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宇治から草津へUターン!上津屋橋と草津宿本陣を行く【ショッピングセンター編】

前回は上津屋橋までを記事にしたので、今回はその続きである。
上津屋橋を出た後すぐに次の目的地である草津へは直行せず、宇治市内を走行していた。
それにもワケがあったのだ。


マニアと行く商業施設巡り

実はこの旅、旅行オタク兼ショッピングセンターマニアの友人に同行して貰っていた。
その友人は宇治市内と城陽市内にある2軒のショッピングセンターに行きたがっており、そこへ行くのも目的の一つだったためである。

せっかくなので、友人のTwitterのリンクを貼っておこう。
この記事を読んでいるショッピングセンターマニアが居たら、是非とも彼のTwitterを見て欲しいと思う。
フォロワーの増え方からして、すでに界隈では知名度を上げつつあるようだ。

なお、その友人はラブライバーでもあり、その筋においては私よりも大先輩だ。
そのため、ドライブ中の車内では終始ラブライブ曲を流し続けていた


平和堂100BAN店

広くはない

マニアと向かった一軒目は、陸上自衛隊大久保駐屯地から近い場所にある平和堂100BAN店だ。
平和堂とは滋賀県に本拠を置くスーパーマーケットのチェーン店で、ホームである滋賀県のほかに周辺の愛知や京都などにも店舗を展開していることから、知名度は高い。

そういうわけで見慣れたスーパーマーケットなのだが、この100BAN店は一味違っていた。
さすがマニアが選ぶだけのことはある。
それでは画像をご覧いただこう。

友人提供の画像です

…おわかりいただけただろうか。
驚くことに、この平和堂はアーケードと合体しているのだ

この近くには大久保駅もあり、道路を挟んでいるとは言え駅前アーケードの一部のような感じなのだろうか。
ショッピングセンターについては素人の私には詳しいことは分からないが、珍しいものであるのは確かであり、このような光景はなかなか見られないから新鮮だった。

友人はマニアが興奮するポイントを教えてくれたり、素人の疑問や質問に対しても解説をしてくれたのだが、やはりこういう解説はありがたい。
さながら観光地のボランティアガイドのようだ。

マニア以外からすれば、商業施設そのものは関心が低い対象物であろう。
しかし、商業施設は身近に存在するものであるが故に、それが特殊な建造物であればあるほど、その違いが素人にも分かりやすく伝わりやすいものだと思う

なお、当該店舗の店名がなぜ「100BAN」なのかが気になっていたのだが、恐らく店舗の所在地の土地の地番号が「100番」であることに由来するのだろう。
所在地の表記は「宇治市広野町西裏100番地」であるが、これは所在地や住所であることを示すために「地」の一文字をつけ足しているに過ぎない。
そのため、土地登記簿上の土地の地番号はあくまでも「100番」という表記となるのだ。


イズミヤ大久保店

マニアと訪れた二軒目は、イズミヤ大久保店だ。
昭和46年開店の歴史あるスーパーであり、外観から内装に至るまで店内の至る所にレトロな雰囲気が漂う店だった。
それ故にマニア心をくすぐるようで友人も興奮していたが、私自身もこういうレトロなものが好きな方なので、実はなんだかんだ楽しんでいた。
さすがに一人で探し当てて訪れようと思う程ではないが

しかし、今回訪れたのは斯様な理由だけではなかった。
このお店、なんと令和5年3月31日を以て閉店してしまったのだ
閉店情報を知っていたからこそ、閉店する前に訪れて一目見ておきたいという事情があったのである。
ちなみにショッピングセンターマニアの間では、このような閉店前の商業施設を訪れる行為の事を「葬式」などと呼び習わすそうである。

いわゆる界隈の人間にしか通じない用語のようなもので、道路マニアで言えば国道標識のことをその形状から「おにぎり」などと呼び、都道府県道標識を同様に「ヘキサ」などと呼ぶのと同じようなものだ。

外観からも古さを感じる

三階まで上がった所で、エスカレーター付近にレトロな外観をしたポップコーンの自動販売機を発見した。
ドライブインのオートレストランにでも置いてありそうなレトロ感とでも言えばいいだろうか。

この自動販売機の驚くべきはその仕様で、なんと100円玉専用なのだという。
新500円玉の使用の可否についての注意事項は散見されるが、100円しか使用することが出来ない自動販売機は初見だ。
自販機マニアでは無いのでよく知らないが、恐らく古いものだと内部の機械を更新しようがない(もしくは費用対効果が見合わない)ので対応できないのだろう。

しかし、下部を見ると釣り銭口のようなものが見えるから、もしかしたらかつては100円玉以外にも対応していたのかもしれない。
釣り銭を補充する手間も削減したいというコストカットの一貫により、100円玉専用機にされてしまったのだろうか。
ご存知の方が居たら、ぜひ教えて欲しい。

まいう〜

またしてもレトロな一品を発見した。
老舗ホテルの遊戯コーナーにありそうなこの筐体は、石ちゃんことホンジャマカの石塚英彦氏を起用しており、デザイン等を見る限りそれなりに古そうだった。

大体20年くらい前のものだろうかと思い調べたら、発売されたのは平成20年と存外新しいものだったのも驚きだ。
ネットで少し調べた限りではレアな筐体らしいが、イズミヤ大久保店なき後は廃棄処分されてしまったのだろうか。


十二分屋

イズミヤ大久保店を出る頃には午後0時を迎えており、昼食をどこで済ますか考えていたところ、付近に醤油ラーメンの店を見つけたので行ってみることにした。
熟成醤油ラーメン十二分屋という店で、イズミヤ大久保店前の道路を僅かに南へ行った場所にある。

残念ながらグルレポなど出来ないので、結論から述べよう。
ここのラーメンはとても美味しかった。

小学生の如き語彙力のなさを恥ずかしく思う反面、結局のところ美味しいものは美味しいとストレートに形容するのが一番だと思うので、まあ問題ないだろう。
味覚などというものは千差万別十人十色、究極的には主観的なものである。
したがって、食べた人間が美味しいと思ったかどうかの主観的な意見さえ分かればよいと考えている。
それを美味しいと思えるかどうかは、各々が自らの舌で直に食べてみるより他ないのだから、詳細なウンチクなど無用だ。

月次な表現をすればアタリだった。
以前にも記事で書いたが、ラーメンとはギャンブルであり、その当たり外れの激しさは世の料理の中でも格別と言っても過言ではないだろう。
そのような中で美味しいラーメンを食べられたことに対し、感動していたのだった。

ごちそうさまでした

なお、この十二分屋というラーメンチェーン店は長浜にもあるようなので、そのうち再訪したいと思う。

しかし、なぜ静岡や山形にあって愛知県に無いのだろう…


昼食を済ませ、今回の旅も時間的にも折り返し地点に差し掛かった。
次の記事では、いよいよ草津宿本陣の事を書くとしよう。


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