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川崎幸区の魅力探しフォト遠足開催レポ!子ども目線で地域の幸せを感じた秋の日

2022年10月11日(火)に「子ども目線で探す幸区の魅力発見!フォト遠足」を ニアカリ の写真事業 川崎駅近フォトベース tan de kids 主催で開催しました。川崎市幸区が設置する、さいわいソーシャルデザインセンター「まちのおと」との協働事業として開催が実現しました。

https://tandekids-photows-20221011.peatix.com/

この日は「かわさき家庭と地域の日」という川崎市内の学校がお休みになる日で、川崎市内の小学生5人が参加してくれました。

川崎市では、2018年から「10月第2週目の体育の日を含む3連休後の火曜日」が川崎独自の祝日「かわさき家庭と地域の日」として制定されています。

2016年の地域教育会議交流会で、「子ども会議などのイベントを企画しても、中学生は部活動があり参加が困難なことが多いことから『地域の日』を設定して欲しい」という意見が出たのをはじめ、2017年に国の「キッズウイーク」総合推進会議で家庭や地域の教育力の向上などを目指して、大人と子どもが一緒に休日を過ごす機会を地域ごとに設定する目的で新設された地域独自の祝日だそうです。

フォト遠足で目指したこと

昨年「まちのおと」が主催した大人が対象の「さいわいまちあるき」イベントにヒントを得て、まちあるきと写真講座を絡めることで、子ども向けの好奇心を育むワークショップが企画できるのではと、考えを温めていました。

なにより、写真は表現するツールである以上に、世の中のさまざまな事象に意識的に目を向ける発見・言語化ツールにもなりえます。フォト遠足を通して子どもたちが「発見する力、伝える力、コミュニケーションする力」を身につける機会にもなります。

また、カメラを持って自分達が住んでいる地域を歩くことで、普段気にしていない地域の風景に目を向けるきっかけにしてもらい、地元愛を深めてもらうことも目指しました。結果として「さいわいまちあるき」とは異なる世代が参加者となることから、子どもから大人、シニアまでさまざまな世代が自身の暮らす「幸区」に目を向けるきっかけづくりになることも意図しました。

"ヒュッゲ" な瞬間を写真で捉えよう

フォト遠足の冒頭、まずは参加者の子ども達向けに写真の撮り方講座を提供しました。

「いつもどんな気持ちで写真を撮っている?」という質問に、子ども達からは「(将来Instagramを使える年齢になった時に)インスタに投稿したらバズりそうと思いながら撮ってる!」「(動物の)ふわふわは写真では無理だなーって思う!(だから動物園で動物を生でたくさん見るのが好き)」と真面目な回答から、「いつもテキトーにボタン押してる〜!」「何も考えてないよ、押したい時に押すだけ!」といった無邪気な回答までいろいろ飛び交いました。

講座では、撮る際に考えて欲しいことやちょっとしたコツを図やイラストを交えながら伝えました。例えば「目線や身体の向きについて」「写真の中に含める色について」といったことです。その後、フォト遠足でまちあるきするルートをみんなで決めました。あらかじめ設定された「街と自然コース」「街と小学校コース」、「街と商店街コース」の中から、みんなの意見が一致して「街と自然コース」をまわることになりました。

今回、フォト遠足のテーマは「君のヒュッゲなことを写真に閉じ込めてみよう」でした。ヒュッゲとは、デンマーク語で「楽しいと思える時間や心地がいいと感じる空間」のことを指します。日本語での「ほっこり」に感覚が近いかもしれません。

講座中は集中力を持続するのが難しそうに見えた子どもたちも、「自分にとってヒュッゲと感じること」を「どう写真に閉じ込めるか」自分たちなりに咀嚼して、フォト遠足では様々なトライをしている様子でした。

個性が際立った街歩き

写真講座の後は、いよいよお待ちかねの街に繰り出してのフォト遠足です。

みんなで決めた「街と自然コース」コースを、およそ1時間ほどかけて歩きました。

まず子ども達の注目を集めたのは会場からすぐ近くのお寺「延命寺」さん。庭が素敵なお寺で、みんなの足がそこで止まりました。一見すると、みんな同じように写真を撮っているようにも見えますが、目の付け所やカメラに収めるものが全員違います。また、同じものを撮影しようとしても、ある子は右から、ある子は左からと、本人にとってベストな構図も試行錯誤していました。

お寺を出たあと、コースに沿ってみんなで列になって歩きました。足早に進んでいく子もいれば、ゆっくりと周りを見ながらたくさんの写真を撮ってじっくり確認する子もいます。

