見出し画像

冷静さと意地を持って

競泳の池江璃花子選手
2年ぶりの頂点「自分の力を120%出せた」地力信じタッチの差逆転決着』

LINEニュースでたまたま目に入った見出し
そこまで競泳のファンでなくても気なる、

圧倒的な強さ、白血病発症、からの復帰、東京オリンピック出場、
この若さにして経験しているものが大きすぎる。

スポーツファンとして、競技も、そこにあるストーリーも注目せざるを得ない。

最下位でも笑うと心に決めて進んだスタート台。過去4度制した種目を前に
『自分は池江璃花子、本来だったら誰にも負けない』と唱えた。

LINE NEWS

すごく強くてかっこいい、自分を奮い立たせているこの言葉
最下位でも笑うと裏腹に、冷静さと意地を感じる


先日、2年ぶりくらいに大学の先輩と会った、そのとき私の地元の友達も一緒で、先輩とは初対面をした。

先輩から
「取るって言ってた仕事の資格どうやったん?」
『取りましたよ』
「さすがやな、目標決めたら強いな」

なんか嬉しかった、外からそう見られていることが嬉しかった。

けど、そう、目標があれば強い、目標があれば…
今、具体的な目標がないから弱ってる自分

なんとなくの目標を掲げてだましだまし過ごしている

3人でカフェに移動して話は続いた。
「なんでなん?そんなんやっけ?もっとこうスパっと…」
「うん、わかる、昔はもっとスパッとぐわぁっと進んでたよ」
先輩も友達も言うからにはそうなんだろう。(2人とも関西人)
『うぅ、そうなんです、今の自分が嫌なんです』
とちょっと軽めに返してみたけど、

自分でも気付いていて、目標がないわけではない。そこに向き合う自信がないのだ。そしてそんな自分が好きになれない。


昨夏から不調に苦しんだ。闘病前の自らを重ね「昔みたいな自信は全くない」とつぶやいた。悩み、肩の力を抜き、良くない部分を口にしてきたレース後に前向きな言葉を並べるようにした。『言霊があると思うんです』

LINE NEWS

”言霊”なんてよく聞く話ワードだけど、こんな説得力があって、強く感じたのは初めてかもしれない


数年前から意識的に悩みを周りに話すようにした。今思えば、それは悩みではなくて弱音だったのかもしれない。

これからは人に相談はしても前向きな言葉で話そうと思う。
私もどこかで「私だぞ、本来だったら誰にも負けない」くらいの気持ちは残っている、もう一回それを呼び起こしたい


『自分は池江璃花子、本来だったら誰にも負けない』



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?