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【有料級】無人店舗の作り方

こんにちは、サンキュア株式会社代表取締役のべーやんです。初めてnoteに投稿するため稚拙な文章、構成になっているかもしれませんが何卒ご容赦ください。
私がサンキュア(セルフ酸素ルームサロン)を開業するまでの流れを書いていきます。
無人型の店舗を作ろうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。


商材の選定


©日本気圧バルク工業株式会社

無人業態の店舗があるサービス一覧

昨今の労働人口の減少により、サービス業は400万人の働き手が不足されると言われており、現在あらゆる店舗型サービスが無人化・省人化に舵を切っている状況です。特に無人店舗と相性が良いとされているのはフィットネスジム・脱毛サロンなどヘルスケア領域と言われています。下記に無人運営で提供されているサービスをあげます。
・フィットネスジム
・脱毛サロン
・美容エステ
・ハイフ
・ヘアサロン
・ネイルサロン
・餃子/ラーメン/スイーツ/野菜等の食品販売
・コンビニ
・本屋
・カラオケ
・コワーキングスペース
・サウナ
・酸素カプセル・酸素ルーム

etc

個人的に重視したポイント

■ニーズ調査
→導入したいマシンの利用者数、認知度、満足度調査などをググって調べました。また、ミルトークのような消費者アンケート調査サービスを使うのも良いと思います。
あとはわたしは個人的に酸素カプセルによく入っていて効果を実感していたので自分がそのマシン・サービスに対して思い入れがあるかというのも重要かもしれません。
市場規模
→○○市場規模でググったり、市場規模マップみたり、chatGPTを使って推測しました。酸素ルームの市場規模を出すのは非常に難しかったです💦
未だに私が出した市場規模が正しいのかすら分かりません。このあたり別の記事で取り上げたいと思います。
競合数
→ググって調べました。
導入コスト
→マシンの製造元に聞くのが手っ取り早いし確実です。私は国内全ての酸素カプセル・ルーム製造メーカーに話を聞きにいきました。
安全性
→無人で運営するためマシンの安全性は非常に重要なポイントです。
事故情報データバンクやググって調べました。
※事故情報データバンクはマシンの不具合による事故だけじゃなくて、契約トラブルなどもカウントされているので要注意。

さらに商材が決まったら、どのメーカーのモノを購入・導入するかも考えないといけないのですが、このあたりは別の記事で紹介します。

店舗物件探し

サンキュアは三鷹駅南口から徒歩3分ほどの三鷹第三ビルという賃貸マンションの一室を借りて運営しています。ちなみに、無人業態の店舗運営を嫌うオーナーが多く物件探しはかなり苦労しました💦

私の店舗探しの流れとしては

エリア選定

→私が重視したポイントは『自宅から1時間圏内であること』、『地域属性、住民属性がやろうとしているビジネスと親和性が高いかどうか』、『競合の数』です。『地域属性、住民属性がやろうとしているビジネスと親和性が高いかどうか』に関しては候補エリアの商工会に行って話しを聞くなどして精度を上げた方が良いかもしれないです。

商圏分析

→JSTATmapという地理情報システムを使用しました。あとは実際に現地にいって自分の目で確認しました。
※有料のサービスをいくつか触ってみましたがJSTATMAPで充分です。

空き店舗探し

→アットホーム、テンポダス、ホームズ、居ぬき店舗.com等一通り使いましたが、こういう空き店舗情報をまとめているサイトから見つけるのは至難の業です。空き店舗探しは地域の不動産屋にお問い合わせをして条件を伝えて探してもらうのが一番早いと思います。理由としては、「無人運営可」、「24時間営業可」のような条件はサイトには掲載されておらず、不動産会社からオーナーに聞いてもらう必要があるからです。あと大体物件情報サイトに載っている物件は地元の不動産屋知っていますしサイトに掲載されていないお宝物件を知っている場合もあります。また、近隣トラブルを回避するために、同じ建物に住んでいる人の特性は見ておいた方が良いです。特に借りる部屋の左右上下、どんな人が住んでいるのかはチェックするべきです。

