私の肩をトントン叩く。
「お父さん喜ぶかなぁ。」

お風呂上がりのお父さんに訊くちびにゃん
「お父さん、何かほしいものある?」
「え?」急に言われて戸惑う主人。

私「誕生日に何かプレゼントしたいんじゃないの?」

「そうかー、プレゼントか」
赤ちゃんの頃は主人に怒鳴られてばかりだったちびにゃん。
一時期男性が怖くて近寄れなかったちびにゃん。
コロナで家族4人が一緒に過ごすことになったとき、
主人の狂暴化で一時期は恐ろしい想いをした私たち。

そんな私たちがなんとか関係を修復して、今に至っている。

家族は壊し合う、傷つけあうものなんかじゃない。
辛い時こそ支え合って、苦しみを乗り越えていくものでしょう。


何度となく主人に伝えた言葉が主人だけでなく、
こどもたちの心の中にも
優しさの芽がでて、花を咲かせている。


ちびにゃんの嬉しそうな、はにかんだ笑顔
ちょっとだけうるっとした主人

よかった…

離婚する方法もあるかもしれない。
けれど、私はなんとか踏ん張り続けた。

がんばって、続けてよかった。

そんなふうに思う夜でした。

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ちびにゃんのサポート
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