我が家の主人もこどもたちも味噌汁が苦手。

だんだん食卓にあがることも減り、
味噌は、サバ味噌や焼きおにぎり、豚肉を炒めるときに使われる程度。

私も実家の味噌汁は、苦手だったので、わからなくもないのですが
母の作る味噌汁は、ヤ●サのだしの素粉末と、安い味噌（ビニールに入っているやつです）

味が平坦で、あんまり美味しいと感じたことがありませんでした。

お味噌汁が本当に美味しい！と思ったのは義母のお味噌汁でした。
鰹節などから、丁寧にだしをとるお味噌汁は、本当に美味しくて、
主人は毎日こんなにおいしいお味噌汁を食べていたのか！と思い、
一念発起で味噌汁をがんばるのですが、反応はイマイチ。

しまいには、「俺、味噌汁きらいなんだよねー」
え？！あんなに美味しい味噌汁毎日食べていた人が？！とびっくりしたのを覚えています。

もれなく、こどもたちも味噌汁嫌い。

ついには、食卓に味噌汁がでることはほとんどなくなってしまうのでした。

そんな我が家に転機が起きたのは、去年。

上の子が外食でついてきた、味噌汁を飲んで
「あー、美味しい、こういう美味しいお味噌汁って、どうやって作るんだろうね？」とつぶやいたことでした。

それから、味噌汁づくりを再開するのですが、

高い味噌をいくつか使って作ってみたけれどNG…。
だしもがんばってみたけど、反応はイマイチ。

そのうち、もういいやーとばかり、スーパーを見たら、
私が子供の頃お世話になったヤ●キのだしの粉がまだ売っているではありませんか！しかも、それに合わせて、懐かしいビニールに入った安い味噌も。

まずいって言われるんだろうから、安い味噌でいいや、
安い出汁でいいやと、作った味噌汁が・・・まさかの
「このお味噌汁おいしいね！」と子供たちの反応。

しまいには、主人までも「うん、うまいよ。」とのこと。

え？うそでしょ？

かつおのだしとか、とってないし、
今までで一番安い味噌よ…と心の中で思いつつ、

汁まで飲み干したこどもが
「明日もこの味噌汁がいい！」とリクエストに
複雑な心境で、また同じ味噌汁を作る私なのでした。