店舗内装

サンキュア内装

内装デザイン

サンキュアは誰でも安心して使える清潔な空間をコンセプトにしました。
イメージキャラクターのサンペンくんが水色なので、壁の色は水色、清潔感・安心感を感じてもらうために天井は白、床はベージュの木目にしました。内装デザインはこのアプリを使って考えました。

店舗什器

机、椅子はIKEA、照明はアイリスオーヤマのスピーカー付LEDシーリングライト、カーテンは水色の縦型のブラインドカーテンにしました。
→個人的に一人で誰もいない空間にいるの結構寂しいのでサンキュアでは常時音楽を小さく流しています。使用している音楽アプリはこちら。
月々550円で安くて、非常に使いやすいです。

ちなみに、多くの無人型の店舗サービスの店内は音楽を流していないところが多いです。お店のコンセプト、ブランディング、利用者属性を考えて流していないのであればよいと思いますが、個人的には音楽が掛かっていたほうが安心すると思います。特に夜中に女性が一人でとなると心理的な不安が高まるので、音楽をかけて少しでも安心できるような空間にしたいですね。

店内ポップ・マニュアル

無人店舗における店内ポップは『スタッフ』と同義です、導線を考えて適切な場所に適切なポップを貼る必要があります。ポップが沢山貼ってあるとうっとおしく思われるんじゃないかと懸念するかもしれないですが、個人的にはうっとおしいと思われても、お客様に充分にサービスを満喫してもらうことを優先して、そのために必要な情報はキチンとポップにして掲示したほうが良いと思っています。
ポップ・マニュアルはCanvaで作りました。

看板・店舗表札

サンキュアの看板(ウォールサイン)

内装ではないですが、看板と店舗表札も必要になります。看板に関してはオーナーに掲示の許可を得らないといけないので、全ての物件で看板が出せるとは限りません。

無人運営のためのインフラ導入

無人運営に必要なツールは下記の通り
・web予約・決済サービス
・遠隔開錠サービス
・遠隔タイムマネジメントサービス
・防犯カメラ
・セキュリティシステム
・LINE(あった方が良い)
・サービスサイト(あった方が良い)

取り扱う商材によって選ぶツール・サービスが変わってくると思いますので、このあたりはまた別の記事で取り上げようと思います。

LINEの構築

無人運営だと、カウンセリングをしたり、接客したりすることができないので、回数券をおススメして顧客単価を上げたり、クーポンをお渡ししてリピート率を上げるみたいな施策ができないです。その役割を担うのがLINEになってきます。また、サンキュアはお問い合わせ先をLINEに集約しており、LINEの運用が顧客満足度に直結してきます。
👇がサンキュアの公式アカウントです。
画像をタップするとこのLINEアカウントに遷移します。

サンキュアの公式LINEアカウント

LINEの構成要素

===必須===
・基本情報
・アイコン・カバー写真
・あいさつメッセージ
・リッチメニュー画像
・リッチメニューの内容

===やった方が良い===
・LINE公式アカウント機能拡張ツール(Lステップ、Liny、エルメ等)
・認証アカウント申請
・LINE友達特典の用意
・ステップ配信の構築

LINEを上手く活用すれば、性別、年齢、住んでいる地域、その人が抱えている悩み、累計来店回数、最後に来店してからの日数等の情報を用いてパーソナライズしたメッセージ配信、コミュニケーションがほぼ自動で可能になります。

余談ですが、私は本業で美容クリニックのLINEアカウントの構築をやっていて既存の患者様の再来院率を上げることを目的に運用しています。これが見事にハマって運用1年半で友達人数5000人超え、売上昨年対比125%を達成して1年で8000万円以上売上を伸ばすことができました。(開業16年で過去最高の売上になります)。他にも1年運用して友だち3000人、友だち1600人の美容クリニックのアカウントを運用していますが、この二つのLINEアカウントも売上に大きく貢献しています。
ここら辺のノウハウも別で記事を作成したいと思います。

