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ティラノスクリプトの3D その10:最初のまとめ

使い方

今まで述べてきた内容を、一つのファイルに纏めました。

上記のファイルを解凍して出来た exten3D フォルダをティラノスクリプトの data フォルダーの下の others フォルダーの中に格納して、シナリオファイルの初期段階( first.ks の最初の方が適当) に [plugin name="extend3D"] タグを記述して、system フォルダーの config.tjs の50行辺りで定義されている  use3D 変数を true に設定すれば、今まで説明してきたタグが使えるようになります。
3D 素材としては、three.jsサイト からシステム一式をダウンロードして、解凍したフォルダー内の examples フォルダ内の models フォルダー内に結構あります。また、vrm は、VroidStudio で自作モデルを作ったり、アリシア のサイトからダウンロードできます。vrma に関しては、今の所 ここ だけのようで、後は他のモーションファイルから変換するしかないようです。MMDに関しては、モデルもモーションも山ほどありますので、探してみて下さい。スカイドーム用テクスチャーとしては、shutterstock というサイトから結構ダウンロードできます。

グループ関連タグ

モデルの親子関係制御用のタグに付いて説明します。

[3d_group_new]

入れ物だけのオブジェクトを作ります。以前話した他のオブジェクトの入れ物として使います。このオブジェクトに入れたいモデルを入れたい場合は、model を新規作成するときに、このモデル名を parent に指定して作成するか、以降で説明する、 [3d_in] タグで行います。
以下にパラメータを示します。
name :[必須] 作成するグループオブジェクトの名前です。作成後に参照するために使います。
animation :[選択] このグループオブジェクトを animationObjectGroup にするかどうかを指定します。"true" で指定です。デフォルトは、"false" です。
pos :[選択]このオブジェクトの位置を指定します。中身は無くても位置はあります。デフォルトは、"0" です。"1,2,3" のようにコンマで区切った文字列で指定します。
rot :[選択]このオブジェクトの回転を指定します。デフォルトは、"0" です。指定は pos と同様ですが、値はラジアンですので注意が必要です。
scale :[選択]このオブジェクトのスケールです。デフォルトは、"1" です。
parent :[選択]このモデルを既存のモデルの子にする場合、親の name をここで指定します。グループを子にする使い方も可能です。

[3d_in]

既存のモデルを別のモデルの子にします。既に別のモデルの子であっても入れ替わるだけです。但し、現時点では、親子が異なるモデルかをチェックしてませんので、間違えないようにしてください。
name :[必須] 子にさせたいモデルの名前です。
parent :[必須]nameのモデルの親にしたいモデルの名前を指定します。
posrotscale :これらは、3d_group_new と同様な意味です。これらを意識的に指定する理由は、ただ子として入れてしまうと、その時点の値は、親の変換値の影響下で値になりますので、グローバルとしてみた場合、変化してしまうからです。

[3d_out]

既存のモデルを別のモデルの親から独立します。この場合親を意図的に指定する必要はありません。
name :[必須] 独立させたいモデルの名前です。
posrotscale :これらは、3d_group_new と同様な意味です。これらを意識的に指定する理由は、ただ子として入れてしまうと、その時点の値は、親の変換値の影響下で値になりますので、グローバルとしてみた場合、変化してしまうからです。

最後に

今回で最初の段階の投稿は、完了とします。暫くは、モデルやモーションの自作や、自作ゲームで使っていこうと思います。その過程で改修や、機能追加があれば随時公開するつもりです。また、使ってみておかしいところがあれば、コメントを頂ければ対処する場合もあるかもしれません。

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