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旅をすること。

長男は鉄男、乗り鉄、音鉄。
自分もそうだが、男はたいがいオタク。
いつも楽しそうにやっとるな、というぐらいのもので、気にしちゃいない。それになんと言っても、時間をきっちり守って行動するし、地理のテストはノー勉で高得点を取る。それは趣味の範疇を越え、立派なもんだ。

今日はテストが終わり、いつものように出かけたいと言うので、乗り鉄がどのようなものなのか知りたくて、付いて行くことになった。初の男二人旅。

目的地は三重県鳥羽駅。
行きは近鉄特急のビスタカーEX
帰りは同じく近鉄観光特急のしまかぜ

ビスタカーは日本初の二階建て列車で、初代は1958年に遡るよう。

ホームから階下の席が見える。
ゆったりとした階上の席
出入口付近。左側に階下の席が見える。
階下の席。ゆっくりできそう。

この間新潟へ出張した際に乗った北陸新幹線とはまた異なる趣きで、決して新しくないが、快適だった。道中、近辺の駅の情報など色々話してくれ、なかなか男二人旅は楽しかった。また到底特急が停車するには似つかわしくないような田舎の駅、本当に人が乗り降りするんだろうかと言うような駅(普通列車でないので通過)もあり、発見があった。

鳥羽水族館
またじっくりみたい。
アシカショーは残念ながらスルー。

2時間程の鳥羽滞在の後、帰りの観光特急しまかぜに圧倒された。まだ10年しか経ってないようだが、この時間も満席という近鉄の人気列車。

観光特急しまかぜ
窓が大きく、開放感半端ない
色のデザインもいいよね
しまかぜカフェ
松阪牛のカレー
とにかく美味すぎた。
シートはフカフカ
新幹線てなんやねん
記念乗車証とおしぼり

写真の通りと書けばレビューでも何でも無くなってしまうのだが、電車に乗って旅するってこんなに楽しいのかというのが素直な感想。しまかぜは食堂車もあり、窓も大きく、より一層心地よい気持ちにさせてくれるんだそう。乗っている人たちも新幹線で見る、移動に疲れた顔はしてなかったし、心底リラックスしていたように見えた。隣や後ろを気にせず足伸ばしていられる電車なんてあるかな。柔らかいシートに包まれて、終始幸せな気分だった。

電車で旅することは、それぞれの電車の特徴を知るだけでなく、目的地のこと、向かう途中の駅のことなどなど、幅広い情報が得られる。飛行機で、目的地との行き来だけするより、ずっと面白い。息子の、鉄男の皆さんの事が、少しだけわかったし、足を踏み入れそうになっている。実際、自分のしたい事の1つに、Jリーグ全60(徳島除くと59)チームホームゲーム試合観戦がある。電車旅に絡めると、また色々楽しみが増えそう。

本当にいい体験ができた。息子よありがとう。
また行こうな。

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