集客(WEBサイト)

最後にwebサイトですが、友人と一緒にSTUDIOというノンコードのサイト作成アプリで作成しました。

webサイト作成の流れ

■コンセプト作成
→サンキュアは「頑張るあなたの心と身体の健康をサポート」をテーマに性別・年齢問わず色々な人に使って欲しいので、誰がみても分かりやすくデザインは凝らずにシンプルな作りにしました。また、酸素カプセル・酸素ルームを利用したことが無い方にもその効果が伝わりやすいようにLPのような構成にしています。
■サイトの構成要素の検討
→サービスの基本情報、アクセス情報、利用規約、プライバシーポリシー、SEO対策用のコラムページ
■サイト作成
→STUDIOのテンプレを使用しました。ほぼ友人にやってもらいました。
注意しないといけないのは、STUDIOはモバイルのレスポンシブ対応に弱く、すぐにモバイル端末のレイアウトが崩れます。
現代人は8割の人がスマホでネットをみるのでモバイルファーストでデザインを作ったほうが良いと思います。
■ドメインの獲得
→さくらのレンタルサーバー、エックスサーバー、など色々なレンタルサーバーがありますが、正直どこでもよいと思います。
■サイト公開作業
→STUDIOのデザイン管理ページの右上のボタンをぽちっとするだけです。
■Googleアナリティクス、Google search consoleとの連携
→これもSTUDIOのマニュアルに沿ってやりました、かなり楽です。
Google search consoleからクロール・インデックスリクエスト
→クロール・インデックスリクエストをしないと検索エンジンに情報が追加されず、いつまでたっても検索結果に表示されないという状況になります。

以上が私が実施した無人店舗を作るまでの一連の流れです。
一番苦労したのは物件探しですかね、こればかりは運もありますので。

終わりに:サンキュア株式会社 事業紹介

ここまで、記事をご拝読いただきまことにありがとうございます。
サンキュア株式会社は下記の3つの事業を展開しております。

セルフ酸素ルームサロン『サンキュア』の運営

『サンキュア』サービス概要:一流のアスリート、実業家、タレントが身体のメンテナンスで愛用する酸素ルームがお手頃価格で使える!ヘルスケア、パフォーマンスを向上させたい方にぜひご利用いただきたいです🐧
ワーキングスペースとしての機能もあり、作業しながら身体のケアもできます✨

オープン記念として全メニューが1,000円OFFになるクーポンも発行中です。
クーポンコード:sankyuamitaka

下記の予約サイトの決済画面でクーポンコードを入力してください。
初回限定プランとの併用で『75分 3,300円』→『90分 2,300円』になります。
2人同時にご利用いただけるプランなので、一人が不安な方はぜひ友人とご利用してみてはいかがでしょうか😄

無人店舗運営のノウハウ提供(コンサルティング)

無人店舗の収支計画書(初期費用、ランニングコスト)の作り方、ミスるとヤバいツールの選定、無人店舗ならではの防犯対策、無人店舗ならではのLINE構築などなど、この記事では紹介していない、無人店舗作りに重要な『あれこれ』はまだまだ沢山あります。
これから無人店舗を作ってみたいけど、どうやって進めればよいか分からない方等、無人店舗運営に興味がある方は気軽にお問合せください。

病院・美容クリニックの集客コンサルティング

LINE、SEO、MEO、web広告、SNS、ポスティング、電車広告を活用した集客施策立案・実施・効果検証まで一気通貫でやっております。
また、医療広告ガイドライン・薬機法を遵守したクリーンな運用を徹底しております。ご興味ある方は気軽にお問い合わせください。

今後ともサンキュア株式会社をよろしくお願いいたします🐧



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