歩くスピードや立ち止まる回数は子ども次第、それぞれ視点が違う個性が際立った街歩きになりました。こういう個性も、どんなものをどんなふうに撮るのかに大きく影響します。コース途中の南河原公園で、みんなで集合写真を撮って足並みを揃えてから、またそれぞれの足取りで写真を撮りつつ、最初の会場に戻りました。

個性的なコメントとともに撮ってきた写真を見せ合う

会場に戻り、撮ってきた写真の中から「みんなに見せたい写真3枚」を選びました。その3枚をプロジェクターで映して、どんなことを思いながら撮影したのかを順番にひとりひとり発表していきます。

「白いオシロイバナは珍しい」「お寺のキツネさんがオオカミのようだった」など、その子の感性が分かるコメントがたくさん出ました。自分が発表したい写真を選ぶことに一生懸命だった子も、他の子の発表の時には、プロジェクターが映し出す写真を見ながら真剣に聴いていました。

全員の発表が終わった後は、1人3枚写真を印刷します。

写真プリンタ(Canon iNSPiC)が大活躍!

用紙の裏面がシールになっており、ノートに貼ればミニアルバムの出来上がりです。帰ったらおうちの人に今日どんな写真を撮ったのか伝えられます。

発表の時間は賑やかでしたが、ミニアルバムを作る時はさっきまでの賑やかさが嘘のようにシーンと静まり返って、みんな真剣に絵を描いたりコメントを書いたり、写真の貼り方を考えている様子が印象的でした。

子ども達からの感想

完成したミニアルバムを手に満足げなみんなに、参加の感想を聞きました。

「楽しかった」
「夕日が素敵だった」
「アングルや向きで色々な写真が撮れた」

カメラというデバイスを通して、普段肉眼で見るのとは違う形でモノを見て、それを写真に閉じ込めることのできた、素敵な1日になったようです。同じ場所に一緒に行って同じものを見ても、撮るものも撮り方もみんな違いました。その違いを、優劣や正誤として比べることなく、それぞれの持ち味としてお互いに尊重し合うフォト遠足になりました。

写真を撮る意識がいつもの目線を変える

ニアカリ / tan de kids では、子どもが写真に触れることで、身の周りのモノゴトに対する感性のアンテナが研ぎ澄まされる、自身の想いを表現する言葉以外の手段を手に入れられる、親子や友人と写真を通じた豊かなコミュニケーションが育まれると信じています。

ぜひあなたもヒュッゲなひとときを、写真を通して見つける散歩に出掛けてみませんか。カメラのフレームを通すことで見え方が変わり、見慣れているはずの景色が少し違って見えるに違いありません。

会場としてお借りした Cafe Denim

今回会場としてお借りしたお店は、川崎市幸区にあるカフェデニム【 Cafe Denim 】さん。

南河原小学校にほど近いハッピーロード商店街に佇む、落ち着いた雰囲気のお店です。

CafeDenim (カフェデニム) 都町店
川崎市幸区都町6 フォレストアーリア101
044-541-5805
https://www.facebook.com/CafeDenim
※ 最新の営業時間は店舗にお問い合わせください。

「まちのおと」との協働事業

今回のフォト遠足は、さいわいソーシャルデザインセンター「まちのおと」との協働事業として実施しました。

「まちのおと」は、幸区を中心とした地域での市民活動やコミュニティ活動に参加する方々が気軽に利用できる常設のスペースです。様々な人や団体がつながり、市民発信で地域課題を解決する拠点となることを目指しています。

川崎市では地域での新しい活動や価値を生み出す基盤区域レベルの新たな仕組みとして各区にソーシャルデザインセンターの設置を進めていて、幸区のソーシャルデザインセンターは多摩区に続き2例目です。
https://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/38-1-16-1-13-0-0-0-0-0.html

さいわいソーシャルデザインセンター「まちのおと」の詳細は こちら

写真を活かした地域貢献のお仕事

ニアカリでは、フォト遠足のような写真ワークショップを初めとし、デザインや写真に関連したお仕事、地域の未来づくりに貢献するイベント企画・運営、講演、執筆、など幅広いジャンルのお仕事をクリエイティブの力を活用して横断的にお手伝いします。お気軽にお問合せください。


ニアカリ Magazine / 2022.11.17 発行
文:柳田正芳(6483works
イラスト:永井美蘭(ニアカリ インターン)

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